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大竹 康敬 院長の独自取材記事

おがわ耳鼻咽喉科クリニック

(知多郡東浦町/緒川駅)

最終更新日:2020/04/01

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JR武豊線・緒川駅より徒歩2分。巨大なショッピングモールのすぐそばにある「おがわ耳鼻咽喉科クリニック」は、開院して2年ほどの新しいクリニックだ。大きく作られた窓からは温かい日差しが差し込み、内装のそこかしこにあしらわれた緑色のおかげで、安らげる雰囲気を感じられる。立地がら、子どもの患者が多いという同院。院長の大竹康敬先生は柔和な笑顔を携えて「怖がらせないよう、できるだけ優しく話しかけるようにしています」と診察時の心がけを話してくれた。そんな先生が、このクリニックでの診察を通して伝えたい思いとは何なのだろうか。開院に至るまでの経緯や自身の来歴、同院で受けられる診察内容まで、幅広く話を聞いた。
(取材日2018年8月1日)

耳鼻科の家系に育ち、落ち着けるクリニックを開院

先生が耳鼻科の医師をめざしたきっかけを教えてください。

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もともと、両親が刈谷市で耳鼻科の医院を開業していました。小さい頃からその背中を見てきたのですが、私自身も鼻が弱く、耳鼻科にかかっていた人間でしたので、耳鼻科の診察に対するハードルというか、そういったものはありませんでした。医師として両親が見せてくれたもの、そして自分が患者として感じたことを踏まえて、耳鼻科医の道を究めたいと思い、大学や病院で多くの研鑽を積んできました。そして自身の結婚を機に、その思いを形にしたいと思うようになり、開院の運びとなりました。現在、開院してもうすぐ3年目になります。

開院にあたり、クリニックづくりでこだわった点はどこですか?

まず、電車でのアクセスは良いのですが、車でも通いやすいクリニックにしたかったため、駐車場を広くしました。東浦・大府・刈谷の方は、お車での移動が多いようですので、利便性には気を遣いましたね。院内について言えば、待合室から診察、ネブライザーへの流れがスムーズにいくように、動線を意識して設計しました。また、レントゲンではわからないようなカビや腫瘍なども早期に発見できるようになるため、CTも導入しました。院内は待合室にイメージカラーとして緑色を用いることで、心安らぐような空間を意識しました。授乳室や、補聴器相談ができる個室なども設け、幅広い世代に頼っていただけるような設計にしています。

こちらではお子さんの患者さんが多いと聞きました。

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そうですね。駅も近く、ショッピングモールもあるからか、このあたりには新しい人が多くみえるような気がします。患者さんも、昔から住まわれているご年配の方と、子どもさん連れの若いお母さんたちと、どちらも見えますね。でもやはり、お子さんの患者さんのほうが多いかな。私自身も小さい子どもがおりますので、お子さんがつらそうにしていて心配なお気持ちはよくわかります。鼻の奥や耳の中といった、デリケートな部分に触れることの多い耳鼻科の処置は、嫌がるお子さんがほとんどです。できるだけ怖がらせないように、優しく話しかけることを心がけて、診察をしていきますのでご安心ください。また、当院のコンセプトは「人にやさしいクリニック」です。お子さんだけでなくどんな年齢層の方がいらっしゃっても、丁寧に対応できるように、日々努めております。

ニーズに合わせ、幅広い世代の症状に柔軟に対応

小児科・耳鼻科・内科など、お子さんが病気の時の使い分けに悩まれている親御さんも多いようです。

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小さなお子さんは自分で症状を訴えることが難しいですよね。どんな様子か、またそれがいつごろからどの程度続いているかをよく見て、親御さんの判断で受診する科を選択していただければと思います。私の考えですが、鼻水や鼻づまり、喉の痛みや腫れは、耳鼻咽喉科の受診をお勧めします。お子さんの場合、鼻水を吸引してあげるだけで楽になったり、ネブライザーですぐに対処できるからです。しかし喉の痛みでも、咳が続くなどのときは、胸や呼吸器に問題があるかもしれませんので、内科や小児科がいいかなと思います。一番いいのは、何科のドクターでも、そういったときにすぐに頼ることができるかかりつけ医を持つことですね。

