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河野 通博 院長の独自取材記事

こうの歯科・矯正歯科クリニック

(東海市/聚楽園駅)

最終更新日:2021/10/12

河野通博院長 こうの歯科・矯正歯科クリニック main

東海市荒尾町に2017年4月1日に開業する「こうの歯科・矯正クリニック」。聚楽園駅から車でおよそ3分、閑静な住宅街に位置し、黒と白を基調にした外観はモダンで洗練されている。「美しいものが好き」と話すのは院長の河野通博先生。「外観はおしゃれで、内容は高精度かつ先進の歯科治療を追求するスタイル」をめざしているそうだ。クリニックの周辺は新しい住宅が立ち並び、若い夫婦や小さい子どものファミリー層が増えつつあるが、一方で古い町並みも残り、長く住み続ける人たちも多い。幅広い年齢層の人々が暮らす地域性を踏まえ、院内はバリアフリー、治療は虫歯から機能性と審美性を併せた矯正治療までをカバー。河野院長が考える「価値ある歯科治療」とはどのようなものか、たっぷりと語ってもらった。

(取材日2017年3月8日)

矯正治療と一般歯科を融合したより良い治療をめざして

とてもおしゃれなクリニックですね。

河野通博院長 こうの歯科・矯正歯科クリニック1

ありがとうございます。全体的にあまり歯科医院らしくない美容院のような雰囲気にしようと考えて作りました。窓の面積を広くし、黒と白でシックに仕上げました。日の光が差し込む待合室は明るく、木の柱をアクセントにすることでぬくもりのある雰囲気を出しています。院内はバリアフリー仕様で、ベビーカーや車いすも通りやすいようにしています。トイレは女性用ほか、車いすも楽に入れる多目的用トイレも設置しました。どなたでも気軽に通っていただけるつくりになっています。

クリニックの特色について教えてください。

私は朝日大学歯学部を卒業後、矯正治療を専門とする歯科医院で4年にわたり矯正治療の知識、技術を習得し、その後一般歯科の経験も積みました。開業するにあたりめざしたのは、矯正歯科と一般歯科を融合させた歯科医院。2つの診療科を組み合わせてより良い治療を提供したいと思っています。虫歯になりやすい矯正中でも、当院であれば虫歯になっていないか、歯茎の状態はどうか、噛み合わせはどうかを逐一チェックし、万が一虫歯ができていれば、すぐに治療することができます。また、虫歯の治療で来られた方を治療する際、嚙み合わせが悪いことがわかり、矯正治療が必要とされる場合でもすぐに治療に取りかかれます。最初から矯正治療目的で来院される患者さんだけでなく、歯並びや審美面を気にする女性や子どもたちに来ていただきたいと思っています。僕は美しいものが好きなので、矯正や審美を考える方にはとことん協力したいというスタンスなんです。

なぜこの地域で開業しようと思われたのですか?

河野通博院長 こうの歯科・矯正歯科クリニック2

この辺りは、妻の実家が比較的近いんです。それで、以前からドライブなどよく来ていて、雰囲気が良いなと思っていました。でも何より大きな決め手となったのは、この地域が愛知県の中でも人口が増えていてお子さんが多くとても元気なエリアだったことです。この地域であれば、きっと歯科医療を通じて地域に貢献できるのではないかと。今回、開業を機にこの地域の歯科医師会にも入会しました。ですから、歯科医師会の活動の一環として幼稚園、学校の歯科検診にも携わっていきたいと考えています。

患者の望むものを見極め、最高の治療を提供したい

子どもの治療に対して、意欲をお持ちなんですね。

河野通博院長 こうの歯科・矯正歯科クリニック3

はい。虫歯を削って詰めてを繰り返すのではなく、虫歯になるお子さんの率を下げたいと思っています。予防の重要性を伝え、親御さんやお子さんの歯に対する意識を高めたい。虫歯治療だけでなく、矯正に関しても同様です。時々、乳歯が隙間なく生えているお子さんがいますが、そういうケースは永久歯に変え変わるとき、歯並びが悪くなる可能性がとても大きいんですね。歯の生えるスペースが十分にないのが原因なのですが、そういうお子さんの場合には顎を横に広げる治療をお勧めしています。お子さんの矯正は型が取れればできるので、3~4歳から開始できますし、受け口のお子さんの場合、マウスピース型の矯正装置を使えば短い期間で治療が完了することもあります。難しいケースでも、小さいうちであればあるほど負担も少なく、短期間で治る可能性が高いので、「歯医者さんは痛い、怖い」と思わずに気軽に相談していただきたいです。

