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中山 明 院長の独自取材記事

なかやま歯科医院

(相模原市緑区/橋本駅)

最終更新日:2020/04/06

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橋本駅から徒歩約10分、マンションが建ち並び子育て世代が増える相模原市の中で地域の口腔の健康を守っている「なかやま歯科医院」。親子3代で70年以上続く歴史あるクリニックだが、2014年に自宅兼のクリニックから現在の場所へ移転。2階建てのモダンなクリニック内では、1階が治療、2階は予防と、2フロアを使い分けている。歯列矯正など幅広い診療内容で対応してきた同院は現在、予防歯科に力を入れている。独特な予防プログラムを取り入れ、親子での予防を推進。0歳児からの予防に取り組んでいる。院内だけでなく地域での啓発活動にも熱心に取り組み、地元貢献に余念がない中山明院長に、クリニックの歴史から今後の展望まで、さまざまな話を聞いた。
(取材日2019年4月17日)

虫歯・歯周病・歯列不正を徹底管理する予防歯科に特化

歴史あるクリニックと伺いました。

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当院は、先々代院長である私の祖父が橋本で70年以上前に開業したのがスタートです。長年、自宅兼のクリニックで診療を行っていましたが、父と私が一緒に診療することになったのを機に、新しく2階建てのクリニックをここに建てて2014年に移転しました。ここを造る時に意識したのは、これまで当院に通ってくださっていた患者さんも新規の患者さんも入りやすいようにするということ。バリアフリー化はもちろん、院内の雰囲気が明るくなるように壁をガラス張りにして外光を取り入れ、待合室は2階まで吹き抜けにして開放感を出しました。親子連れでいらっしゃる患者さんも通いやすいようキッズスペースを設け、保育士資格を持つスタッフも2人配して小さいお子さんでもお預かりできる体制にしました。

2階建てということですが、上のフロアでも診療するのですか?

2階は主に予防のフロアとして歯科衛生士がメインで使っています。2階建てにしたのは、1階で治療を、2階でメンテナンスやクリーニングなどの予防歯科を、というように分けようと考えたからです。歯をきれいにしようといらっしゃった患者さんサイドから、虫歯を削る音が聞こえるのは決して楽しいことではありませんから。ただ最近は、当院が力を入れているということもあって予防の患者さんが増え、今では全体の7割近くを占めるようになったため予防用の診療ユニットが足りなくなってきました。それだけ「予防歯科のなかやま歯科医院」と認知していただけてうれしい半面、「2階にあと2台増やせればいいのに」と歯がゆくもあります。現状は完全個室の特診室を予防用として臨時に使っていますが、近い将来、1階のほかの診療ユニットも個室にして、どこでも予防の処置ができるようにしようと計画を進めているところです。

予防歯科に注力されるようになった理由は?

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これまでの診療経験から、虫歯の治療には限界があると感じるようになったからです。ご存じのように、虫歯になって削ったところは治療をしても元には戻りません。私は前職でたくさんの虫歯の患者さんを診てきましたが、一度治療をすると再治療になるケースが非常に多いことを思い知りました。再治療を重ねない一番の方法は、虫歯にしないことです。そのため当院は「定期管理型予防歯科」へとシフトしました。虫歯だけでなく歯周病、噛み合わせも併せて定期管理すること、そして患者さんに予防の重要性をお伝えし正しい知識を身につけ、ご自宅でもセルフケアを実行していただけるよう啓発していくことを重視しています。

矯正治療や口腔周りの筋トレーニングにも注力

予防歯科では具体的にどんなことを行っているのですか?

