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入江 琢也 院長の独自取材記事

アイレディースクリニック新横浜

(横浜市港北区/新横浜駅)

最終更新日:2020/04/01

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新横浜駅北口から徒歩1分。駅前のビル5階に「アイレディースクリニック 新横浜」はある。院内に入ると院長がみずからデザインしたという弧を描くカウンターが目に入り、クリニックのロゴマークも曲線を美しくあしらったもので、女性らしい柔らかみのある空間となっている。笑顔で迎えてくれたのは入江琢也院長。「本当に自分がやりたい婦人科医療を提供するクリニックを形にしたらこのような姿になりました」と語る。ともすると受診しづらいというイメージを持たれがちな婦人科を、より身近なものに感じてもらうための秘策とは? 遠方からの患者も少なくないという同院の魅力を、入江院長に聞いた。
(取材日2018年11月22日)

新横浜駅前の好立地で、仕事帰りの受診も可能な婦人科

まずは先生のご経歴と医院のなりたちについて伺えますか?

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私は大阪の出身なのですが、香川医科大学(現・香川大学医学部)を卒業した後、慶應義塾大学の産婦人科学教室に入局しました。大学病院や地方の関連病院での勤務を経た後に、都内の婦人科クリニックで勤務していましたが、自分のやりたい医療を実現する場として2016年4月に「アイレディースクリニック 新横浜」を開院しました。開院の地として新横浜を選んだのは、以前の勤務先であるけいゆう病院や自宅に近いということと、この町の発展性を見越してのこと。相鉄線や東急線の延伸計画があり、いずれは都心へのアクセスがぐっと向上するというのです。

駅前という立地を選ばれたのにも理由があるのでしょうか?

忙しくお勤めの女性でも、会社帰りにもお立ち寄りいただけるように、アクセスの良い駅前でと考えていたのです。新横浜はJR横浜線、横浜市営地下鉄ブルーラインのほか、JR新幹線も乗り入れていますので、静岡など思いのほか遠方からも患者さんにいらしていただいています。平日は仕事帰りにお寄りいただく方も多く、18時半までの診療ですが17時を過ぎると混み合うことが多くなっています。混雑を避けたい方は、午前中や、午後少し早めのお時間帯にいらしていただくことをお勧めしています。

どういった患者さんが多くいらしていますか?

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20代からの30代のお勤めされている女性の患者さんが多いです。一番多いご相談はおりもののトラブルや生理痛です。生理痛で悩む方へは、低用量ピルの服用も積極的にお勧めしています。低用量ピルはまだまだ国内で十分に普及しているとは言いがたいですが、避妊だけでなく、生理痛の緩和や生理痛が強い方は子宮内膜症の予防のためにお勧めできるものです。当院ではさまざまな種類のピルを処方することができますので、症状や体質に合せてお使いいただけます。副作用としてむくみや吐き気、出血や極まれに血栓症などの副作用が出ることがありますが、医師の処方のもと服用するので、そのあたりも調整可能です。

子宮頸部レーザー治療では、遠方から来院する患者も

レーザーによる日帰り手術も行っていらっしゃるとか?

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はい。CO2レーザーを導入して治療に活用しています。バルトリン腺膿瘍という外陰部の炎症では、座ることも困難なほど強い痛みが発生することがあります。そうした症状を持ちながら総合病院を受診して、手術や入院の予約をとってという手順を踏むのは大変ですが、当院では時間帯にもよりますが、即日での手術もおこなっております。この疾患についてはインターネットで情報を得て、千葉や静岡といった遠方からご来院される患者さんも多くいらっしゃいます。そのほか、こちらは受診当日に手術ということはできませんが、子宮頸部異形成という子宮頸がんの前段階の病変に対してもレーザー治療を行っています。子宮頸部異形成という疾患は自然治癒することが多いのですが、治療薬がないため、経過観察か手術かという選択肢になります。当院では1年以上経過観察しても治癒しない子宮頸部中等度異形成までの異形成を、レーザーで治療をしています。

診療に際して、心がけていらっしゃることは何ですか?

