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松岡 正敬 院長の独自取材記事

松岡醫院

(世田谷区/千歳船橋駅)

最終更新日:2021/12/16

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世田谷区桜丘、世田谷通り沿いの医療モール2階に「松岡醫院」はある。広い共用駐車場が使えるほか、千歳船橋駅からは歩いて15分ほど。用賀駅や成城学園前駅からのバス便も豊富で通いやすいクリニックだ。あえて旧字体を用い、レトロな書体で描かれたロゴが印象的なエントランスを抜けると、どこかクラシックホテルのロビーのようなシックな雰囲気。「患者さんが安らげる空間をつくりたかったんです」と笑う松岡正敬院長自らが設計を手がけたそうだ。脳神経内科での豊富な診療経験を持つ松岡院長は、頭痛や物忘れ、めまい、しびれなどの症状から風邪などの感染症による諸症状、生活習慣病の管理まで幅広く診療を展開している。松岡院長に、クリニックの特徴や診療への想いなどを話してもらった。

(取材日2021年9月22日)

照明や採光にも配慮し、自ら内装を設計

2017年に開業されたクリニックと伺いました。

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はい。赤坂や日比谷、六本木など、都心の総合病院やクリニックで勤務していましたが、そろそろ開業を考えていたところ、ある人を介してこのビルを紹介されました。住宅街の中で地域のかかりつけとして医療貢献したいとの思いもあり、また自宅も近いので、この場所での開業を決めました。都心ではビジネスパーソンを中心に診てきましたが、こちらではファミリー層にも多く来ていただいています。私の専門は脳神経内科で、難しい病気をお持ちの患者さんも多く診てきましたが、地域のクリニックとしてどんな症状でも診る、どんな方でも診察するようにしています。今まで30年以上にわたる医師の経験を生かすとともに、さまざまな医療機関や医師とのネットワークがありますので、先生方と密な連携をとりながら最善の医療を提供できるよう努力しています。

くつろげる待合室を中心に、おしゃれですてきなインテリアですね。

ありがとうございます。開業にあたっては、既存のクリニックのイメージを払拭したいと思い、設計から関わりました。もともとデザインや建築に関心が高く、一時は建築の道に進もうかと考えたこともありました。ここにいらした患者さんが少しでも安らげるよう、照明や採光、建具などにこだわりました。実は父が新橋で1956年から約60年間、86歳まで開業医をしており、その診療室の壁に光を通しつつ視界を遮るガラスブロックが用いられていました。外から診療室の様子は見えないけれど、診療室からは外の光や人の気配を感じられ、密室感が軽減された空間となっていたのです。密室になると患者さんも緊張されますので、当院の診療室にも取り入れました。医院の表記については、少し悩んだのですが、父の医院を継承する意味も込めてあえて旧字を使った表記を採用しました。

こちらのクリニックの特徴はどんなことでしょうか。

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特徴がないのが特徴かもしれませんね(笑)。私は脳神経内科が専門ですが、CT検査や入院が必要な場合など当院ですべてフォローできるわけではありません。これまで30年以上いろいろな症状の方を拝見してきた経験がありますので、それらを生かしながら、どういう訴えの方でもよくお話を伺って、解決に至る道筋をお示しすることが大切だと考えています。高度で専門的なことや先進的な医療は大学病院などでバリバリやっている若い医師に任せて、私は地域に暮らす方々のお話に耳を傾けていきたいと考えています。可能な限りここで診ますが、もし対応できない場合はいろいろな病院や各科の先生方とのネットワークができていますので、適切かつ速やかに紹介しています。

長引く頭痛に幅広い治療法を用意。痛みの制御をめざす

頭痛専門の診療も行っているそうですね。

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「頭痛持ち」という言葉があるように、長く苦しんでいらっしゃる方も多い頭痛。身近な症状であることから「たかが頭痛」と軽視されがちでしたが、近年頭痛による社会経済的損失が大きいとする研究なども発表されています。医療の進歩により、いまだ根治療法は難しくても、さまざまなアプローチの方法が新たに開発されています。丁寧に原因を探り、適切に対処していくことで、痛みをコントロールしていくことが可能になりつつあります。当院では従来の投薬治療に加え、月に一度の注射で片頭痛発作の発生を抑制していく抗CGRP抗体製剤の注射や、群発頭痛に対する在宅酸素療法なども導入しています。選択肢を幅広く用意しておりますので、これまでの治療で改善の実感が持てなかったという方でも、諦めることなく前向きにご相談いただければと思います。

