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石原 宗典 院長の独自取材記事

あおぞら歯科こども歯科

(一宮市/尾張一宮駅)

最終更新日:2021/10/12

石原宗典院長 あおぞら歯科こども歯科 main

尾張一宮駅から車で10分の「あおぞら歯科こども歯科」は石原宗典院長が2016年10月に開院した歯科医院。歯科・小児歯科・ホワイトニング・矯正歯科・審美歯科・インプラントなど広範囲の治療に応じ、患者層も幅広い。院内の大きな窓からは明るい日の光が差し込む。また、小さな子どもを持つ家族が多く住むという地域特性を意識し、託児サービスやキッズルームなど、子ども連れの患者への配慮に溢れている。自身も子育て世代だという石原院長は、「子どもの一生を思って歯に対する意識を高く持ち、大切にしてほしい」と語る。日々心がけていることやクリニックの特長などについて、石原院長に話しを聞いた。

(取材日2017年1月24日)

子どもの一生のために、歯への意識を高く持ってほしい

まずは患者層について教えてください。

石原宗典院長 あおぞら歯科こども歯科1

クリニック名に「こども歯科」と付けていますので、お子がさま多くなるかなと想定していたのですが、開院してみると想像以上に幅広い層の方がいらしてくださって、うれしい誤算というか、とてもありがたく思います。地域としては近隣にお住まいの方がほとんどですね。勤務医の頃は、炎症が起こり歯が痛くなってから来院される患者さまが多かったのですが、ここでは予防や検診をご希望される方も多く、歯への意識が高い印象です。

幅広い層を診つつ、小児歯科にも力を入れていらっしゃるのですね。

一宮市は小さなお子さまを持つご家族が多く住む地域ですので、開院を決めた頃から小児歯科や小児矯正に力を入れたいなと思っていました。実は私も子育て世代でして、子育ての苦労や悩みなど共感できる部分はたくさんありますし、育児に追われて歯のケアが後回しになってしまう気持ちもわかります。ですが、その子の一生を思えば、歯に対する意識を高く持ち、大切にしてほしいですね。いらしてくださった患者さまには、「なんとかこの子の歯が虫歯にならないように」という思いで丁寧に治療しています。矯正に関しても、子どもの頃に行うと、その子にとって一生の財産になります。親御さまには、まずその辺りをお話しさせていただいていますね。

小児矯正も診療されているのですね。

石原宗典院長 あおぞら歯科こども歯科2

はい。矯正においては、患者さまのご希望や年齢・歯の状態によって適切な対応ができるよう、顎の大きさを調整する床矯正やマウスピースを使用する矯正など、選択肢を複数用意しています。歯並びの状態はさまざまで、時には食べることに支障はなく親御さまもお気付きでないけれど、将来的に虫歯や歯周病のリスクがある歯並びのお子さまもいます。そのような場合、早い段階で気づいてあげると治療期間が短くて済むことが多いため、お子さまの今後のために今できることを親御さまにお話しをさせていただきます。また、私も矯正の経験・知識はありますので基本的なご質問には応じますが、難しい症例や複雑な内容にも応えれるよう、毎月矯正専門の歯科医師による診療の時間も設けています。

歯科医師をめざした背景を教えていただけますか。

家族や親戚に医療関係者が多く、中には歯科医師もいたので、幼少の頃から医療関係に進みたいという思いを抱いていました。そして、では実際に自分に何ができるかを考えた時に、歯科医師に興味を持ったのです。大学卒業後、実際に勤務し始めると、勉強するのとやってみるとでは全然違う。治療技術だけでなくコミュニケーション能力も重要で、経験値が必要だということを目の当たりにしました。難しい治療をすれば正解ではなく、患者さまが求めていることを形にして行くことが歯科医師の仕事です。自分がすごくいい治療をしたと思ったとしても、患者さまが納得いかなければ成功ではありません。勤務医時代に痛感したことを糧に、当院では患者さまとの会話の中でゴールを見つけてスタートし、患者さまの求められていることをひとつ一つ解決していく。そうして信頼関係を築いていきたいと思っています。

