医療法人社団大栄会 名古屋桜通デンタルクリニック

佐橋 弘高院長、中根 沙矢佳部長

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千種駅、車道駅からいずれも徒歩3〜4分。桜通りからすぐのスタイリッシュな白い建物と大きな鏡の柱が印象的な「医療法人社団大栄会 名古屋桜通デンタルクリニック」。2016年11月に移転オープンした同院は、かねてより訪問診療をメインにしてきた歯科医院である。2016年4月から院長を務める佐橋弘高先生の代から外来診療もスタートし、地域の患者の歯の健康を先を見据えて見守り続けていきたいと語った。佐橋院長が担当する一般歯科、高齢者歯科、障害者歯科、摂食嚥下リハビリテーションに加え、中根沙矢佳先生の審美歯科、予防歯科、口腔外科のタッグでより質の高い歯科医療をめざす同院。患者の一生に寄り添いたいと語る佐橋院長と、外来の未来を担う中根先生に診療の方針や今後の展望を語ってもらった。
(取材日2017年5月9日)

外来診療と訪問診療で幅広く対応する歯科医院

―訪問診療が占める割合はどのくらいですか?

【佐橋院長】当院は10年以上の訪問診療の実績があり、8割以上が訪問診療の患者様です。現在、10名のドクターが訪問診療を担当しています。開院以来、訪問診療をメインに行ってきましたが、昨年の11月に現在の場所に移転し、外来診療を本格的に開始しました。

―外来診療と訪問診療、それぞれの患者層は?

【中根先生】お子さんから高齢の方まで幅広い年齢の方が来院されますね。平日は、会社帰りの30〜50代くらいの方が多いです。久しぶりにクリーニングをしたいとか、痛みが出てきて会社帰りにどうしても寄りたいという方も多いですね。
【佐橋院長】訪問診療の対象となる方は、通院が困難な方です。やはり一番多いのは65歳以上の高齢の方ですね。中には障害があるお子さんや、精神病院に入院されている若い患者さんもいらっしゃいます。対象となる地域は医院から半径16kmの範囲と定められていまして、さまざまな所に伺っています。名古屋市はもちろん、隣接する市町村へも一部訪問が可能です。

―訪問診療を始めたきっかけは?

【佐橋院長】研修医時代にお世話になった先生が、地区の歯科医師会の会長をされてまして、そのつながりで特別養護老人ホームの訪問診療をしていらっしゃいました。私も同行させてもらっていたのですが、研修医時代の私にはとても衝撃的な現場でした。口の中が放置された状態で過ごしている人がこんなにもたくさんいるんだと……。そして、ある90歳を超えた患者さんが「身寄りもなく一人で寂しい。身体もあちこち痛いしもう生きているのがつらい。死にたい。」と診察のたびにおっしゃっていたのが忘れられませんでした。私は何と声をかけて良いかわからず、ただただうなずく事しかできませんでした。それ以来、人生の終わりを迎えていく方々や、苦難に向き合っている方々のために何かできないかと考えるようになりました。歯科医師として、一人の人間として、さまざまな方の苦しみに寄り添いたいと思っています。



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