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山下 純史 院長の独自取材記事

やました皮フ科クリニック

(神戸市東灘区/住吉駅)

最終更新日:2019/08/28

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住吉駅に隣接するビルにある「やました皮フ科クリニック」。駅のほうから歩いてくると壁に埋め込まれた大きな水槽が目を引く。山下純史院長が、自身の趣味を兼ね患者の癒やしにもなってほしいと大切にしているアクアリウムだ。医師になって10年の節目に地元で開業した院長。大規模病院での経験を生かし、幅広い年齢層の多種多様な疾患と真摯に向き合う。ある皮膚疾患について理解したいとの思いから医師を志した院長だからこそ、患者が納得できる治療とその説明に妥協を許さないのだろう。生まれ育った地域に貢献すべく診療にあたる院長に、その思いを詳しく語ってもらった。
(取材日2019年3月20日)

生まれ育った地域に貢献できる医院に

駅前の便利な場所ですね。貴院の特徴を教えてください。

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特定の疾患に特化することなく、皮膚疾患にはどんなことでも何らかの形で治療が提供できる医院でありたいと考えて開業しました。そういったコンセプトが伝わっているのか、赤ちゃんから高齢者まで幅広い層の患者さんに来ていただいていますね。地元にずっと住んでおられる方もいれば、この辺りはベッドタウンなので、転勤等による入れ替わりもありつつ、若いファミリー層も。また、六甲アイランドには皮膚科のクリニックがないので、六甲ライナーに乗って来られている人も多いです。美容皮膚科の診療もしていますが、保険診療の患者さんが圧倒的に多いです。局所麻酔で日帰りでできる手術も行っていますので、手術が必要な患者さんが自分で調べて来られることもあります。

開業までの経緯をお聞かせください。

小学生の時に家族が皮膚疾患を患ったことをきっかけに、「皮膚疾患について詳しく学びたい」、「皮膚疾患で悩んでいる人の助けになりたい」という想いが芽生え、皮膚科の医師になろうと決心しました。そのために医学部に進み、医師免許を取ってちょうど10年の節目にあたる2016年に、生まれ育ったこの地で開業したんです。正直なところ、競合する皮膚科医院の少ない場所のほうがいいのではないかというアドバイスをいただいたのですが、私は、自分を育ててくれた、愛着のある場所で恩返しをしたいという気持ちが強かったので、地元で開業する道を選びました。

開業までは、どんな経験を積んでこられたのですか?

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3つの総合病院にいましたが、それぞれ特徴的でしたね。研修医の2年を含めて7年半勤めた神戸労災病院では、糖尿病の壊疽で足を切断するのは皮膚科の医師でした。歩行機能を温存するために踵を残して切らないといけないのです。静脈瘤の手術も数多く経験し、他の病院の皮膚科ではなかなかできない経験をさせていただきました。神戸大学医学部附属病院では、皮膚悪性腫瘍、重症薬疹など、重篤な症例を診てきました。その後2年間いた神戸海星病院では、形成外科皮膚センターという形成外科と皮膚科が一緒となった組織に在籍していたので、「きれいに治す」ことがメインの形成外科の手法を学ぶことができました。多様な経験ができたことが、ここでの手術を含めた診療に生きていると思っています。

ストレスのない受診のために環境を整える

診察時に心がけておられるのはどんなことですか?

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待ち時間の軽減と丁寧な説明を両立することです。大学病院で、医師の診察時に後ろで研修医が内容をパソコンに入力していたように、私が患者さんに薬の内容や疾患の説明などを話している横で、スタッフが内容を入力しています。私が治療方針を決めて薬を出せば早いのですが、今の状態・今後の予測・使う薬など、患者さんに納得していただけるようきちんとご説明することが大切だと考えています。そのため、丁寧な説明に重きを置きつつ、スタッフが入力した電子カルテに間違いがないか確認し、そのまま処方箋の指示や会計へつなげて時間短縮をしています。ただ、診察が終わるとすぐに隣の診察室で待っておられる次の患者さんのところへ移動できるけれど、もしかすると、前の患者さんは「話し終わったらすぐに先生は行ってしまう」と思っておられるかもしれなくて。そういう心配もあって試行錯誤しながらですが、患者さんの負担を減らせるよう取り組んでいます。

