全国のドクター9,189人の想いを取材
クリニック・病院 158,628件の情報を掲載(2024年4月28日現在)

  1. TOP
  2. 愛媛県
  3. 松山市
  4. 道後公園駅
  5. パークサイド歯科
  6. 東 祐介 院長

東 祐介 院長の独自取材記事

パークサイド歯科

(松山市/道後公園駅)

最終更新日:2023/12/15

東祐介院長 パークサイド歯科 main

伊予鉄道松山駅前線の道後公園駅から徒歩約4分、南町駅から徒歩約5分の場所にある「パークサイド歯科」。近隣には道後温泉や道後公園がある観光地だが、ここ岩崎町は通勤・通学に便利な地区としても知られている。院長の東祐介先生は、歯科医師の妻とともに同院を5年前に開院。いつまでも笑顔で食べられる喜びを提供できる「かかりつけ医」として末永い付き合いがしたいと、地域医療にまい進している。治療方針を明確に示すわかりやすい診療、安心して受けられる診療をモットーとする。東院長にクリニックの特徴や導入している設備、患者への想いなどについて幅広く聞いた。

(取材日2020年3月4日)

治療方針を明確に伝えて、患者との信頼関係を築く

道後温泉や道後公園が近くにあり、松山でも有数の観光地ですね。

東祐介院長 パークサイド歯科1

私も妻も長崎大学歯学部の出身で、私の地元・長崎で開業しようかと思ったのですが、市内は歯科クリニックが林立しているので、妻の故郷である松山でスタートを切ることになりました。2015年、妻の生まれ育った道後にクリニックを建て開院しました。この地域は通勤や通学にも便利で、道後小学校や道後中学校を校区とする文教地区です。傍らにある道後公園は桜の名所で、ロゴマークに桜のデザインを取り入れ、クリニック名も公園にちなんで「パークサイド歯科」としました。観光地なので、急患の旅行者が飛び込みで来られることもあります。

ブラウンと白を基調色としたモダンな建物がすてきですね。

昔ながらの病院といったような建物ではなく、美容室のような優しい雰囲気の建物にしたいと妻と話し合い、女性の建築士さんに依頼することになりました。設計にあたっては、歯科ならではの配管などハード面の知識がなくてはいけません。そこで、歯科医院の設計経験もあり、作品のテイストが私たちの好みにピッタリ合った女性の建築士さんに、ご縁があってお願いすることができました。ブラウンと白を基調色にし、シックで温かみのあるクリニックにしていただきました。年配の方から、大学生、子どもさんまで幅広い年代の方々に、心地良い空間を提供させていただいてます。

診療で大切にされていることは何でしょうか?

東祐介院長 パークサイド歯科2

歯科全般を診療し食べる喜びを提供できるクリニックでありたいという想いを、「笑顔でお帰りいただける、あなたの身近な歯科医院」というキャッチコピーをつけ表現しています。患者さまにとって、通院する上での不安材料は何かといえば、「今、どんな治療を受けていて、いつまでかかるの?」がはっきりしないことだと思います。まず、患者さまに現状をご理解いただき安心して治療を受けてもらえるよう、治療前の歯の状態を大型モニターで見てもらい、「ここをこのように治療します」と丁寧に説明しています。歯周病の現状も数値化し、歯石取りに何日かかるのかをお知らせします。診療方針などもアニメーションなどを用いてわかりやすくし、笑顔で通院してもらえるように力を注いでいます。患者さまとの信頼関係が良い治療に結びつきます。

治療を嫌がる子どもは、リラックスできるまで待つ

歯科医師をめざされた経緯、大学卒業後の経歴を教えていただけますか?

