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河上 計人 院長の独自取材記事

曽根駅前歯科クリニック

(豊中市/曽根駅)

最終更新日:2022/09/08

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「曽根駅前歯科クリニック」は、河上計人(かわかみ・かずと)院長が、妻で副院長の河上美南子先生とともに2015年に開院。美容院に出かけるように気軽に歯の定期検診に訪れてほしいと、入り口や待合スペースなどの内装は美容院やカフェのような雰囲気になるよう意識したという。また、診療室は患者のプライバシーに配慮し、ゆったりと広めの半個室とした。「できるだけ長く地域の人たちとお付き合いしたい」と30歳で開業した河上院長は、歯のケアなど虫歯や歯周病の予防にも力を入れる。「痛くなったら歯の治療をする」ではなく、患者自身が歯のケアの大切さを理解し、自分の力で歯を守ってほしいと話す河上院長は、地域で暮らす人たちの歯の健康を守るサポート役をめざしている。

(取材日2017年10月27日/情報更新日2022年8月16日)

美容院に出かけるように気軽に

おしゃれな雰囲気のクリニックですね。

患者さんのプライバシーに配慮して、診療室は半個室にしました。奥はスタッフが通る通路になっていてつながっているのですが、待合スペース側からは扉も閉まり、中は見えません。やはり他人に治療中の姿を見られたり治療内容を聞かれたりするのは嫌でしょうから。

歯科医師も衛生士も担当制だとお聞きしました。

いつも同じ歯科医師や衛生士であれば、通っているうちに患者さんも質問や相談がしやすくなるのではないかと考え、歯科医師や衛生士は担当制にしています。担当制にすることで、これまでの経過や注意点がわかりやすくなります。問診票には希望をお伺いする欄もあります。また、当院ではトリートメントコーディネーターも1人在籍しております。初診の際にご希望やご不安なところをお伺いしたり治療方針、どのような種類の治療があるのかをしっかりと説明し、安心して治療を受けてもらえるようにしています。なぜ虫歯ができるのか、なぜ歯周病が進行するのか、「なぜ」をご理解してもらいたいという想いで取り組んでいます。

機器などの設備でこだわったものはありますか?

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歯科用CTや口腔内カメラ、マイクロスコープなどの機器をそろえました。歯科用CTを使って患部の詳しい様子を調べることができます。どこにどんな虫歯ができてしまったのかもきちんと理解をしてほしいので、ペンほどのサイズの口腔内カメラで治療箇所を撮影し、実際に見ていただきながら説明をしています。マイクロスコープは手術用顕微鏡で、1部屋ある個室の診療室に置かれています。必要に応じて根管治療にも使います。また、衛生面も大切なので治療器具などの滅菌器にもこだわっています。器具は処理した後、滅菌パックに入れて保管しています。

「地域で長い付き合いを」と若くして開業

クリニックの目標はありますか?

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これまで、数多くの歯科治療を行ってきました。その中で気づいたのは、せっかく治療が完了しても再び不具合が生じ、治療が再開される患者さんが非常に多いということでした。「メンテナンスさえしてもらっていたら、このようなことにはならなかったのに」とは思っていても、歯の専門家ではない患者さんがいつメンテナンスに行けばよいのかわからないのは当然のことです。そのようなことがあり、開院する際は予防についてお伝えしていこうと決め、当院の開院とともに「ご自身の歯で一生涯過ごしていただけるよう、患者さんの歯を守る」という目標を掲げました。

ずいぶん若くして開業されましたね。

若い頃に開業すると、長く地域の人とお付き合いできるのではないかという思いや小さい子どもが成長する過程を見ることができるのではないかという思いもありました。また、祖父と母が歯科技工士でして、子どもの頃は祖父の技工所でよく遊んでいました。歯科医師になって祖父と仕事をするのが小さな頃からの夢で、小学校の卒業文集にも「歯科医師になりたい」と書いたほどです。卒業後は研修医を経て勤務医となったのですが、実際に治療にもうまく対応できたので自信もつき、勤務し始めて2年目ぐらいから、物件を探すなど開業に向けた準備を始めました。開業したのは30歳の年です。開院当初には、祖父にも入れ歯を作ってもらい、夢をかなえることもできました。

どのような患者さんが多いですか?

