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貝本 雅也 院長の独自取材記事

かいもと歯科

(東大阪市/八戸ノ里駅)

最終更新日:2021/10/12

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八戸ノ里駅から徒歩5分。「医療法人歯誠会 かいもと歯科」の白い外壁には、歯をモチーフにした青いロゴマークが描かれている。開業時に貝本雅也院長の友人がデザインしたもので、「幅広い業種に知人がいまして、知人の協力があったからこそ開業することができました」と熱く語る貝本院長。多くの患者の力になりたいと診療内容も幅広い。妊婦やHIV等の病気を抱える患者も特別だと考えずに受け入れる。29歳で歯科医師になり自分の歯科医院を開業するまで、独自の道を歩んできた貝本院長。その過程で培ってきた歯科医師としての思いを本音で語ってもらった。

(取材日2018年4月4日)

自分が納得できることを追求して患者に還元

まだ新しい歯科医院ですね。開業時の様子や思いを教えてください。

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開業は2016年5月で、知り合いや友達、その紹介の人などに壁紙、配管……と部分ごとに頼みながら「みんなで作った歯科医院」です。私は大学に会社員をしながら通っていたので、学んだ知識を生かして、CTなども含め先端の医療機器をそろえています。工務店の社長さんが親切に教えてくれたおかげで、壁を壊せる造りで改築や増築もしやすいようになっています。「自分の城」をつくるのに、良いか悪いかわからないまま業者に任せてしまうのではなく、お金はなくても自分で納得して立派な歯科医院がつくりたかったんです。そんな私にたくさんの人たちが力を貸してくれて本当にありがたかったです。だから開業した後は、患者さんもスタッフも、困ってる人を抱える方向でいこうという方針なんです。ごはんが食べられて家族を養えれば、あとはできる限り世間に還元したいと思っています。

そういう姿勢は診療にも表れているのではないですか?

そうですね、やはり同じで、自分がよくわかって納得できる治療しかしないし、患者さんにもありのままをすべて話します。そして、HIVでも白血病でも肝炎でも、知識を持って滅菌処理を行い普通に診ています。もちろん主治医の先生にお手紙を出したり直接聞いたり協力してもらって、全身状態を見ながらですが、それは特別なことではなく一般の治療と同じ。抗がん剤治療を受けられる患者さんも、例えば抗がん剤の投与中には免疫が下がるから、投与前に口腔内の掃除をしておくとか、妊婦さんなら産科と連絡を取ってしっかり治療を行っていきますし、授乳中でも「薬は駄目」と一律に言わず、できることを見極めればいい。そんな中で病変に気づくこともよくあるんです。手間を惜しまず主治医と連携して診療します。

そのほか診療にあたって心がけていることは?

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まず、患者さんに安心して治療を受けていただける環境づくりを心がけています。CTを導入したことで、3Dでお口の中の状態を把握できるので、さまざまな角度から立体的に診断し、予測をたてて治療をすることができますのでスムーズな診療が可能です。もちろん滅菌を徹底し、患者さんの口に入る物はすべて滅菌処理してパッキングしています。そして、治療時の不安を払拭するためにも、どんなふうに治療するのか患部の写真やアニメーションをお見せしています。それから、患者さんの時間とお金を無駄にしないためにも、メンテナンスの重要性を伝えることも心がけています。病気にならずに、健康でいていただくほうがいいですし、できることならば通院する時間とお金で好きなことができたほうが良い。「Time is money」は、患者さんの時間はお金と同じで貴重だという意味に捉えています。

口の中の「ストーリー」を読み取った治療を

先生は大学に通いながら会社員として働いていたそうですね。

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最初別の大学に通っていて、23歳で入り直したのが大阪歯科大学でした。親が医者ではない普通の家だったので学費が大変で、遠い親戚の紹介で医療品を扱うドイツ企業の日本支社に就職しました。一般的なサラリーマンのように定時に出社してタイムカード押して、という勤務ではなく、展示会をし、製品の宣伝をし、時間を見つけてパソコンを打ち、人と会う、そんな自分の裁量で進められる仕事だから学業と両立できたんです。大学病院で研修医だった時に、会社が附属病院で教授などを集めて製品の説明をすることになって、私が担当したこともあります。大学での勤務が終わってからスーツに着替えてパソコン持って(笑)。学会で同級生が親と一緒に聞きに来ている中、私はその親たちを相手に製品の説明をしたこともありました。

当時の経験で今に生かされていることは?

