全国のドクター9,327人の想いを取材
クリニック・病院 160,990件の情報を掲載(2020年11月25日現在)

  1. TOP
  2. 兵庫県
  3. 尼崎市
  4. 塚口駅
  5. かわもと耳鼻咽喉科クリニック
  6. 河本 光平 院長

河本 光平 院長の独自取材記事

かわもと耳鼻咽喉科クリニック

(尼崎市/塚口駅)

最終更新日:2020/10/29

20201028 180608 top

JR塚口駅から徒歩3分。近年開発が進むエリアに「かわもと耳鼻咽喉科クリニック」はある。耳鼻科の日帰り手術を行っている同院には遠方からも患者が訪れてくるのだそう。院長の河本光平先生は、これまで大学病院や基幹病院で多くの手術に携わってきた。アメリカでの留学経験もあり、現在も研究・論文発表を行う研究者の一面も持つ。片づいた診察室や、丁寧で誰にでもわかりやすい話し方には、河本院長のきっちりとした性格がにじみ出ているようだ。しっかりとした説明と丁寧なカウンセリングを大切にし、必要以上の通院や服薬を減らすなど、患者のより良い生活を親身に考えてくれる。日々進歩していきたいと語る河本院長に話を聞いた。
(取材日2019年1月10日)

安全で高度な治療と手術のために研究を続ける

院内はとてもすっきりとしていて、良い意味で耳鼻科らしくない印象を受けました。

1

耳鼻科というと診察室には金属的な器具が多くて、お子さんはもちろん大人の方も身構えてしまうことが多いと思います。私自身もそういった雰囲気が好きではないので、できるだけ「病院っぽさ」を抑えた院内にしました。壁の色を白衣をイメージする真っ白ではなく、温かみのあるアイボリーにしたのもその一つです。こちらでは手術も行いますので、患者さんの緊張を和らげ落ち着いて過ごしていただけるような色使いにもこだわっています。クリニックのイメージカラーはエントランスにも使っている藍色のような青。差し色にはえんじ、あとは白や茶色、緑などやわらかい色を使いました。照明も明るすぎず、いわば古民家のような落ち着きのある空間にしたいと思ったんです。

アメリカでの留学や離島での医療のご経験もあると伺いました。

医師になってすぐの頃、宮古島の病院で半年間へき地医療に携わりました。人口5万人に対して耳鼻科の医師は私を含めて2人。医師が少ないので骨折や外傷などすべて診なくてはならず、連絡が入れば24時間いつでもかけつけるという状態でした。大変ではありましたけれど若い間にそういった特殊な環境での医療を経験できたのは良かったと思います。専門は耳鼻科ですが、広い視野で疾患を診たいと思い、麻酔科を学ぶことにもつながりました。その後、アメリカのミシガン大学の研究員として3年半留学する機会を得ました。沖縄では臨床医として成長できましたが、アメリカでは研究の面で非常に良い経験ができ、どちらもとても楽しかったですね。

開業された現在もご研究や勉強会等での発表を続けておられるそうですね。

2

当クリニックは耳鼻科の日帰り手術を行っているクリニックですので、日々の診療において、昨日より今日、今日より明日へ良い医療をしていけるようにと考え・改善し、それを発表することで情報発信をしています。第一線で活躍する医師の集まる場に参加して発信することは、さまざまな意見や新しい情報を得ることができるので大切な機会です。こういった医療を続けていくことが同じような志を持つ先生の手助けになり、ひいては日本の医療に少しでも寄与できるようになればいいなと思っています。医療費の削減は高齢化の進む日本では大きな課題です。入院費のかからない日帰り手術は今後どんどん拡大し、進化していくべき分野だと思うのです。

忙しい人でも治療を受けやすいように体制を整える

耳鼻科の日帰り手術について聞かせてください。

3

現在は主にアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎など鼻の疾患について、内視鏡による日帰り手術を行っています。お仕事、子育てや介護などで忙しく、つらい症状を我慢しながら生活しておられる方も多いと思います。入院せずに受けられる手術はそのような方へのメリットが大きいと思います。クリニックでの日帰り手術というと大きな病院に比べて安全性が低いのではないかと先入観を持つ人もいますが、長年、大学病院や基幹病院で日帰り手術を含め数多くの耳鼻科手術に携わってきた経験をもとに、器具の滅菌や消毒などは厳しい基準を課して安全な手術を心がけています。客観的なデータを収集して発表しているのも、きっちりとした手術を行っていきたいと思っているからです。

