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幅広い選択肢のある入れ歯治療
保険診療と自由診療の違いについて

やまじ歯科医院

(北九州市小倉北区/南小倉駅)

最終更新日:2022/09/07

やまじ歯科医院 幅広い選択肢のある入れ歯治療 保険診療と自由診療の違いについて やまじ歯科医院 幅広い選択肢のある入れ歯治療 保険診療と自由診療の違いについて
  • 保険診療
  • 自由診療

虫歯や歯周病で歯を失ったときに、その歯を補うための選択肢の一つとして義歯(入れ歯)治療がある。「義歯=保険適用」というイメージを持つ人も多いかもしれないが、実はそうではない。保険診療が適用される義歯もあれば、保険が適用されない、いわゆる自費診療の義歯もある。「保険内でも義歯は作れますが、使用できる材料や製作にかけられる時間が決まっているため、限界があるのも事実です」と語るのは「やまじ歯科医院」の山地将太院長。義歯治療を専門的に学び、より精密な義歯を患者に提供すべく、日々取り組んできた。今回は、山地院長に義歯治療のメリットや、保険診療と自由診療の違いなどについて詳しく話を聞いた。

(取材日2021年7月14日)

自分に合った義歯を手に入れて、食べる喜びを感じられるように

Q歯を失った場合、どのような治療の選択肢があるのでしょうか。
A
やまじ歯科医院 義歯治療を専門としている山地先生

▲義歯治療を専門としている山地先生

歯を失ったときの選択肢としては、義歯、インプラント、ブリッジがあります。このうち、ご高齢の方にポピュラーな治療法が義歯です。インプラントは自分の歯のようにしっかり噛める状態が期待できるメリットがありますが、外科的な手術を要します。また、基本的に自由診療ですので費用が高額になりがちです。ブリッジの場合、インプラントのような外科的手術は必要ありませんが、欠損した歯を補うために両隣の健康な歯を削らなくてはならず、歯の寿命が短くなる可能性があります。どの治療法にも一長一短があり、ご自身の口腔内の状態やライフスタイル、コスト面での負担などを十分考慮して決めることが大切です。

Q院長が考える義歯治療のメリットについてお聞かせください。
A
やまじ歯科医院 しっかり噛める義歯の提供をめざす

▲しっかり噛める義歯の提供をめざす

インプラントはメリットも多いのですが、年齢を重ねられた方の場合、外科的手術に耐えられるかどうかが問題です。顎の骨や体の状態によっては、治療をお断りするケースもあります。また、インプラントは人工歯なので天然歯に比べて炎症を起こしやすく、継続的なケアが必要です。ブリッジは残っている歯を支えとするため、欠損歯が多いと治療が難しいでしょう。一方、どの状態でも対応できるのが義歯のメリットです。インプラントやブリッジと違って取り外し可能なので、お手入れも手軽にできます。しかし、噛む力や噛み心地は、固定式のものほど良くありません。当院では細かい調整を行うことで、しっかり噛める義歯の提供に努めています。

Q保険診療で対応できる範囲について教えてください。
A
やまじ歯科医院 保険と自費の違いについて説明した後、患者に選択してもらう

▲保険と自費の違いについて説明した後、患者に選択してもらう

保険診療の場合、必要最低限の機能回復を目的としているため、材料や作り方が限られています。使用できる素材はレジンというプラスチック合成樹脂のみで、費用は抑えられる反面、審美性や機能性、耐久性の面では、自費の入れ歯に比べるとどうしても劣ってしまいます。保険の入れ歯を洋服に例えるなら、万人に合わせて作られた既製服のようなもの。それがぴったり合う患者さんもいますが、誰にでもフィットするとは限りません。なかなかしっかり噛めるようにならず、何度も作り直して、入れ歯コレクターになっている方も多くいらっしゃいます。保険の入れ歯だから悪いというわけではありませんが、限界があることを知っておいていただきたいです。

Q自費診療のメリットについてはいかがでしょうか。
A
やまじ歯科医院 自費で作製する義歯は細かな調整が可能

▲自費で作製する義歯は細かな調整が可能

自費診療では、素材や製作工程に制限がないため、お一人お一人に合ったフルオーダーメイドの義歯を作ることができます。良い材料を使いさえすれば、何でも噛める義歯ができると思っている患者さんもいらっしゃいますが、実際はそう単純ではありません。料理と同じで、いくら素材が良くても技術が伴わなければ、ご要望に沿ったものを作製することは難しいでしょう。その人に合った義歯を作るには、精密な型採り、噛み合わせのチェック、細かな微調整をしっかり行う必要があります。自費診療の義歯は、そこに手間と時間をかけられるのがメリットです。そのため、保険の義歯に比べて完成までに少し時間を要します。

Q義歯の完成後も定期的なメンテナンスは必要ですか?
A
やまじ歯科医院 義歯治療後は定期的なメンテナンスを行う

▲義歯治療後は定期的なメンテナンスを行う

残念ながら、義歯には寿命があります。自費の義歯のほうが保険のものに比べると長く持ちやすいですが、それでも一生使えるわけではありません。義歯をできるだけ長く使うためには、セルフケアと定期的なメンテナンスが重要。義歯のお手入れを怠ると、口の中に細菌が繁殖し、肺炎などを起こす可能性があります。毎食後のブラッシング洗浄と、1日1回の漬け置き洗いが基本です。また、義歯を長く使っていると、だんだん合わなくなるケースがあります。そのため、クリニックで定期的に調整することが大切です。ご本人も気づいていない噛み合わせの不具合もきちんと調べて対応します。少しでも違和感があれば、気軽にご相談いただきたいです。

ドクターからのメッセージ

山地 将太院長

しっかり噛んで、おいしいものを食べることは人生の喜びです。義歯治療を通して、一人でも多くの方がよく噛んで食べられるようにお手伝いできればと考えています。当院では、保険の義歯、自費の義歯のどちらにも対応可能です。保険診療でも自費診療でも全力で治療に取り組みますが、最適な義歯を提供しようと思っても、保険の制約があって同じようにできないことがあります。それぞれの違いを知って、ご納得のいく治療を選択していただきたいです。歯を失った場合、いくつかの選択肢がありますが、歯を失わずに済むのであればそれに越したことはありません。そのために、できるだけご自身の歯に興味を持ってほしいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

義歯(片顎)/20万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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