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矢野真人 院長の独自取材記事

矢野矯正歯科クリニック

(渋谷区/渋谷駅)

最終更新日:2019/08/28

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渋谷駅徒歩3分。井の頭通りとスペイン坂がクロスする、まさに渋谷の中心地に構える「矢野矯正歯科クリニック」。目まぐるしく変遷する渋谷の街とは対照的に、矢野由人会長と矢野真人院長の親子2代でじっくりと時間をかけて、信用を築いてきた矯正歯科専門クリニックだ。矢野由人会長は、日本の矯正の歴史も築いてきた先駆者の一人。そのDNAを受け継ぐのが矢野真人院長だ。女性誌などにも頻繁に登場し、とてもわかりやすい言葉で矯正のメリットを発信している。その明朗な性格もきっと人気の理由だろう。徹底的に患者さんの目線に立った矯正治療についてお話しを聞いた。
(取材日2011年1月24日)

日本の矯正治療の先駆者である父と、そのDNAを継ぐ息子

1998年に開院とのことですが、実際はたいへん歴史あるクリニックだとか。

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ここはもともと、日本の矯正歯科の歴史を築いてこられた第一人者であり、東京医科歯科大学の初代矯正科教授である高橋新次郎先生の診療所の分院でした。高橋新次郎先生が創設されたのは日本初の矯正歯科専門の診療所。そこに弟子として働いていたのが私の父であり、現在会長である矢野由人です。父は高橋新次郎先生のあとを診療所の院長として35年間頑張ってきました。そして僕が歯科医師として成長というか、それ相応のキャリアも積めたため、あらためて父とともに「矢野矯正歯科クリニック」としてスタートしました。それが今から13年前です。ここは渋谷の街の中心地。最近は街の雰囲気が大人向けになりつつあるようで、当院の建つ場所も年々落ち着いている感じがします。場所柄、患者さんは女性が多く、大人の矯正がどんどん定着してきています。30代40代の方も多いですし、50代の方も少なくありません。小さな女の子もやって来ますよ。

先生は矯正治療の先駆者を父に持つわけですが、プレッシャーもあったでしょう。


まあ、いろいろと(笑)。学生だった頃は確かに悩んだこともあります。どこに行っても「矢野の息子だ」と言われるわけですから。でもいつの頃からか、そういう立場をうまく使えばいいじゃないかと前向きに考えるようになりました。もともと僕は補綴を専門にしようと思っていたのですが、でも補綴を極めるには矯正ができるとかなり治療の幅が広がることを知りました。そこでいざ矯正を勉強しだすと、「こんなに奥深いのなら、まだまだ勉強が必要だな」とその治療の幅と深さを実感しました。そこで僕も東京医科歯科大学歯学部歯科矯正学第二講座に入局し、経験を積みました。東京医科歯科大にいると、他の先生方から「矢野先生には本当にお世話になったんですよ」と声を掛けられることがよくあり、あらためて父のしてきた仕事の重みを知りました。当院では大学病院や多くの優秀な先生方と連携を取っていますが、それも父が築いてきた実績や信用のおかげだと思います。

親子2代の診療所。患者さんも親子2代で通って来られるのでは?

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父の診察していた患者さんが、成長してお母さんとなり、そのお子さんを僕が診察する。そんな患者さんもたくさんおられます。当院には矯正認定医が3名おり、私の妻も矯正の専門医です。スタッフも元気で明るいのが自慢です。そんな当院の雰囲気を気に入ってくださり、遠く青森から来られる患者さんもいます。出張のついでなどではなく、当院に来るためにわざわざ東京まで出てこられるそうです。診察費よりも交通費の方が高いですから、申し訳ないのでご近所のよい矯正の先生をご紹介しますよ、と話しているのですが、「先生のところに来たいんですよ」とおっしゃってくださいます。私自身、とても嬉しく思っています。

ゴールは同じでも走る道はさまざま。そのためにも密な信頼関係

先生が日頃、心掛けておられることは?

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女性の患者さんも、男性の患者さんも、「やっぱり歯医者さんにわかってもらいたい」という気持ちは皆さん同じのはずです。そのためにもコミュニケーションはしっかりとるようにしています。簡単に言えば、楽しく診察を終えて、楽しく帰っていただければいいなと。なので治療が10分、おしゃべりが20分のようなときもあるんですよ。僕は雑誌などの取材もよくお受けしていますが、その根底には正しい矯正治療の普及に努めたい気持ちがあります。もちろん僕の考えが絶対に正しいと言うつもりはありません。ただ、昔から"餅は餅屋"ということわざがあるように、歯の矯正に関しては、しっかりと専門的な経験を積んできた専門医の先生のところで治療を受けることをおすすめします。矯正というのは本当に奥が深いもので、歯科医師の経験値や患者さんのご希望、また口腔内の状況や年齢など、あらゆる条件によってあらゆるアプローチがあります。矯正のゴールは皆同じですが、そこに至るまでの経緯は人それぞれ違います。ゴールは決まっていても、どの道を走るかは患者さんによってさまざま。だからこそ、患者さんとの密な連携、また相性のようなものも重要なんですね。