頭痛に悩む人は増加傾向にあるのでしょうか。

新型コロナウイルス感染拡大により、世の中がどんよりと暗いムードになっていることで、メンタルの不調から頭痛や頭の重さを感じるとのご相談は増えています。長引く自粛や在宅勤務など生活の変化によるストレスから、不定愁訴として出ているのです。また、低年齢化も進んでおり、スマホなどの利用が増えたことで小学校時代から頭痛に悩まされている子も増えているようです。

脳神経内科と精神科を混同している人も多いとか。その違いについて改めて教えてください。

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脳神経内科の「神経」は、脳や脊髄、末梢神経など臓器としての神経系を意味していて、脳や脊髄、末梢神経、筋肉の疾患を内科的に診療する科です。症状としては、頭痛、しびれ、めまい、手足が勝手に動いてしまうなどいろいろあります。脳梗塞、脳出血などの脳卒中、パーキンソン病や多発性硬化症といった難病もその対象です。症状が全身に及びますので、全身を診る科ともいえるでしょう。一方、精神科は、うつ病や統合失調症といった病気を診療します。精神科の病気のほとんどは脳を見ても何も異常を見つけられない点が、脳神経内科と異なる点です。また、心療内科もありますが、こちらはストレスが原因で体に不調が起きた場合に診察する科です。

脳神経内科を専門とされた理由を教えてください。

恩師の人柄に魅かれたのが大きなきっかけです。恩師は「私に10年時間をくれ。そうすれば君を一流の医師にする」と話してくださいました。そのようなことを話す教授はほかにいなかったと思います。それでこの先生についていこうと決めたのです。実際、10年後に博士号も取得できました。脳神経内科の疾患はまだわからないことも多いのですが、学問的にとても面白かったですね。恩師からは脳神経内科は全身どんな症状でも診ていくことが重要と常に教えられ、この教えは今もとても役立っていると感じています。

どんな症状でも、どんな人でも、安心して話せる場に

診療の際に心がけていらっしゃることは?

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患者さんと同じ立場、同じ目線に立つことです。そして、患者さんのお話をよく聞くことです。患者さんはまず話を聞いてもらいたいと思っていることが多いでしょう。よく話を聞いてもらえたというだけで、少しは不安も解消するかもしれません。つらい思いや悩みを医師と共有できたことで安心する方もおられるでしょう。さらに、患者さんの生活背景を知ることは、適切な治療をご提案するために欠かせないことでもあります。そのため、診察にはできるだけ時間をとるようにしています。ただ他にも患者さんが待っておられる場合は、患者さんの性格やお体の状態なども含めて臨機応変に対応するようにしています。患者さんが感じておられる痛みやつらさなど、言葉で表現するのが難しい面もありますので、できるだけ話しやすい雰囲気をつくるようにしています。内装にこだわったのも、患者さんに安心してどんなことでもお話していただきたいと願ってのことなのです。

趣味や健康の秘訣があれば教えてください。

よく食べ、よく飲むことでしょうか(笑)。幸いあまり体型が変わらない体質のようで、高校時代のセーターを今でも着ているほど。コロナ禍で外食も難しくなりましたが、フレンチのシェフと焼き鳥をいただいたりと、気の合う仲間と一緒に楽しんでいます。あと、ファッションも好きで、以前知人に誘われてテーラードスーツ姿の男性の写真集のモデルになったこともあるのですよ。

では最後に今後の展望をお願いいたします。

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少しでもこの地域に暮らす方々のお役に立ちたいと思っています。1985年、つまり昭和60年に医師になって以来、平成・令和と時代を超えて経験を積んできましたので、何かしらお役に立てることがあるかと思います。一般内科から生活習慣病、頭痛やめまい、しびれ、物忘れなど、どんな症状やお悩みでも相談に来ていただきたいですね。予約も可能ですので、気軽にお声がけください。

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