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菱川 泰夫 院長の独自取材記事

ひしかわ歯科クリニック

(神戸市東灘区/摂津本山駅)

最終更新日:2019/10/02

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神戸市東灘区、住宅街の一角に、ガラス張りの外観が目に飛び込んでくる。「ひしかわ歯科クリニック」は、この街で生まれ育った菱川泰夫院長が2015年に開業。通院するのが楽しいと思ってもらえることで、口腔の健康について興味をもってもらいたいとの思いから、院内はカフェや図書館のようなリラックス空間になっており、本や子どもの好きなキャラクターグッズなどもたくさん用意されている。お世話になった様々な方、素晴らしい本との出会いによって、自分が理想とする歯科がイメージできるようになったと話す菱川院長に、診療方針や今後の展望について、じっくりと話してもらった。
(取材日2019年1月11日)

通院が楽しみになるような歯科医院をめざす

どのような患者さんが多く来られていますか?

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近隣にお住まいの方を中心に、お子さんから高齢の方まで幅広く来院されています。当院には、私のほかに口腔外科と矯正を専門とする歯科医師が在籍しており、1つのクリニックで幅広い治療が受けられるのが大きな特徴です。友人や家族の紹介で来ていただくことも多く、ご家族そろってかかりつけ医として通っていただいています。

多忙な中、熱心に勉強を続けられていますね。

例えば命に関わる病気になった場合、多くの方は必死に病院を探してセカンドオピニオンを受診しますよね。歯科の場合、よほどひどい状態でなければ、そこまで必死になることが少ないかもしれません。歯科は立地の良さを基準に選ばれることも多いですからね。当院は「遠くても、仕事を休んでも、ここで治療を受けたい」と思ってもらえるクリニックになりたいと考えています。そのために、質の高い治療を追求し、あらゆる角度から意見を述べられるよう新しい知識を学び、患者さんの希望に幅広く応えられる歯科医師、歯科医院でありたいと思っています。開業してからも、週末の大半はセミナーや学会に参加して、研鑽を続けています。

先生が抱く理想の歯科診療とはどのようなものですか?

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ここに来るのが楽しみと、患者さんに思ってもらえる歯科でありたいですね。歯科医院は、どうしても「怖い、痛い」というイメージがあって、子どもだけでなく大人でも、できればあまり行きたくない場所です。ですが、来院することが楽しいと感じてもらえれば、口腔への健康意識はもっと高まると考えています。院内は患者さんに心地良く過ごしてもらえるように、リラックスできる雰囲気づくりを大切にしました。歯科医院というよりもカフェのような感じの待合室には、作りつけの棚に本がたくさん置いてあり、「図書館みたい」と言われることも。ベビーカーや車いすのまま移動できるように広めのスペースを確保し、すべての患者さんが気持ち良く利用できるクリニックをめざしました。また、患者さんに安心して治療を受けていただけるよう、滅菌には数多くのこだわりを持ち、院内感染防止に努めています。

正しい情報を伝えることも歯科の重要な役目

子どもの来院も多いそうですね。どのように対応しているのか教えてください。

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私自身、二児の父で、自分の子どもに受けさせたい治療を実践しています。具体的には、たとえ子どもであっても予約時間はきっちり30分とっています。初診は親御さんと一緒に入っていただき、現在の状況やこれまでの治療経験、癖、生活環境などあらゆることを聞くように心がけています。恐怖心が強い子どもの場合には、歯科衛生士やスタッフが、治療器具や治療台に慣れてもらうよう楽しく説明していくところから始め、歯医者さんを嫌いになってしまわないように、しっかりケアしています。我慢している子、泣きながらも頑張って治療を受けている子どもたちが治療を無事に終えた、達成感にあふれた笑顔からはたくさん元気をもらっています。子どもって、本当にかわいいですね。子どもたちのお口について、親御さんに正しい知識を持ってもらいたいという想いから、月に1度、子ども服専門店に出向いて親子の歯科セミナーも開催させていただいています。