設備も充実していますね。

安全な治療環境を作るため徹底した衛生管理を行い、世界でも厳しい基準を設けている高水準の滅菌機を使っています。これはあらゆるウイルスや菌を滅菌できるもので、世界基準の感染予防対策を講じ、患者さんやスタッフを守ります。診療ユニットには大画面のテレビモニターを設置し、治療の経過などを視覚的にもわかりやすく説明します。検査機器は、高精度で低被ばくのCTを導入しました。矯正治療に欠かせないセファロも導入し、CTと併用することで親知らずと下あごの太い神経の距離を測ったり、矯正治療の際の骨と歯の位置を正確に把握できます。前歯が基準からどれくらい前に出ているかなどがわかる分析ソフトもそろえました。これらの機材も、より安全に質の高い治療を提供するために導入しています。

普段の診察で気を付けていることは?

河野通博院長 こうの歯科・矯正歯科クリニック4

治療法や治療の経過を説明する際には、イラストの入った診断書や、モニターを用いてわかりやすく説明しています。歯科の専門知識がない患者さんに「どうしますか?」と聞いても、すぐには判断できないと思いますので、まずはしっかり情報提供し、コミュニケーションを取って、どんな治療を求めているかを把握することが大事だと思っています。治療の方法は一つではありませんし、患者さんにとって適切なプランがあるので、治療の選択肢を提示して患者さんに選んでいただきます。お子さんの治療については、歯を削る速度を落とすなど工夫して、痛みの少ない治療を心がけています。お子さんの中には泣いてしまう子もいますが、子どもが泣くのは痛いからというよりも、音や雰囲気が怖いからなのです。ですから雰囲気を和らげるよう努めています。お子さんだけでなく成人の方でも、麻酔によって痛みを緩和することも可能です。

良い状態を保つためには予防・メンテナンスが重要

先生が歯科医師になったきっかけは?

河野通博院長 こうの歯科・矯正歯科クリニック5

父が外科の医師で、幼い頃から医療の話を聞いていましたし、将来自分が医師になるのはあたり前のように思っていました。いつも「患者が一番」と患者さんを優先していた父の背中を見て育ったので、自分も自然とそう思うようになりました。患者さんを自分の家族のように思うのは、医療人として当然のこと。私は歯科医師の道を選びましたが、毎日とてもやりがいを感じています。歯学部で学んでいたときは単に知識を詰め込むことに一所懸命でしたが、実際に現場で治療をしてみて、やりがいを感じるようになりました。治療をした後、患者さんに心から「ありがとうございます」と感謝されたとき、自分は社会に貢献しているんだと強く実感できたんです。歯は健康にとって本当に大切なもの。そのことを、診療を通して地域の人たちに伝えていきたいですね。

先生の考える「価値ある治療」とはどのようなものですか?

患者さんのご要望の範囲内で質の高い治療を提供することです。それを実践すべく、現在月2回の講習会とセミナーに通っています。もう勉強が趣味になっています(笑)。常に新しい技術を学び、取り入れることで患者さんに幅広く質の高い治療を提供していけると思います。このスタンスは今後も変わらずに続けていきます。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

河野通博院長 こうの歯科・矯正歯科クリニック6

まずは気軽に来院していただければと思います。虫歯治療やメンテナンス、矯正治療を受けたい、歯を白くしたいなど、患者さんのご要望があればそれをお聞きして、患者さんに適した治療を提案させていただきます。ただ、最も重要なのは予防とメンテナンスです。治療が終わったからとメンテナンスを怠れば再び虫歯になったり、口腔内の環境が悪化する可能性が高くなります。ですから、定期的に歯科医院で口腔内をチェックすることをお勧めします。当院では患者さんの治療データを数値化、時系列で保存し状況を把握することで、いつでも適切な処置を行う体制を整えています。ご自身の口腔内の状態を把握していただくことができます。安心して受診していただければと思います。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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