全国のドクター14,087人の想いを取材
クリニック・病院 156,461件の情報を掲載(2025年11月15日現在)

ドクターズ・ファイル会員でできること

予約情報をマイページ上で管理できます!

過去の予約を一覧化

予約内容の確認

予約の変更・キャンセル※

※一部対象外の医療機関もありますので、あらかじめご了承ください

会員登録がお済みでない方は

すでに会員の方は

  1. TOP
  2. 大阪府
  3. 大阪市中央区
  4. 心斎橋駅
  5. 大阪心斎橋呼吸器内科・内科クリニック
  6. 長引く咳は軽視せず早めに呼吸器内科の受診を

長引く咳は軽視せず
早めに呼吸器内科の受診を

大阪心斎橋呼吸器内科・内科クリニック

(大阪市中央区/心斎橋駅)

最終更新日:2025/11/14

大阪心斎橋呼吸器内科・内科クリニック 長引く咳は軽視せず 早めに呼吸器内科の受診を 大阪心斎橋呼吸器内科・内科クリニック 長引く咳は軽視せず 早めに呼吸器内科の受診を
  • 保険診療

咳が長引いていたとしても、風邪が治っていないだけと考え、放置してしまいがちである。しかし、2週間以上続く咳は風邪が原因ではない可能性が高く、自然には治癒しないことがほとんどだ。「大阪心斎橋呼吸器内科・内科クリニック」の鳳山絢乃院長は、呼吸器を専門に大学病院などで、そうした症例を数多く診察してきた。「長引く咳の原因は、咳喘息やCOPDなどさまざまです。原因を早期に発見し、根本的に治療していくことが重要になります」と語る鳳山院長に、慢性の咳の原因や放置するリスク、検査や治療、呼吸器内科を受診するメリットなどについて詳しく聞いた。

(取材日2025年10月23日)

さまざまな原因で起こる慢性の咳。呼吸器の専門家がオーダーメイドの治療で対処する

Q長引く咳とは、どれくらい続くことをいうのでしょうか?
A
大阪心斎橋呼吸器内科・内科クリニック 風邪でなく他の病気の場合もあるため早めに受診すると良い

▲風邪でなく他の病気の場合もあるため早めに受診すると良い

定義としては、8週間以上続くと慢性の咳になります。風邪などの感染症が原因で起こる急性の咳は、約10日から2週間で治まります。逆にいえば、2週間も3週間も咳が続いたら、普通の風邪が原因ではない可能性が高いといえます。風邪が原因であれば、基本的には治療を受けなくてもやがて咳は治まります。しかし、感染症以外が原因の場合、放置しても咳が治まることはまずありません。また、咳が出始めたきっかけは風邪やインフルエンザだったとしても、熱が下がって体は元気になったのに咳だけが残り、市販の薬を飲んでも変化がない場合は注意が必要になります。できるだけ早めに、専門機関へ相談することをお勧めします。

Q咳が長引く原因として、どのようなものが考えられますか?
A
大阪心斎橋呼吸器内科・内科クリニック 副鼻腔炎や逆流性食道炎など一見無関係の病気も咳の原因となる

▲副鼻腔炎や逆流性食道炎など一見無関係の病気も咳の原因となる

最も多いのは、咳喘息です。咳喘息はアレルギー疾患の一つで、気管支喘息のようにヒューヒュー、ゼイゼイする喘鳴のない慢性の咳を指します。原因となるアレルギー疾患として、アトピー性疾患に関連するアトピー咳嗽(がいそう)、鼻粘膜の膨張で鼻水が喉に落ちて咳の原因になるアレルギー性鼻炎などが考えられます。その他、副鼻腔という鼻の奥の空洞にたまった膿が喉に落ちて咳の原因となる副鼻腔炎、肺がんや結核、緊張すると咳が出る心因性の疾患の可能性もあります。喫煙者の場合はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)も疑われますし、一見無関係に思える逆流性食道炎でも胃酸の刺激で咳が出ることがあります。

Q咳を放置するリスクを教えてください。
A
大阪心斎橋呼吸器内科・内科クリニック 咳の根本の原因を見つけて、早期に治療することが大切

▲咳の根本の原因を見つけて、早期に治療することが大切

咳が長く続いていても、我慢したり、市販薬で済ませたりする方が少なくありません。しかし、市販薬は対症療法に過ぎません。それよりも原因を早期に発見し、根本的に治療していくことが重要になります。そのまま放っておくと、治療を始めたとしても経過が悪くなることも考えられます。さらに、咳が続くことで肺の機能低下を引き起こすケースや、肋骨が折れてしまうケースもあります。「夜間、咳が止まらず、なかなか寝つけない」「明け方に咳が出て目が覚めてしまう」といったことから睡眠の質も悪くなり、生活の質の低下にもつながりますので、軽く考えて放置することは避けてください。

Q受診の目安となる症状やタイミングはあるのでしょうか?
A
大阪心斎橋呼吸器内科・内科クリニック 息苦しさや違和感を覚えたら、呼吸器内科を受診すると良い

▲息苦しさや違和感を覚えたら、呼吸器内科を受診すると良い

咳が2週間以上続いたら、急性の咳ではない可能性があるため、呼吸器内科を受診するようにしましょう。また、2週間たたなくても、「咳が出てつらい」「日常生活に支障が出て困っている」などという場合は、早めに相談すべきです。咳以外の症状、例えば「痰が絡む」「鼻水が止まらない」「息苦しい」「喉が痛む、違和感がある」「胸が痛い」といった場合も、早めに受診すれば適切な治療を受けることができるでしょう。当院では、呼吸器を専門とする医師による丁寧な問診と、精密な検査によってその原因を探り、それに即した治療を行っています。安易に自己判断をせず、一度ご相談ください。

Q具体的にどのような検査や治療を受けられるのでしょうか?
A
大阪心斎橋呼吸器内科・内科クリニック 聴診器による診察や、エックス線検査などを行い原因を調べる

▲聴診器による診察や、エックス線検査などを行い原因を調べる

まずは丁寧な問診と、聴診器による診察を行います。その後、疑われる疾患に即してエックス線検査、呼吸機能検査、呼気一酸化窒素濃度検査(FeNO検査)、血液検査などを実施します。FeNO検査は気道の炎症を調べるもので、喘息の診断に有用です。治療法は原因によって異なり、気管支喘息・咳喘息・気道の炎症が強い場合には吸入ステロイド薬、喫煙歴がある人には気管支拡張薬、アレルギーが疑われる人には抗ヒスタミン薬やロイコトリエン受容体拮抗薬を使用します。また、咳の薬にもさまざまな種類があり、当院であれば呼吸器の専門家ならではのオーダーメイドな治療を提案することが可能です。

ドクターからのメッセージ

鳳山 絢乃院長

私は、これまで大学病院や地域の中核病院で、多くの患者さんと向き合いながら、呼吸器内科を中心とした診療に携わってきました。その経験を生かし、患者さん一人ひとりの症状に寄り添い、わかりやすく丁寧な医療を提供することに努めています。当院は、ウェブ予約やウェブ問診を導入しています。また、平日多忙な方も利用できるよう、土曜日も診療を行っています。心斎橋という便利な立地ですので、ショッピングやお食事のついでに、気軽にお立ち寄りください。

Access