患者さんの希望といっても、じつに多種多様なんでしょうね。


はい。例えば多くの大人の患者さんは、できるだけ短期間で治療したいと考えがちですが、一方で、時間は掛かってもいいから、とにかくしっかり治してほしいという人もいます。見た目を気にする人もいれば、健康的な面からの歯並びを気にする人もいます。当院では矯正装置も豊富に用意しています。できるだけ目立たない矯正装置や、抜歯が必要な場合には当院オリジナルのリンガルアーチをご用意しています。また裏側の矯正装置にも対応しています。裏側の矯正装置は、先生によってさまざまな考え方や見解に分かれるでしょうが、僕としては、患者さんの希望に最大限お応えしたいです。結局、こちらの技術の問題でもあるわけですからね。そのためにも今までたくさんの勉強をしてきました。

患者さんから、どのような言葉をかけられたときがうれしいですか?

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先ほどもお話ししたように、ここには女性の患者さんが多いのですが、ある女性の患者さんは、治療の途中から明らかに横顔が美しく変わりました。そしてお友だちから「整形した?」と聞かれたそうです。いゆわる理想の「Eライン」へ近づけたということです。皆さん、治療後に過去のスナップ写真を見直してとてもきれいな自分に驚かれます。自分に自信が持て、私生活も仕事もどちらも前向きに頑張れるようになり、性格も明るくなり印象までもが変わる人はたくさんいます。矯正によって表情が明るくなると、口角も上がるし、目まで大きくなる人もいるんですよ。

30代40代でも遅くない。「歯並びを治したい」と思ったときが適齢期

ところで、お父様の指導はたいへん厳しかったのでは?

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もちろん指導に関しては厳しかったですよ。父に教わったお弟子さんの数はおそらく100名以上ではないでしょうか。でも、それだけたくさんの人を見てきたからこそ、人心掌握の術には長けていたのかもしれませんね。僕は子どもの頃、フランス料理のシェフや映画の特殊メイクなどの仕事にも興味がありました。どれも手を使う仕事で、実際、プラモデルなどは本当に得意でたくさんの賞ももらいました。オタクって言われそうですけど、プラモデルで歴史の戦闘シーンのジオラマを精密に再現したこともあります。そんな僕に対して父は「歯医者という仕事も向いていると"思うよ"」と。この"思うよ"という言い方が父らしいんです。歯学部も「嫌ならやめることもできるんだから、まずは入ってみたら」と。そんな風に人の動かし方が上手だったんでしょうね。当然、患者さんの心もしっかりと握っていました。「患者さんが患者さんを呼んでくれることが一番いいこと。そのためにもしっかりと丁寧な治療をし、信頼関係を築かなければならない」と。僕の現在の診療方針は、まさに父から受け継いだものです。

読者の方にメッセージはありますか?


歯科医師側からの都合で発信するメッセージって、なんかおこがましいような気がします。僕の変わらない思いとしては、やはり患者さんからのニーズに最大限の力で応じたいということ。僕の方から発信するメッセージが全てではないような気がします。これは小さな子を持つお母さん方にもあてはまる考え方かもしれませんね。ときどき、ものすごく嫌がるお子さんを「なんとしてでも矯正させたいんです」と言って連れてくるお母さんがいます。中には縛ってでもやってくれという親御さんもいますが、僕はそういうのはナンセンスだと考えています。矯正は本人の理解や協力があってこその治療。本当に嫌がる子の中には器具を壊す子だっています。だからお母さん方には、本人が矯正の意味を理解するまで待ちましょうと話します。ですので30代40代で矯正の意味に気付いたのなら、そこから始めていいんです。本人が「歯並びを治したい」と思ったときが矯正開始適齢期です。もちろん全ての患者さんに当てはまるわけではありませんが、成人で矯正した人が肩こりや偏頭痛が改善したという話もあります。実際、整体の先生と協力しあいながら治療している患者さんもいます。

先生は休日をどのように過ごしてますか?

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最近は船釣りにはまっていて、この厳冬の中でも知人とともに知り合いの船長さんに漁船を出してもらって、釣りを楽しんでいます。学生時代は剣道部で頑張っていましたが、あいにく自慢できるような成績はありませんでした。得たものと言えば、斎藤佑樹選手じゃないけれど"仲間"かな(笑)。仲間・スタッフ・患者さん、僕は今現在も本当に素晴らしい人々に恵まれていると思います。今後も患者さんと一緒に楽しみながらともにゴールを目指していきたいです。父が教えてくれたように、患者さんが患者さんが呼んでくれる診療所を、今後も続けていきたいです。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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