子ども連れの患者も安心して通える環境を

託児サービスをされているとお聞きしました。

石原宗典院長 あおぞら歯科こども歯科3

はい。託児は専門スタッフが応じていて、予約制で受け付けてます。今はあまり日数が取れないのですが、今後増やしていくつもりです。託児は開院当初から取り入れていますが、やってみると需要があることを実感しますね。妊娠中は歯周病になりやすい傾向がありますが、妊娠出産をご経験されて、忙しくて治療に通えなかったという方も多いと思います。そういった方にも、安心して通っていただけるような環境をご提供したいですね。また、妊娠中の方にも、安定期に入れば治療に応じたり、お子さまが生まれてから気をつけてほしいことなどをアドバイスさせていただいたりしています。虫歯も歯周病も細菌との戦いですので、お子さまの将来のためにも、予防への意識を持っていただきたいですね。

日々の治療において心がけていることはありますか?

先ほども申し上げたとおり、医学的に正しいことや先進的なことと、患者さまが求めていることが必ずしも一致するとは限りません。ですので、まずはそのすり合わせを大切にしています。あとは、痛みの軽減をすることですね。しっかりとした表面麻酔と電動注射器、細い注射針を使用すると、急性症状でない限り、かなり注射による痛みを減らすことができます。その分時間はかかりますが、患者さまにとっては「痛みの有無」が治療を受け入れられるかどうかの重要な部分になると思いますので、常に意識していることです。

ホワイトニングにも力を入れていらっしゃるのですか。

石原宗典院長 あおぞら歯科こども歯科4

当院のスタッフは全員ホワイトニングを経験しており、みんなが知識を備え意識を高く持ち、力を入れている内容の1つです。当院のホワイトニングには、照射器を使用するオフィスホワイトニングとマウスピースで患者さまがご自宅で行うホームホワイトニングの2種類があり、双方の特徴をお話しをさせていただいた上で、患者さまの歯の状態や生活スタイルに合わせてお選びいただいています。歯の白さで人の第一印象は大きく変わりますので、価値を感じていただけたらうれしいです。また、歯科医院にくるきっかけとしてホワイトニングをご検討いただければと思います。仕事や子育てでなかなか歯科医院に来られない方々も、ホワイトニングをきっかけに歯への意識が変わることもあるので、気軽にご相談ください。

あらゆる層が気軽に通える歯科医院をめざす

設備や内装において、こだわりの部分があれば教えてください。

石原宗典院長 あおぞら歯科こども歯科5

院内の造りは機能性を重視して、私が患者さまの所にすぐ駆けつけられるオープンスタイルの半個室と、プライベートに配慮した個室を用意しました。そのほか、お子さま連れの方も安心して通っていただけるように、待合室のキッズルームや、女性専用トイレにはオムツ交換の台を設置。あとは、「歯科医院は暗い」という印象を取り払うべく、大きな窓から明るい日の光が入るようにしました。私自身も明るいところで働く方が元気が出ますしね。所々自然の温かみを感じさせる木目調を取り入れています。また、衛生管理にも力を入れており、医療用の空気清浄機と口腔内バキュームで粉塵やウイルスを除去し、熱が加えられない器具はガス滅菌を行うなど、院内感染の予防に努めています。

開院されてから3ヵ月、想定外のエピソードなどがあれば教えてください。

従業員や家族を背負っていかなければいけないという、良い意味でのプレッシャーを感じています。この仕事は自分1人ではできるものではなく、スタッフの助けがあってできる仕事です。「みんなでこの歯科医院を良くしていこう」という気持ちでいますし、これから先、支えてくれているスタッフが働きやすい環境を作っていきたいですね。想定外のこととしては、先ほど申し上げた通り、来院される患者さまの年齢層が幅広かったことです。とてもありがたいことなので、お子さまから高齢の方まで、皆さまにご納得いただける治療ができるよう努めたいと思います。

今後の展望を聞かせていただけますか?

石原宗典院長 あおぞら歯科こども歯科6

やってみたいと思うのは、子ども向けのイベント。まだ漠然としていますが、「歯科医院が怖い」というイメージをなくすためにも、お子さまが楽しんでいただけるような企画を考えてみたいです。今後の課題はたくさんありますが、まずは患者さまとの意思疎通でしょうか。今はまだ手探りの場合がありますので、これから少しずつ会話を重ね、信頼関係を築いていきたいと思います。そして、お子さま連れの方や小さなお子さまはもちろん、地域密着であらゆる年代の患者さまに気軽に来ていただけるような、居心地の良い環境を築いていきたいです。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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