他の人より医療器具のことを知っているとか、開業時に用いる機器を選ぶ際の知識を手に入れられたことくらいで、自分ではそれがアドバンテージになってるとは思いません。ただ、上司が留学をしたがっていた私を「出張」としてスペインとドイツに行かせてくれたことがありました。デンタル業界の大きな展示会がドイツのケルンであったのですが、そこのブースを手伝いました。ちょうどその時に国家試験の合格発表があって、発表の翌日にはネームプレートの肩書が「アドバイザー・デンティスト(歯科医師)」に変わっていてうれしかったです。学生では経験できないことで、私にとって重要なバックボーンになっていると思います。

歯科医師として影響を受けた方はいますか?

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最初に勤務した歯科医院の院長も「師匠」ですね。ずっと地域に根差して診療してこられた先生で、技量もハートもすごい人です。早いイコール雑ではないし、遅いイコール丁寧でもない。ミスなく適正な処置をすれば流れるように短い時間でできるということを見せてもらっていたんです。よく師匠に言われていた「口の中は物語と一緒だから、ストーリーを読みなさい」という意味が、やっとこの何年かでわかるようになってきました。レントゲン画像を見て治療のゴールが浮かび、どんな方法、順序で治していくかが瞬時にわかる。その純度が高いんです。その先生と同じ景色を見たいと思ったことが私が開業医になった理由の一つです。

100年続く歯科医院をつくる

「理由の一つ」ということは、他にも開業しようと思ったきっかけが?

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高知の整形外科医師、川村先生に言われた言葉です。先生は、私が生後半年でやけどをした時、手を作るために治療してくれた先生です。私が医療の道を志したきっかけだったので先生に会っておきたくて、一度、歯科医師になったもののイメージと違う世界に悩んでいて、話を聞いてもらいに行きました。30年も前に手術したきりの私に会ってくれたこともありがたいですが、先生は私の手を見て泣かれたんです。「今まで何千人も手術したが、訪ねて来てくれたのは君だけだ。医者冥利に尽きる。自分が治療した子がそれをきっかけに人生を歩んでいるのはすごいこと。君にはここまで来たパワーがあるし、そういうことをしていく責任があるんだよ」と。お酒を飲みながら「そのままとがっていたらいい」と言ってくださいました。生きづらいのは仕方ないし、最後は自分の城を持ち自分で責任を取ればいい、と。スーッと気持ちが楽になりました。

今後、どんな歯科医院にしていきたいですか?

私が死んでも100年続く歯科医院にしたいです。私のように開業するのが大変な人が、後を引き継げる場所となるように、スタッフがずっと食べるのに困らない、地域の患者さんに頼りにされる歯科医院にしていきたいです。治療をして「これでちゃんと噛めるようになったわ」と患者さんが喜んでくれればやりがいを感じますが、ある意味それは当たり前のことだから。通院が終わってしばらくしてからでも、「ちょうどこっちのほうに来ることがあったから」とふらっと寄ってくれた時が一番うれしいです。スタッフも含め、関係ない話で互いに笑い合える歯科医院でありたいです。

読者へのメッセージをお願いします。

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患者さんが口腔内の悩みで苦しむ時間を短縮するために、私は「こうしたほうがいい」とか「それは難しい」など端的にお伝えするようにしています。口腔内の健康を維持することが歯科医師の仕事。患者さんに治療の重要性を知っていただきたい一心で時には、厳しくお伝えすることもあります。正直、万人に好いていただけるような歯科医師ではないと思っています。しかし、患者さんが私に相談していただくことで、本気で歯を治そうと思えるきっかけになれば歯科医師として本望だと感じています。自分の親が24時間、昼も夜も関係ない仕事で忙しく、なかなか病院にも行けない姿を見てきたので、働いている人が少しでも来やすいように日曜日も診察しています。気軽にご相談いただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/25万円~、ホワイトニング/(オフィス)2万8000円~(ホーム)3万5000円~、セラミック/(クラウン)6万5000円~(インレー)4万5000円~、非抜歯ワイヤー矯正/(上)30万円~、(下)30万円~

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