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生熊 将司 院長の独自取材記事

菊名デンタルクリニック

(横浜市港北区/菊名駅)

最終更新日:2022/11/10

生熊将司院長 菊名デンタルクリニック main

「菊名に住んでいる方には全員、当院に来てほしいと思っています」とにこやかに語る「菊名デンタルクリニック」の生熊将司院長。その言葉どおり、地域の患者の幅広いニーズに応えたいと多様な治療に対応。「総合歯科医療」をコンセプトに、口腔内全体、噛み合わせはもちろん、全身疾患までを考慮した治療を提供している。また、患者が安心して治療を受けられるよう、診療技術はもちろん、滅菌対策などの衛生面や、清潔感ある院内環境にもこだわる。「患者さんにもスタッフにも、正直に向き合いたい」と、歯科医療に対する明確な姿勢を打ち出し、最善の治療を提供したいとの思いで診療にあたる。そんな生熊院長に、診療の特徴などを聞いた。

(取材日2022年9月6日)

地域のニーズに広く応えるオールマイティーな歯科医療

まず、開業の際のこだわりや思いを聞かせてください。

生熊将司院長 菊名デンタルクリニック1

開業するにあたって、「自分が通いたい、子どもや家族を通わせたいのは、どんなクリニックなのか」と考えた時に、やはり常に衛生面に気を使っていることを重視すると思いました。ですから、もちろん滅菌対策も徹底しています。治療に使う器具は、厳しいといわれるヨーロッパ基準でクラスB規格の滅菌器で滅菌し、治療中にお口の中にかける水や、うがいの時に使用する水もすべて消毒しています。また、口腔外バキュームを設置し、清潔な院内環境を維持しています。ユニット椅子も壁紙も定期的に交換して、常にきれいな状態を維持するように心がけています。そもそも歯科医院に喜んで来る人はあまりいないと思うので(笑)、せめて気持ち良く治療を受けていただける環境を保ちたいと考えています。開業時からこの体制をとってきたため、新型コロナウイルス感染拡大を受けて特に対応を変えたこともありません。

開業から7年目を迎えて、感じていらっしゃることはありますか?

おかげさまで、0歳から95歳まで幅広い年代の方に来院していただいています。駅から近く、建物の1階にあるので、高齢の方や、ベビーカーでも通院しやすいという声もお聞きします。キッズスペースは受付の目の前にあり、保育士の資格を持つスタッフも在籍しています。近くの菊名小学校の学校歯科医を担当しており、子どもの患者さんも多いですね。大学病院の小児歯科出身の先生が在籍しているので、小児歯科は当院の強みと言えるかもしれません。患者増を受けて、診療室を拡充して診療チェアも増やしましたが、待ち時間が発生することも。当院では適切なタイミングで治療を受けていただくことを大切にしており、予約していただいてもどうしてもお待ちいただくケースがあります。短期間で治療を完了するために必要なことと、恐縮ながらご理解いただければと考えています。

診療にあたっては、どのようなことを心がけていますか?

生熊将司院長 菊名デンタルクリニック2

まず知りたいのは「患者さんが今、一番何を望んでいるか」です。ですから当たり前のことですけれど、患者さんのお話をよく聞くことですね。お話をお聞きして、患者さんのニーズにはすべて応えて差し上げたい。そのために、当院でできない治療、不得意な治療はなくしたいと考えています。常にアンテナを張って歯科医療に関する情報を収集し、いろいろ勉強もしています。すぐに患者さんの治療に反映できるよう、常に新しい機材や設備を導入することも心がけています。

歯周病、親知らず、入れ歯に矯正と幅広く対応

診療面では、どのような治療に力を入れていますか?

