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貝本 雅也 院長の独自取材記事

かいもと歯科

(東大阪市/八戸ノ里駅)

最終更新日:2026/06/15

貝本雅也院長 かいもと歯科 main

近鉄奈良線の八戸ノ里駅から徒歩5分の場所にある「かいもと歯科」。2016年の開院以来、「口腔内全体の健康維持」をコンセプトに、歯科医療に対する熱い思いと専門的な技術で患者に向き合う歯科医院だ。貝本雅也院長と思いを一つにするスタッフがチームで診療に取り組み、患者の将来まで見据えたベストな治療の提供をめざしている。同院のコンセプトのベースには、「口の中は物語と一緒。そのストーリーを読みなさい」という恩師の言葉にあると話す貝本院長。「悪くなった経緯や痛みの原因などを細かく説明し、治療中だけでなく治療前後も写真や映像を使って、患者さんと共有しています」。歯科医療への強い信念と患者への真摯な姿勢が印象的な貝本院長に、診療方針やチーム医療の重要性、得意とするインプラント治療についても話を聞いた。

(取材日2026年5月20日/情報更新日2026年6月10日)

先進機器と専門的な技術で口腔内の健康維持をサポート

最初にクリニックの特徴について教えてください。

貝本雅也院長 かいもと歯科1

当院は、知人や友人、その紹介の方々に壁紙や配管などを手伝ってもらいながら「みんなでつくった歯科医院」です。私は一度大学を卒業し医療機器を扱うドイツ企業の日本支社で働きながら、歯学部に通い歯科医師免許を取得しました。開院時には、そこで学んだ知識を生かして、歯科用CTを含む先進の医療機器を導入しています。開院当初から大切にしているのは、困っている患者さんの痛みや悩みを治しきること。そのため、治療前後だけでなく治療中も写真撮影を行い、CCDカメラの映像を用いて、歯が悪くなった経緯や状態を丁寧に説明することを徹底しています。下町の小さなクリニックですが、例えばインプラント治療に関しては、先進の質を追求したインプラント処置、骨造成や自家骨移植など、専門的な外科手術も行います。難症例の受け皿となり、自分たちの限界でやれることには最大限応えていこうというスタンスです。

どのような診療方針をお持ちなのですか?

口腔内の健康を維持することが歯科医師の仕事だと考えているため、患者さんには治療の重要性をしっかり理解していただきたいと思っています。そのため、時には厳しく感じられることがあっても、「こうしたほうが良い」「それは難しい」とはっきりお伝えするようにしています。それは、患者さんが悩み苦しむ時間を少しでも短くしたいという思いからです。私はかなり率直なタイプの歯科医師だと思いますが、私に相談することで、本気で歯を治そうと思えるきっかけになれば歯科医師として本望だと感じています。患者さん自身が困っていて、絶対に治したいと思っている限り、こちらもとことん手を尽くして向き合います。

クリニック全体でめざしていることは何でしょう?

貝本雅也院長 かいもと歯科2

近年、サロン化するクリニックが増える中、当院では治療内容の質にこだわり続けています。一つ一つの精度を上げていくことや器具の滅菌体制もその一つです。また、質の高い医療を提供するためには、スタッフ全員が同じ方向を向くことも欠かせません。歯科医師、歯科衛生士、助手が一体となり、器具の準備から後片づけまで、患者さんをお迎えして送り出すまでを治療の一連の流れと捉え、スムーズな診療を意識しています。それは、できるだけ患者さんの時間を奪いたくないという思いからです。仕事帰りに通院できず、虫歯や歯周病を悪化させてしまう方も多いため、平日は20時まで、土曜日は17時まで診療し、少しでも通いやすい環境づくりを心がけています。

歯科医師ほかスタッフがチームで取り組む歯科医療

質の高い治療を実現するためにどのような取り組みをされていますか?