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徒歩や自転車で通える範囲の地域の患者さんが多いでしょうか。駅前なので、会社員の方もいらっしゃいますね。近くの幼稚園など4つの園の園医をしているので、園児も来てくれます。この地域の方は、歯の健康に対する関心も高くて、「子どもを虫歯だらけの歯にはしたくない」と子ども連れで来られるお母さんも多いです。子どもが1歳半くらいの頃からフッ素塗布のため来院されるお母さんもいらっしゃいます。定期的に歯石の除去などクリーニングに来られる患者さんも他の地域に比べ多いほうだと思います。ただ、関心が高いといっても、実際に行っている歯のケアはまだまだだと感じますね。歯磨きは歯ブラシだけでは不十分で、歯と歯の間の汚れは落ちません。大人はもちろん子どももデンタルフロス(糸式ようじ)も絶対に必要です。これは常に患者さんに話していることです。

自分の力で歯を守るためのサポートを

歯のケアの指導にも力を入れているんですね。

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検診に来られた方には問診票を書いていただいているんですが、1回の歯磨きにかける時間や歯を磨くタイミング、食習慣なども尋ね、歯磨きの指導を行っています。特に口うるさく言っているのが、デンタルフロスを使ったケアです。比較的歯の健康に対する関心の高いこの地域でも、デンタルフロスを使っている人はほとんどいません。もっと普及しているのかと思っていたので、驚きました。私は治療が終わった後も、3ヵ月ごとの定期検診を勧めています。なぜ虫歯になるのか、歯周病が進むのかなどを説明し、必ずデンタルフロスを使うようしつこく伝えます。あまりに私がフロス、フロスと言うので、「またか」という顔をされることもありますが(笑)。しかし、虫歯の治療をしたり歯を抜いたりしないで済むにはどうしたらいいのか、皆さんに知ってほしいのです。

治療の中で心がけていることは何ですか?

私は一つ一つの治療を丁寧に、確実に行うことを心がけています。「治療で決して手を抜かない」というのは私のポリシーです。そのためには、患部の様子を正確に知らなければならない。歯科用CTを導入したのも、そのためです。特に歯の根の治療(根管治療)は、細菌に汚染された歯質や神経を取り除く作業なので丁寧さが求められます。また、歯科医師や衛生士が多く、連携もしっかりと取れているため治療時間は短時間で、治療日数も少なく済みます。もちろん、治療の際には今の状態になった原因も含めて十分説明をしながら、いくつかの治療法を提案し、患者さんにとって最善の治療を一緒に選択するよう努めています。予約優先制にしており、時間どおりに来ていただけたら待ち時間はほとんどありませんので、治療後に予定のある方でも安心して通院していただけるのも当院の特徴です。もちろん急患の対応もしています。

地域の中でどのような歯科医院でありたいと思っていますか?

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歯科医師と患者にも相性があるでしょうが、地域の方たちとできる限り、長くお付き合いさせていただきたいと思います。小さなお子さんの患者さんも多いので、この先、歯の成長を見ていくのも楽しみです。私の歯科医師としての目標は、痛くなった歯を治すのではなく、虫歯や歯周病などにならないためのお手伝いをすること。皆さんに虫歯や歯周病について知ってもらい自分の力で歯を守れるようになってほしい。歯のケアの指導に力を入れているのも、そのためです。そんなふうに患者さんと接して地域に根づき、街を歩いていると、気軽に声をかけていただける。いつか、そんな歯科医師になれたらうれしいですね。

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