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村越 薫 院長の独自取材記事

仁クリニック

(吉川市/吉川駅)

最終更新日:2025/12/02

村越薫院長 仁クリニック main

JR武蔵野線・吉川駅北口から徒歩12分。広い駐車場を備え、車での通院にも便利な「仁クリニック」は、変形性関節症や関節リウマチ、骨粗しょう症、骨折や脱臼による外傷など、幅広い運動器疾患の診療を行う整形外科クリニックだ。2017年のリニューアルオープンと同時に院長に就任した村越薫先生は、都内の大学病院や総合病院で数多くの手術に携わり、スポーツ医学の分野でも活躍している整形外科の専門家だ。温かみのある穏やかな口調が印象的で、体幹トレーニングやヨガに取り組むなど、自身の健康維持にも力を注いでいる。そんな村越院長に、現在の診療体制や地域医療にかける想いを教えてもらった。

(取材日2025年10月21日)

手術中心の診療から外来診療へキャリアチェンジ

院長に就任された経緯を教えてください。

村越薫院長 仁クリニック1

こちらはもともと内科と小児科のクリニックでした。2017年4月に整形外科にリニューアルするタイミングで大学時代の同級生からお話をいただき、リニューアルと同時に院長に就任しました。この近くで産婦人科と婦人科を扱い、当時から当院の運営母体でもある「大久保クリニック」に院長として勤められている大久保典義理事長が、その同級生のお父さんだったというご縁もありました。私は院長就任前、東京都新宿区にある聖母病院に勤めていました。勤務医時代は手術が中心で、手術を通じて得られるやりがいも多くありました。一般的な外来診療へのキャリアチェンジは勇気が要りましたが、同級生の強い勧めもあり決断しました。

クリニックの運営にあたり、どんなことを意識しましたか?

クリニックで働くのは初めてだったので、初めは診療体制や事務的なことなどは手探りでした。その中で意識したのは、スタッフ間のコミュニケーションをいかに円滑にするかです。例えば、看護師に事務業務も担当してもらったり、事務スタッフにも可能な範囲で中の業務に入ってもらったりすることで、お互いがどういうことに気をつければコミュニケーションがスムーズにできるのか、お互いの仕事を理解し合い、助け合える風通しの良さを意識できるようにしました。こういう工夫をすればお互いに助かる、ということを直接言えるようになり、その結果、年数を重ねるごとにスタッフのスキルも向上しました。今はベストメンバーと言えますね。

リニューアルから8年、地域にも根づいてきたのではないでしょうか?

村越薫院長 仁クリニック2

クチコミが広がっているようで患者さんの数が増えています。水泳仲間からこのクリニックが良いと聞いて来院してくださった方や、あとはソフトボールチームの方たちもよく来てくださっていますね。チームメイト同士でクリニックの情報を共有されているそうです。リニューアル当初は吉川市在住の方が中心になると思っていましたが、三郷市や越谷市からも患者さんがいらっしゃいます。越谷市は整形外科が比較的多いようですので、どうしてここまで来てくださったのか、こちらが尋ねたこともあるくらいです。一方、三郷市や吉川市は整形外科の数が限られており、その中で当院を選んでいただいていることをうれしく感じています。

検査の精度を重視しながら小さなニーズにも寄り添う

現在の診療体制を教えてください。

村越薫院長 仁クリニック3

現在は、私の他に放射線技師2人、看護師3人、受付3人、清掃スタッフ1人、非常勤医師1人という体制です。非常勤医師は、リニューアル前の内科クリニックに勤務していた女性医師で、彼女も私の同級生です。リニューアル後も内科の機能を維持するため、毎週金曜日に診療をお願いしています。他の医療機関との連携体制については、吉川中央総合病院や三郷市の三愛会総合病院にお願いすることが多いです。また、第2・第4水曜日には足の爪に関する相談を看護師が受けつけています。腰が痛くて爪が切りづらい、おなかがつかえて爪まで届かない、巻き爪に悩むなどの相談をご高齢の患者さんを中心に受けることが多く、それを聞いた看護師がニーズがあるならやりたいと提案してくれました。スタッフからそう言ってもらえたことは、先ほどお話しした風通しの良さが表れているように思えてうれしかったです。

院内ではどのような検査が行えますか?