貝本雅也院長 かいもと歯科3

例えば入れ歯治療では、特殊な製作方法を採用し、その分野に特化した歯科技工士と連携して治療を進めています。これは保険診療内でも精度を追求し、快適な入れ歯を効率的に提供するための仕組みです。さらに2026年6月からは、口腔内スキャナーによるデジタル印象の保険適用が拡大され、詰め物からかぶせ物まで対応できる範囲が広がりました。歯科技工士との連携が一層強化され、より精密でスムーズな治療の提供が実現しています。

インプラント治療は得意とされている治療の一つですね。

開院してから、インプラント治療に関する外科処置を専門的に学ぶようになりました。腫瘍の切除術や顎疾患については地域の医療センターの口腔外科と連携して対応しており、先ほどもお話ししたように、インプラント治療に関連する外科処置は当院でも行っています。また、早い段階でインプラント手術支援ナビゲーションシステムを導入していることも大きな特徴です。術者のフリーハンドで埋入するのではなく、CT画像と連動してドリルの位置をリアルタイムで3D表示することで、より精密な埋入が期待できます。設計ソフトを用いることで患者さんにもわかりやすく説明でき、コンピューター上で設計図を確認していただくことで、安心して治療を受けていただけると思います。ガイドシステムを使うことで、ある意味では技術は画一化されますが、フリーハンドの時代から訓練を積んできた、データのズレを判断できる術者をサポートしてくれるものだと考えています。

インプラント治療後に大切なことは何でしょう?

貝本雅也院長 かいもと歯科4

インプラント治療では、オペができる口腔内環境を整えることや、治療後のメンテナンスも重要です。それらを支えているのが歯科衛生士です。「この形態では清掃性が悪いので、こうしてほしい」といった意見も共有しながら、連携して診療に取り組んでいます。予防歯科を希望されるのは高齢の患者さんが多く、皆さんしっかり話を聞いてくださるのでアドバイスもしやすい環境です。再来院の方が多いこともありがたく感じています。メンテナンスは基本的に1ヵ月に1回ですが、3ヵ月に1回のケースも。当院では、口腔内のバイオフィルムの除去を図り、細菌の膜を付着しにくくするための「エアフロー」を用いた徹底的なクリーニングも行っています。定期的に歯科医院に通って、お口の中を管理することで、患者さんの生涯の医療コストや歯を失うリスクの低減につながることをお伝えしたいですね。

地域に貢献し続け100年続く歯科医院をめざす

こちらでは有病者の診療も受けていらっしゃるそうですね。

貝本雅也院長 かいもと歯科5

HIVや免疫疾患をお持ちの患者さんについても、知識を持って滅菌処理を行いながら普通に診療しています。必要に応じて主治医の先生にお手紙を出して協力を仰ぎ、全身症状を見ながら他の方と同じ診療を行います。どうしても重度の障害者の方は難しい部分があるので、そこは専門の病院との役割分担だと考えています。役割分担という意味では、当院では矯正治療は専門の先生をご紹介しています。専門家に任せるべきところは任せることで、患者さんにとって不利益にならないよう心がけています。

先生が診療で大事にされていることは何でしょう?

患者さんにお話しするときは、気持ちを込めて伝えるようにしています。そのため、「ここに気づいていないな」「ここは改善したほうが良いな」と感じたことは、できるだけ率直にお話しします。時には厳しく受け取られ、本意が伝わらないこともあるでしょう。しかし、悩みを抱えて来られた患者さんには、本気で向き合いたいと思っています。残すことが難しい歯を「どうしても残したい」と希望された場合には、そのリスクもしっかりお伝えします。聞こえの良い言葉だけを並べることが、必ずしも患者さんのためになるとは思わないからです。誤解を招くことがあったとしても、これまで積み上げてきた医療に対する信念は曲げず、患者さんにとって本当に必要なことを伝えていきたいと思っています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

貝本雅也院長 かいもと歯科6

今、AIやデジタル技術がさまざまな業種に入ってきていますが、歯科は特にその傾向が強い分野だと思います。だからこそ、それらを歯科医師側が正しく理解し、使いこなしていくことが業界全体の課題です。その一方で、どれだけデジタル化が進んでも、患者さんとの信頼関係が大切だと考えています。当院は小さなクリニックですが、人と人をつなぎながら、長く地域に貢献できる歯科医院でありたい。たとえ私がいなくなっても、当院のコンセプトや思いが受け継がれ、町の一部として100年続いていくことが理想です。これからも、ここに来てくださる患者さんの健康を守ることで、何かを伝えていけるような仕事をしていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント/39万6000円~、ホワイトニング/(オフィス)3万5000円~(ホーム)2万5000円~、(デュアル)5万5000円~、セラミック/(クラウン)8万8000円~(インレー)5万5000円~、骨造成/22万円~、自家骨移植/22万円~