岡本歯科医院

岡本歯科医院

岡本美世子 院長

頼れるドクター

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小田急線和泉多摩川駅から徒歩30秒。グレイを基調としたモダンなデザインのビルの2階にある「岡本歯科医院」を取材で訪れたのは、木枯らしが吹くとても寒い日。一歩院内に入った途端、鼻や喉の呼吸がすっと楽になったのは、ウイルスや細菌を除去する空気清浄機が備え付けられているのと、加湿器が2台フル稼働しているからだという。「ここでは患者さんはずっとお口を開けなくてはならないでしょう? 空気が乾燥していると、お口の中が乾いてしまいますから湿度を十分に保っているんですよ」と話すのは院長の岡本美世子先生。女性院長らしい細やかな心配りは、「わかりやすく説明し、わかりやすい治療を」という患者本位の診療スタイルにも表されている。歯科医師になって25年目。線の細い印象の岡本先生だが、実は数々の苦労を乗り越えた努力の人である。そんな岡本先生にこれまでの道のりや理想とする歯科医師像、力を入れている予防歯科について伺った。
(取材日2011年12月13日)

虫歯の予防は正しい歯磨きから。ツルツルした歯の感触を目標に

―まず、患者の層、力を入れている治療など、クリニックの概要を教えてください。

開院は平成4年。父が開業した神田の歯科医院で5年間勤めた後、育児と仕事を両立するため自分の住むこの狛江の街で開業しました。一般歯科・小児歯科をメインにしながら、入れ歯治療やホワイトニングも行っています。とりわけ力を入れているのが予防歯科。治療後のメンテナンスや毎日のケアの大切さを伝えることで虫歯にならない口内環境づくりに努めています。患者さんは地域の方が中心で、小さいお子さんからご年配の方まで幅広い年齢の方においでいただいています。

―予防歯科とは、具体的にどのようなことを行うのでしょう?

基本は歯磨きです。まずお口の中を見て正しい歯磨きができているかをチェックし、そのあと衛生士が患者さんの歯を実際に磨きます。小さめの歯ブラシを細かく動かし、お口の半分だけを10分ほどかけて丁寧にブラッシングします。半分しか磨かないのは、きちんと磨いたところとそうでないところの違いを知っていただきたいからなんです。衛生士が磨いた後の歯はツルツルの舌ざわり。患者さんはたいてい、ご自宅で念入りに磨いて歯科医院へおいでになるものですが、それでも仕上がりがあまりに違うので、みなさん「こんなにツルツルになるの?」と驚かれます。そう、本来歯とはツルツルしたものなんです。ツルツルしていないのはまだ磨く余地があるということ。そこをまず実感していただいて、あとは苦手な箇所の磨きかたをピンポイントでアドバイスします。ご自分で上手に磨けるようになったら、次の段階としてフッ素塗布をおすすめしています。ペースト状のフッ素を歯に塗ると虫歯にかかりにくくなるのです。持続する効果は約半年間。お子さんだけじゃなく、大人の方にも行っています。

―ところで、院内はとても空気がクリーンでちょうどよい湿度に保たれていますね。

はい。空気清浄機を完備し、加湿器も2台設置しています。歯科医院は治療中ずっとお口を開けていなければいけませんから、空気が乾燥しているとお口の中がカラカラになってしまいます。とくに中高年の女性の患者さんたちは、ドライマウスの症状に悩まされている方が多いので、お口の中が乾燥して喉が痛くなることがないように、冬の間はとくに院内の湿度には配慮しています。

―ドライマウスは、最近よく耳にする言葉ですね。お口の健康にも悪い影響を及ぼすとか。

口が渇くという症状は昔からあったと思うんですが、「ドライマウス」と名がついて自覚する方が増えたようです。ドライマウスになるのは女性が多く、閉経後、唾液腺の分泌が悪くなるのが一因。唾液が少ないとお口の衛生状態が悪化するんですよ。物を食べるとき唾液で流し込めなくなり、食べ物がお口の中に残ってしまうのです。結果、虫歯や口臭の原因になることも。このドライマウス、からだ全体のことが影響しているため、お口の中を潤滑にするための医療用のゼリーやガムを当院でも扱っているので利用されるとよいでしょう。何より大事なのは自分がドライマウスだと知ること。「食べ物が残りやすいから、歯磨きを念入りにしよう」と自覚するだけで、さまざまなリスクが軽減されます。



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