エックス線検査やMRI検査、超音波検査、骨密度測定などを行っています。特に超音波検査は靱帯損傷や肩腱板損傷なども検出しやすく、聴診器代わりに診察できるのがメリットですね。骨密度測定装置については、手や腕で計測するタイプもありますが、骨折が起きやすい腰椎や大腿骨で骨密度を測ることが重要であり、それに対応した装置を備えています。過去に手で骨密度検査をした時は結果が良かったとしても、念のため腰椎や大腿骨で調べてみたら骨密度が低かったというケースも考えられます。手や腕でしか測定したことがない方には、腰椎や大腿骨での測定をぜひお勧めしたいですね。

整形外科の中にもさまざまな診療がありますが、特に力を入れている診療は何ですか?

村越薫院長 仁クリニック4

もともと私は膝が専門で、膝の靱帯の手術や人工関節手術などに携わっていました。現在最も多いのは骨粗しょう症の患者さんです。そうした方への運動に関するアドバイスを、私と看護師で行っています。運動の仕方は紙でもお渡ししていますが、実際に体を動かしてみないとわからないため、この場で動かし方をお伝えし、一緒に行うようにしています。毎日続けられるような簡単な運動ですが、来院の度に体操を続けているかどうかお声がけしています。中には初診で診断がつかない場合もあります。その後の経過を教えていただくことが診断につながる旨を説明し、再診していただくようにお伝えすることもあります。

どのような患者さんが多いですか?

腰痛やひざ関節の痛みで来院される患者さんが多いですね。手のこわばりや関節痛でリウマチを心配されていらっしゃる方もいますし、更年期に差しかかる50代前後の方も手のこわばりを訴えていらっしゃいます。婦人科系の不調があっても、女性医師であれば話しやすいかもしれません。比較的高齢者が多い地域のため、症状を問わず全体として最も多いのは70〜80代ですが、時間帯によって患者さんの年齢層が異なります。午前中は高齢の方が多いですが、夕方になると小・中学生や高校生が増えて保健室みたいになるんです。

少しでも不安を感じたら、迷わずに頼ってほしい

日々の診療や患者さんとの会話の中で、どんなことを大切にしていますか?

村越薫院長 仁クリニック5

診療で大切にしているのは患者さんの目的を見極めることです。病名を知りたい方、とにかく痛みを取りたい方、長期間にわたって複数の医療機関に通われている方など、来院の目的や背景はさまざまです。専門的な説明よりも、患者さんにとって本当に大切なことが別のところにあるのではないか、そんなことも念頭に置いた上でいろいろなお話をして治療方針を考えています。また、患者さんの生活全般を把握しながらお話しするようにしています。変形性膝関節症で歩行がつらい方であれば、普段の生活状況を伺い、床に座っている場合は椅子に、布団で寝ている場合はベッドに変えるよう助言することもあります。必要に応じて、早めに介護保険の利用を勧める場合もあります。

問診や対話を大切にしながら患者さんに寄り添っているのですね。

はい。骨粗しょう症などは治療に時間を要します。骨密度が急激に下がってしまう可能性もあるので、治療を途中でやめずに頑張っていただく必要があります。根気強く続けていただくために、次の来院前に看護師が事前に電話をするなどコミュニケーションは大切にしていますね。スタッフも私の話を理解してフォローしてくれています。例えば、一人暮らしの高齢者でまだ介護保険を利用していない場合、スタッフがご家族や包括支援センターに連絡を取るなど率先して動いてくれています。そのおかげで、私自身は患者さん一人ひとりとしっかりお話しする時間を持てています。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

村越薫院長 仁クリニック6

痛みを感じたとき、「これは何だろう」という不安が病気や痛みを大きくしてしまうことがあります。ですので、違和感を覚えたらまずは相談に来てください。また、骨粗しょう症による骨折リスクについても周知が必要だと感じており、60歳以上の方には必ず骨密度検査を受けたことがあるかを伺っています。骨密度測定だけを目的に来院されるのも問題ありません。この程度の違和感で行っても良いのか、何科に行けば良いのかわからないという場合も、遠慮なくお越しください。

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