患者さんに正しい知識を伝えることを、とても大切にされていますね。

歯科医院はただ歯を治療するだけの場所ではなく、患者さんに歯科の知識を学んでもらえる場所であるべきだと考えています。予防の大切さを理解すると定期的に歯科に通う習慣がつくなど、正しい情報を得ることで歯の健康に対してプラスの行動につながることは多いです。できるだけ患者さんとの会話を増やし、知らなかったことによる不利益をなくしたいと思っています。診療では常に丁寧な説明を心がけており、なぜ歯に穴が開いたのか、どんな治療が必要なのかをできるだけ詳しくお伝えするようにしています。歯科用マイクロスコープを導入したのは、口腔内の隅々まで精密な治療ができることに加え、治療の様子を画像や動画に記録できるというメリットがあるからです。患者さんに治療内容や術前術後の違いを説明するときは、数値化したデータや写真、動画をお見せして、視覚的にできるだけわかりやすくお話ししています。

歯科衛生士やスタッフの存在が大きいそうですね。

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歯科衛生士を担当制にし、これまでの治療過程や患者さんの人柄、家族背景まできちんと理解した上で、きめ細かなデンタルケアを行っています。私が歯科治療に集中できるのも、守る医療である予防に力を注ぐ衛生士や熱心に働いてくれるスタッフのおかげであり、クリニックのスタッフのことは患者さんと同様、とても大切にしています。スタッフ用の休憩室や勉強スペースに加えて、今後さらに勤務環境を整えたいと考えています。常勤の歯科衛生士も4人在籍しています。もともと患者さんだった学生が「ここで働きたい」と就職してくれたことも大きな出来事です。クリニックとして信頼してもらえたことはとてもうれしいですね。

人の支えになるため、知識・技術共に挑戦し続ける

歯周病治療や歯を残すための治療に注力されているそうですね。

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当院では、歯周病に対する基本的な治療を、丁寧・確実に提供したいと考えています。そのため、口腔内の写真撮影をはじめ、多岐にわたる検査や、SRP(歯周ポケットに入り込んだ歯石などを専用の器具でかき出す治療)など、高度な治療が提供できるよう、セミナーや院内勉強会などで歯科衛生士を教育しています。また、歯を残す治療にも注力しています。ラバーダムやマイクロスコープを用いた根管治療はもちろん、場合によっては「MTAセメント」といわれる特殊な治療を行っています。今まで、虫歯で神経を取るしか治療方法がなかった歯や穴が開いて抜歯になっていたような歯を守れる可能性が期待できます。保険外の診療にはなりますが、歯を残すための治療法として選ばれています。最後に、親知らずなどを抜歯して、抜歯を予定している部位に移植する「歯牙移植」も積極的に行っています。保険診療ですので、非常に喜ばれています。

今後、取り組んでいきたいことは何ですか?

今後は、母校からの研修医の指導に力を入れていきたいと思っています。自分自身が、歯科医師として迷っていた時代があったからこそ、悩む学生や若い先生方の力になりたいと考えています。また、クリニック”力”が高まってきたら、居宅訪問診療も始めたいと考えています。どうしても通院が困難になってしまった患者さんを、最後まで診たいと強く思ったからです。

最後に、歯科診療に対する思いをお聞かせください。

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困っている人の力になりたいという想いで、日々診療にあたっています。車いすや、目の見えない方、耳の聞こえない方、障害のある方、ベビーカーなどなど、どのような患者さんでも受け入れ、悩みや不安を一緒に解決できる歯科医院にしたいと思い、スペースや人員確保に力を入れてきました。また、開業する前に、ベトナムやミャンマーなどで歯科治療のボランティア活動を経験したことで、地域医療に貢献したいという気持ちが強くなりました。大切な存在である地域の方々が一生健康でいられるよう、これからも知識や技術を研鑽し、治療に挑んでいきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

MTAセメント 1万円~

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