こちらで受けられる治療について、もう少し詳しく教えてください。

耳、鼻、喉の一般治療のほか、難聴や耳鳴りの検査、各種定期検診、ワクチン接種、業者さんによる補聴器の相談も行っております。睡眠時無呼吸症候群の検査は、キットをお渡しするので、ご自宅で一晩行っていただきます。入院するのは大きな病院でないと難しかったり、仕事をされている方ではなかなか時間をつくれないという方もいますので、こういった検査は便利だと好評をいただいております。また、昨年から始めた禁煙治療も、徐々に希望される方が増えてきています。ニーズがあったことなのだなと実感しますね。喉や鼻の疾患はタバコによる影響もないとは言い切れません。それぞれの生活スタイルに合った方法で無理なく禁煙を進めていきますので、始めようか悩まれている方はぜひ一度ご相談ください。

これまでのご経験で、一番印象に残っているエピソードを教えてください。

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病院で勤務医をしていたときの話になります。病院はクリニックに比べ、患者さんの来院間隔がどうしても空いてしまいがちです。少し期間が空いてしまうと症状が悪化してしまったり、経過を細かく見ることができず病状が変化したりということがありました。例えば、「声枯れが続いている」という患者さんが、やがてご飯も食べられないほどになってしまい、実は喉に菌が付着していた、といったことも。もう少し早く、来院を呼び掛けてあげられたら、と思うことがたびたびあり、とてももどかしい思いをしたものです。ですから、自分が開院するときは、患者さんの様子を間近で感じられるようなクリニックにしたいと思いました。細かな変化もできるだけ見逃すことのないよう、なにかあれば病院へ紹介状を出すなどして、連携をとって診察をしています。

将来の展望に向けて、今は手の届く範囲の医療を

スタッフさんたちはどのような方が多いですか?

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現在は、看護師3名、事務スタッフ2名が在籍しています。私が特別何か指導していることはないのですが、受付では言葉遣いも丁寧で電話応対などで、患者さんからは「感じがいいね」と言っていただくこともしばしばです。看護師は、他のクリニックでの経験がある方たちが多く、ワクチンや保険の話などは、逆に私のほうが聞くこともありますよ(笑)。スキルもあり、人当たりもよいスタッフたちに支えられてありがたいなと実感しています。親身になって接してくれている彼女たちのおかげで、このクリニック自体も地域の方々から親しみやすい印象を持っていただいているのかもしれないですね。

地域とのかかわりについて、今のお考えをお聞かせ下さい。

まだ開院して2年目ということもあり、まずは認知していただくことが大切かなと思っています。地域の方々と交流も図っていきたいですが、皆さんに「ここなら何かあったら頼れる」と思っていただけるように精進していくつもりです。そのためには、治療の技術(ハード面)もさることながら、日頃の診察における一言一言であったり、難しい説明を図や写真で分かりやすくしたりといったソフト面も重視していかなくてはと思っています。

今後の展望についてお聞かせください。

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いつというわけではありませんが、地域の方々に周知され、信頼関係を構築できたあかつきには、訪問診療もできたらとは思っています。クリニックへ来られなくなった患者さんのことも、しっかり診ていきたいですね。しかし正直なところ、こうしていきたいという思いよりも、今は普段の診療を大切にしたいという思いが強いですね。患者さん一人ひとりに丁寧に向き合い、自分の手の届く範囲の医療をする。それが今自分のするべきことかなと認識しています。「ちょっと相談があるんだけれど」というように気軽になんでも話していただけるような、そんな医療を今は実践し続けたいですね。

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