患者さんの主訴や年齢層はいかがですか。またこの地に開業された経緯を教えてください。

患者さんの主訴はさまざまで、手術以外にも耳鼻科の診療所でできることはすべて診療できるように努めています。年齢層はお子さんが多く、半分くらいを占めています。ご家族全員で通われている方も多いですよ。この辺りはここ2年半ほどで開発が進んだ地域で、新しいマンションも多く建ち、活気があり人口も増えています。そのため、幅広く地元の方が通ってくださっていますね。一方で手術を希望される方は、遠方からも多く来てくださっています。JR塚口駅から徒歩3分という駅近の場所に開業したのは、日帰り手術を希望する遠方の患者さんも来やすいようにと考えてのことでした。私の実家は尼崎ですので、なじみのあるこの地で開業できたことをうれしく思います。

設備面でのこだわりなどはありますか。

4

特に手術で使用する設備は新しいものを積極的に取り入れています。より安全で精度の高い手術ができるよう、高画質の外科手術用内視鏡システムや、ナビゲーションシステムを導入しています。医療機器の向上はめざましく、日帰り手術が可能になっている理由の一つです。良い手術を行うことが患者さんへ直接還元できる部分なので、医療機器は妥協せずに良いものを導入するようにしています。また診察室や手術室に患者さん用のモニターを用意して、耳や鼻の中など患者さんが自分で見ることのできない部分を見て確認し、納得して治療を受けられるようにしています。設備ということではないですが、完全予約制をとっていることも特徴の一つです。順番予約制は近隣の方にはメリットが大きいですが、手術を受ける遠方の方にはあまりメリットがありません。この問題を解消すべく、当院は完全予約制を導入しています。

患者のより良い生活のために親身なカウンセリングを

診療で心がけていることはありますか。

5

患者さんには病院に通わなくてもいいような体にしてあげたいと思って診療しています。治る疾患については、どのような治療が良いのかをご提案をします。逆に治癒が難しい疾患については患者さんにそのことをきっちりとお伝えし、漫然と通院していただくことのないように努めています。治る疾患なのか、治癒が難しく今後も付き合っていかなければならない疾患なのか、患者さん自身が理解をして主体的にご自分の体のことを考えることはとても大切なことです。そのためにもわかりやすい説明と丁寧なカウンセリングを大切にしています。耳鼻科は患者さんが多く、長く説明をできないことが多いのですが、「何かわからないことや質問はありますか?」とお聞きする時には手を止めて患者さんの目を見て話をすることも心がけていることの一つですね。

今後の展望を聞かせてください。

患者さんは不安や不調をかかえて病院に来られますから、スタッフ全員でそれを軽減できるような対応をこれからも心がけていきたいですね。われわれ医師は勉強会や講演会で新しい情報を得ることができ、勉強する場がたくさんあるのですが、スタッフはそうもいきません。また、耳鼻科の日帰り手術を行っているクリニックはまだまだ少ないので、スタッフは当院のことはわかるが他のことはまったくわからない状態になってしまいます。今後は他のクリニックのスタッフと一緒に勉強会をしたり知識の共有をしながらクリニックの医療レベルをボトムアップできるように努めていきたいと思います。日々勉強や新しい情報を得ることを怠らず進歩し、患者さんにより良い医療を還元していきたいですね。

最後に週末の過ごし方やリフレッシュ方法、健康法があれば教えてください。

6

休日をぼーっと過ごすのは好きではないので、ゴルフの練習をしたり掃除や片づけをしたりと普段できないことをしています。体を動かすことで心身ともにリフレッシュしますね。また、映画を見るのも好きです。休みの日に誰にも邪魔されずに映画を見れるのは時間を独り占めしたようで、とても贅沢な感じがします。中には面白くないお話もあるのですが、逆に「その原因は何だろう」と考えたり批評するのも面白いんです(笑)。健康法は規則正しい生活と食べすぎないことですね。今はほぼ毎日手術をしていますので、常に体が良いコンディションで臨めるよう睡眠は毎日しっかりとっています。寝不足の医者に手術されるのは患者さんも嫌でしょうからね。

Access