待合室の工夫もいろいろなさっていますよね。

1時間待ちだとしても、順番が回ってくるまでスーパーで買い物ができればストレスは少ないでしょう。スマホやお電話での予約システムを導入し、順番まであとどのくらいかわかるようにしています。また待合室のハイカウンターは、最初はパウダールームが見えないように壁に向かって座るために設けたのですが、カウンターを利用して宿題をしているお子さんもおられますね。待ち時間を有効に使ってもらえたらうれしいです。私の趣味であるアクアリウムも癒やしになってもらえれば。院内の待合室からだけでなく、外からも観られるようにしたくて、壁に穴をあけて水槽を入れたんです(笑)。一度メンテナンスのために空っぽにした時には、お子さんから「お魚はどうしたの?」と聞かれたので、楽しみに見てくださっている方もいらっしゃって水槽を設置して良かったなと思います。

診療内容についても、具体的に教えてください。

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本当に多種多様な症状の患者さんが来られています。例えば、にきびや乾燥肌などで悩む方も多く来ていただいていますね。手術は平日の午前診と午後診の間に、粉瘤や良性腫瘍の切除、巻き爪の処置など、入院が必要なもの以外は対応しています。処置室ではアトピー性皮膚炎や尋常性乾癬・掌蹠膿疱症への紫外線治療、脇に注射を打つ多汗症の治療も行っています。自費診療についても患者さんと相談しつつ対応しています。

患者の立場に立って建設的な治療に尽力

アトピー性皮膚炎で困っているお子さんもおられるのでは?

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賛否両論あるでしょうが、子どものアトピー性皮膚炎は、病気というより肌質を表すものだと親御さんに話しています。乾燥しやすくて、汗をかくと痒くなりやすい、スキンケアの必要な肌質。いろんな情報があふれていて、ステロイドの副作用を恐れている方もいらっしゃいます。ですので、私は使うデメリットと使わないデメリットを冷静に捉えられるように説明し、ガイドラインに沿って適切に使用します。けれど、何年も良くならずに困って情報を集めてこられた患者さんの考え方を、たった数分の一度の診察で変えることは難しいですよね。だからこそ、治療方針を伝えることはもちろんですが、効果が出ることが一番重要だと考えています。効果が出てくれば私の治療に納得してくださって、だんだん良くなってきたら「ありがとうございました」と言ってもらえるようになるはず。そこで初めて私も「やった!」と思えるようになるんです。

予防接種専門の外来も設けていらっしゃるそうですね。

子どもの予防接種は、幼なじみの小児科医師である田中聡先生に、週1回対応してもらっています。実はわが子が注射嫌いで、「痛くない注射をしてやりたい」という気持ちもありましたし、「地域の子どもたちにも負担なく予防接種を受けてもらいたい」という思いから設けました。細い針を使った痛みの少ない注射ですし、小児科の医師が行うので、患者さんには安心して受けていただけているようです。もちろんお子さん限定ではなく、インフルエンザなど大人の方への接種も予約制で行っていますので、お気軽にお問合せいただければと思います。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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内科なら継続して診ていく疾患が多いですが、たいていの場合皮膚科は治れば通院終了です。そのため、早く治って患者さんが来院する必要がなくなることが私の理想ですね。そして、また別の所が悪くなった時に来たいと思ってもらえる医院でありたいです。まだ3年目でシステム等で患者さんにご迷惑をおかけしてしまうことも多いですが、今後はもっと利用していただきやすいように変えていきたいですね。また、気になること・思っていることなどを患者さんが気軽に話しやすい医院にしていければと思います。例えば、1日5回塗付する薬を出す場合に「手を使った仕事をしていて5回も塗れない」という事情があれば、それを率直に言ってもらいたいんです。常にいくつかの治療法を提案し、生活やお仕事を理解した上で対処法を考えますから。患者さんと一緒に建設的な治療を行っていきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

レーザーによるしみのケア/1cm大で3000円、キセノン光線機器(IPL)/2万5000円、ピーリング/4000円(すべて税込み)

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