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当院では、定期管理型予防プログラムに沿ってお口を良い状態に保っていきます。診療の流れですが、最初は基本検査です。唾液検査で唾液の質や口腔内の菌の状態を調べたり、お口の写真を撮って歯並びを診たりします。検査結果から予防プログラムを作成し、歯垢を取り除き、フッ素塗布、ブラッシング指導などを行った上で再評価し、治療が必要な歯があれば治療します。ここまでが一連の流れです。その後はご自宅でセルフケアに励んでいただきますが、一人ひとりの口腔環境に合わせて1~6ヵ月サイクルで通院いただき、先ほどの一連の流れを繰り返します。若干の違いはありますが、大人も子どもも流れはだいたい同じです。

ほかに力を入れていることがあればお聞かせください。

矯正治療です。歯並びを整えていくことで歯磨きが楽になり、口腔内に残る食べかすも減って虫歯のリスクが下がると考えられますから、ひいては健康増進にも役立つんです。当院では、私のほか、矯正のスペシャリスト2人が治療に対応しています。専門的なご相談にも対応可能なので、気になることがあればご相談いただければと思います。また、近年は10歳前後までを対象とした、MFT(口腔筋機能療法)としてのお口のトレーニングと、マウスピース型の装置を用いた矯正法を組み合わせた小児矯正にも力を入れています。歯並びが悪くなるのは、遺伝だけでなくお口周りの筋肉が正常に使えていないことも原因だということがわかってきています。うまく筋肉が使えないことからくる口呼吸や飲み込みの悪さなどをトレーニングで矯正していくことで、歯並びや、歯並びに影響する全身の状態を改善していくという考え方です。

マタニティー歯科の診療も以前から行っているそうですね。

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妊娠による女性ホルモンの増加やつわりなどで、お口の中の環境は大きく変化します。さらに、つわりで食事が不規則になる、歯磨きしにくくなるなどで、虫歯や歯周病のリスクが高まるのです。妊娠中は特にお口のケアが大切なので、定期的に歯科検診を受けていただけるよう、マタニティー歯科について情報を発信しています。生まれてくるお子さんが、虫歯などの原因菌に感染する一番身近なルートはお母さんです。母子感染を防ぐためにも、妊娠中は虫歯や歯周病の治療・予防にしっかり取り組んでほしいですね。当院では、診療だけでなくこうした知識をお伝えするため、2階に設けたセミナー室での啓発活動も行っています。

わかりやすい診療の提供と信頼関係の構築を心がける

ここまで伺った以外での特徴があれば教えてください。

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患者さん自身にお口の中を正しく理解していただくため、初診や定期検診の方を対象に「お口の健康手帳」をお渡ししています。「この歯は虫歯になりかけている」などの現状、「放っておくと今後どうなるか」「これまでどのような治療をしたか」などの予測や治療歴も記載しています。セルフメンテナンスで磨けている部分、磨けていない部分は、歯並びの図で解説してあるので一目瞭然。治療面では、患者さんが極力痛みを感じないよう、歯科麻酔の時から十分に配慮しています。注射する前に表面麻酔がしっかりと効くのを待ち、体温と同じくらいに温めた麻酔の薬液を、極細の注射針を使ってコンピューター制御の電動麻酔器で注射をしています。

診療で心がけていることは何でしょう?

1つは、わかりやすい治療を提供することです。例えば、診療ユニットにつけたモニターや、タブレット端末を使って患者さんの口腔内写真や、これからの治療内容などを表示してチェアサイドで説明していますが、ビジュアルベースなのでわかりやすいと好評です。もう1つは、患者さんとの信頼関係を築くということ。信頼を得るためにも、昔ながらのやり方を否定せず新しい技術ばかりを押しつけることもせず、それでいて患者さんからの質問にはしっかり答えられるよう先進の歯科医療の勉強も怠らない……このような「患者さんのため」を考えた対応を常に心がけています。

最後に、先生が今後取り組もうと考えていることについてお聞かせいただけますか。

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呼吸について追究していきたいと考えています。先ほど、口腔筋のトレーニングについてお伝えしましたが、当院のトレーニングプログラムで最初に行うのは、呼吸の訓練です。近年、気道が狭くなっているお子さんがたくさんいるのをご存じでしょうか。呼吸が十分にできないので、寝ている時にいびきをかいたり、口を開けたまま生活する子が増えているとされているんです。ただ、歯科医療だけでは、すべてが解決できるとはかぎりません。原因が、鼻や喉にあるかもしれないからです。そこで今後は、耳鼻科や小児科など、医科のドクターと連携して、単に歯並びだけでなく、幼少期からの呼吸の機能的改善を促していきたいと思っています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正/マウスピース型装置を用いた矯正:40万円、成人矯正:80万円~、唾液検査/3000円

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