できるだけ最新の治療法や検査方法ができるように努めています。体のことは人それぞれなので、同じ薬を同量使っても効果や副作用は患者さんによって異なります。また、患者さんの訴えから何が原因として考えられるかを意識して必要な検査を過不足なく行うようにしています。治療に際しては最終的にはスタンダードから若干外れる方法であってもその人にフィットする選択肢としてご提案することもあります。しかし、まずはスタンダード治療から入り、効果がなければその後オーダーメイド治療へと移行するようにしています。近年ではテレビ、雑誌やインターネットなどのメディアのおかげで、患者さんも病気やお薬や検査方法についてよく勉強していらっしゃる方が増えていますので、その患者さんにもきちんと対応できるように心がけでいます。

診察室前にカウンセリングスペースがありますが?

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当院では初診の患者さんに対して、看護師が受診前の問診を行っています。婦人科の受診は「気後れする」、「緊張する」という女性が多いようです。私自身が男性医師なので、さらにハードルを高く感じてしまう方もいらっしゃるでしょう。そのため、同じ女性の立場で、看護師には患者さんと私との間に立ってもらっています。受診前の問診だけでなく、診察中も診察後も、基本的には同じ看護師がマンツーマンで患者さんに寄り添います。私には言えないこと、聞きづらいことなども気軽にお声がけいただけるといいなと願っています。

予約不要。気がかりがあれば気軽にかかれるクリニック

院長が医師を、さらに婦人科医師を志されたきっかけは?

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「医師になりたい」という気持ちは、学問としての医学に興味を持ったのが始まりでした。高校生の時に書物に掲載されていた手術室の写真を見て、強烈な憧れを抱いたことを思い出します。医学部に入ってからは外科系を志望していましたが、臨床研修で各科をローテートするうち、ホルモンなどの内分泌系にも興味を持ち、外科的要素と内科的要素がある産婦人科が自分に一番合う科であると考えました。婦人科には外科的な要素も大きくありますからね。

大学院ではどういった研究をされていたのですか?

子宮体がんの治療薬の研究をしていました。当時共同研究をさせていただいていた慶應義塾大学理工学部の先生が、ある植物から抽出した成分が、悪性腫瘍に対して効くのではないかということで実験を開始しました。私が行ったのは、子宮体がん細胞をシャーレの中で生育させて、その植物から抽出した成分(薬)をシャーレに入れ、子宮体がん細胞に対する効果やメカニズムを調べる研究です。残念ながら当時研究していた薬は世に出るには至らなかったのですが、現在使われている薬剤は地道な研究を経て世に出ていることを思うと感慨深いものもあります。当時の研究が日常の診療に役立っているかと言われればあまり役には立っていませんが、学会などで他の先生方の研究発表を聞く際に自分が行っていた手法に似ているところがあると理解しやすいことはあります。

休日はどのように過ごされていますか?

今はただゆっくり体を休めていますね。学生時代はウィンドサーフィン部に所属し、医学部の大会などにも出場していました。海の上で風を掴んで滑るように走るのは爽快で、見ているだけではわからなかった意外なスピード感にやみつきになったのです。ウィンドサーフィンの練習中に、スナメリクジラに遭遇したことなどもあるのですよ。現在はまったくやっていませんが、いずれ鎌倉あたりで再びトライするのも良いかもしれませんね。

今後の展望と読者へのメッセージをひと言お願いできますか?

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今後、できれば手術専用の時間枠を設けて本格的に取り組みたいですね。また、患者さんには、気になる症状がある時にすぐに受診していただけるよう、当院では混雑する土曜の初診以外は基本的に予約なしで受診していただけます。医師は男性ですが、私以外のスタッフは全員女性です。気がかりな症状があれば、気兼ねなく受診いただければと思います。

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