生熊将司院長 菊名デンタルクリニック3

歯科治療すべてです。「できない治療はない」をポリシーにしつつ、歯が痛いから虫歯を治すというだけでなく、患者さんのお口の中を拝見して、総合的に全顎の治療をしたいと考えています。虫歯や歯周病、噛み合わせといったお口の中の状態はもちろん、全身疾患や患者さんの健康状態、年齢やライフスタイルまでを考え、その方にベストな歯科医療を提供したいのです。そのために、専門的な治療にも長く取り組んできましたし、入れ歯治療もばねを使わないはめ込み式の「コーヌスクローネ義歯」などを取り入れ、その人に適した方法をご提案できるよう努めています。僕自身は口腔外科が得意で、インプラント治療や親知らずの抜歯、歯周外科治療のニーズも増えてきました。歯牙移植などの治療も患者さんのメリットを優先し、条件によっては保険診療で対応しています。

歯周病治療にも特徴があると聞きました。

歯周病の治療は、進行度によって治療内容も変わってきます。まずは歯周ポケットの深さを検査し、現況にマッチしたブラッシング指導やクリーニング、必要に応じて歯石除去を行います。歯茎の状態をデータ管理して、患者さん一人ひとりに合わせた歯周病治療を行うのです。また当院では歯周組織再生療法を早い時期から導入しています。歯槽骨の増加など歯周組織の再生を促すことを目的とした治療です。以前は自由診療でしたが保険適用となり患者さんの負担も減りました。当院はこの療法の症例数が多く、調査研究にも参加しています。歯周外科治療と合わせて、歯周病でお悩みの方のお役に立てればと思っています。また、「沈黙の病気」とも呼ばれる歯周病や虫歯は、痛みが出た時にはすでにかなり進行しています。早期発見・早期治療につなげるために、受診間隔を空けすぎないことも重要です。当院では4ヵ月に1度をめどに定期検診をお勧めしています。

そのほか近年ニーズが高まっていると感じる治療はありますか?

生熊将司院長 菊名デンタルクリニック4

マスク生活をきっかけに、矯正希望者が増えたことは感じています。マウスピース型装置を用いた矯正から、矯正専門の歯科医師による一般的な矯正まで、幅広く対応しているのが特徴です。舌側矯正や前歯に特化した矯正など、審美性を求める矯正も提供しています。

切れ目なく全体像を捉える診療で患者メリットに貢献

これからの展望を聞かせてください。

生熊将司院長 菊名デンタルクリニック5

「菊名に住んでいる方には全員当院に来ていただきたい」という気持ちで、どんなニーズにも応えるオールマイティーな歯科クリニックをめざしてきました。矯正もインプラント治療も、あるいは全身に関わる症状も、すべてはつながっているもの。一人の歯科医師がすべて担当するからこそ、切れ目なく全体像で診ることができ、そこに価値があると考えているのです。木を見ながら同時に林や森も見る、そんな歯科診療を行うよう、若いスタッフにも指導しています。多くの技術を習得する必要があり、なかなか大変ですけれど(笑)。

子どもの歯の健康について、アドバイスはありますか?

あまり堅苦しく考えないでいただきたいですね。特に初めてのお子さんだといろいろ考えてしまうと思いますが、それでは疲れてしまいます。まずはちょっとした時間を見つけて気軽に受診し、ブラッシング指導やクリーニングは、専門家の僕たちに任せてください。歯科に関しての親御さんの一番の仕事は、お子さんに歯科を好きになってもらうことだと思うのです。何もなくても定期的に歯科に行くのが当然だという育ち方をした子は、大人になっても当然歯科を受診するようになり、長く良い歯を保てることが期待できます。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

生熊将司院長 菊名デンタルクリニック6

日本人は衛生観念が高いといわれますが、80歳で残っている健康な歯の数をカウントすると、アメリカの17〜18本に対し日本は13〜14本。残念ながら先進国で最低レベルです。そんな現状に疑問を感じたら、まずは歯科の定期受診を検討していただきたいですね。近年では歯科における保険診療の幅も広がり、できることが増えています。当院では、ごまかしたり、変に濁したりすることなく、すべてをお話しするのが方針です。どの治療が患者さんにとって最適なのかを考え、複数の治療をご提案し、メリットとデメリットをすべてお話しした上で選んでいただきます。もちろん歯科医療のプロとしてアドバイスもします。そのためにも患者さんの望んでいることをできるだけ知りたいですし、わからないことがあればどんどん聞いていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

コーヌスクローネ義歯/55万円~、インプラント治療/33万円~、ワイヤー矯正(表側矯正)/33万円~、ワイヤー矯正(舌側矯正)33万円~、部分矯正/22万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/33万円~ (※すべて税込み価格)

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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