東祐介院長 パークサイド歯科3

もともとは工学部志望だったのですが、将来の資格取得をめざし歯学部に転向しました。長崎大学歯学部を卒業し大学に残って研修し、北九州で勤務医として経験を積んだ後、松山市天山の丸尾歯科に6年ほど勤めました。その間に、小児矯正の実践について詳しく学ぶことができました。子どもの診療で注意しているのは、嫌がる子どもを無理やり治療すると、診療台で顔を動かしてしまうため、とても危険であるということ。そして、「クリニックは怖い」というイメージが嫌な記憶として残って、歯科嫌いをつくってしまいかねません。子どもがリラックスできるまで、キッズスペースで虫歯や歯の生え方のチェックをしたり、歯磨き指導まで時間をかけて行ったりして、タイミングを計って診療しています。何度目かの受診で診察台に自分から乗ることができたお子さんもいらっしゃいます。うまくできた時はほめてあげ、また来てもいいと思ってくれたらうれしいですね。

歯科医師になって良かったと思うのはどんな時ですか?

患者さまが喜んでくださるのを目の当たりにすると、歯科医師になって本当に良かったと実感します。もちろん、独立してからは責任が重いですが、診療の自由度が増すのでやりがいを感じています。

仕事を離れると、どのようにリフレッシュされていますか? 

東祐介院長 パークサイド歯科4

北九州での勤務医時代に腰痛を感じるようになり、仕事に影響が出ないように体調管理に努め、毎日ウォーキングを欠かさないようにしています。古着のお店巡りも好きですが、いつもは家で映画やスポーツ鑑賞することが多いですね。ウィークデイは家族の時間がなかなか取れないため、休日はできる限り親子で過ごすようにしています。学校の保護者参観日は必ず出席しますが、患者さまと出会うことも多いですね(笑)。

小児矯正のタイミングは、かかりつけ歯科医院に相談を

クリニックにはどんな設備をそろえていますか?

東祐介院長 パークサイド歯科5

口腔内バキュームやレーザーなど一般的なものはもちろん、先進のデジタルエックス線撮影機器も導入しています。従来よりも短時間で撮影が可能になり、被ばく量も今までよりも低減が図られています。各診療台に大型モニターを設置し、エックス線写真や検査結果を映しわかりやすく説明しています。治療方針などの理解を深めてもらうために、アニメーションを用いることもあります。衛生管理面でも細心の注意を払っています。2台の滅菌機を設置し、どちらかが故障しても診療に差し支えないようにし、必ず滅菌を行えるようにしています。

小児矯正について関心のある方も多いと思います。留意する点があれば教えてください。

矯正は永久歯が生えそろってからしかできない、と考えられている親御さんもいらっしゃるかもしれませんね。しかし、乳歯の頃からできる矯正もあります。永久歯がきちんと並ぶために乳歯列には隙間が必要ですが、最近はなかなか隙間がないお子さんが多く見られます。成人になってから矯正をする場合、抜歯をして歯並びを調整する必要性が出てくることもあります。具体的には5、6歳くらいに一度ご相談していただくといいと思います。私の息子も、6歳から矯正治療を行いました。以前、隙間のある乳歯をすきっ歯と勘違いされ、心配してお子さんを連れて来られたお母さんがいらっしゃいました。診ると、教科書に載ってもいいような空隙があり理想的な歯並びの乳歯でした(笑)。

クリニックの展望について、そして、読者へのメッセージをお願いします。

東祐介院長 パークサイド歯科6

ストレス社会を生きる現代人に注意していただきたいのが、歯の食いしばり。ストレスを抱えることなどによって、無意識に癖になっている方も多いです。そんな習慣があると歯は次第に削れていきますので、毎日の生活を振り返り、リラックスできる時間、方法を見つけてください。また、自己流の歯磨きで強くブラッシングをしていても歯が削れていきます。歯と歯肉の境目のエナメル質が削れてしまっている場合、象牙質が露出した箇所がくさび状に見えることから、くさび状欠損と呼ばれます。小さいくさびがだんだん大きくなると、歯の神経を抜かなくてはいけないことにもなりかねないので、症状がないうちにかかりつけのクリニックで正しいブラッシング方法を教えてもらってください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

床矯正(上顎下顎)/12万円、管理料(毎月)/3000円

Access