いずみ診療所

和泉 明宏院長

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松山市今在家に2016年5月に開院、高い天井に清潔感あふれる空間が広がる「いずみ診療所」。院内では患者や友人から開院祝いに贈られた絵画や、福が来るようにと和泉明宏院長自身が購入したフクロウの絵画が目を引く。和泉院長の和やかで明るい雰囲気が、院全体の心地良さにつながっているようだ。同院は「健康づくり」というコンセプトのため、コミュニティホールを併設している。「患者さんが元気になって、ありがとうと言ってくれることが大きなやりがい」と笑顔を見せる和泉院長に、長年の医師生活で感じてきたことや患者への思い、めざす医療についてじっくり話を聞いた。
(取材日2019年6月12日)

患者のすべてを診る診療で幅広い疾患に対応

―どのような医師をめざしてこられたのでしょうか。

父の勧めで医師を志したのですが、高校時代はどのような医師になるべきか、自分が担うべき医療はどのようなものかと思い悩みました。そのとき、自分がより必要とされる場所で仕事がしたいと考え、へき地医療に携わりたいと志すようになったのです。そして、へき地に行くことを想定したとき、「外科的な治療ができれば自分一人で診療を完結し、責任をもってその地域の人たちの健康を守れるだろう」と、外科の道へ進みました。内科的な治療も含めて1人の患者さんをきちんと診られる医師が私のめざす像なので、外科を専門分野として学びながら、内科の分野も自分で勉強し、知識と経験を積んで総合診療を行う医師として患者さんと向き合ってきました。この医師になった当初からの、「患者さんのすべてを診る」という姿勢は今でも変わりません。

―こちらに開院されるまでの経緯を教えてください。

私は三瓶町(現在の西予市)出身で、松山東高校に進学し、愛媛大学医学部を卒業しました。その後、愛媛医療生活協同組合に入職し、新居浜協立病院で1年間内科の研修をした後、2年間北海道で外科の研修を行い、新居浜に戻りました。愛媛生協病院では外科医師として胃がんや大腸がんなどの診断、手術から術後の抗がん剤治療まで携わりながら、高血圧や糖尿病など内科疾患の診療も手がけていました。その後、城北診療所所長として主に高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病をはじめ多岐にわたる診療に従事しました。そして自宅からも近いこの地域での開院を考えていたときにこの場所に出会ったんです。

―奥さまも協力してクリニックづくりに取り組まれていますね。

妻の父の仕事の関係で知り合いが多く、地域の皆さんには本当に良くしていただいています。愛媛生協病院時代からお付き合いのある患者さんもいらっしゃいますし、こちらに開院して良かったと思いますね。診療所の隣には地域の皆さんの健康づくりのお役に立てればと考えて、皆さんが集えるコミュニティホールを併設し、妻が中心となって活動しています。ここは当院のコンセプト「地域丸ごと健康づくり」を具現化するために、体を動かすだけでなく、お互いに得意なことを教えたり、教わったり、その両方を楽しめる場を提供したいと考えて併設しました。皆さんに和気あいあいと心身の健康づくりに励んでいただきたいですね。



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