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前原 秀紀 院長の独自取材記事

前原整形外科リハビリテーションクリニック

(大府市/豊明駅)

最終更新日:2019/08/28

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車通りが多い土地ながらも、その一方で緑豊かな大型公園を有す大府市北崎町。名四国道北崎インターを降り、少し車を走らせると見えてくるのが、開院して1年ほどの「前原整形外科 リハビリテーションクリニック」だ。豊明市にある「医療法人利靖会 前原外科整形外科」での手術を終えた後、その受け入れ施設として同院を建てたのだという。この2施設を、豊明・大府の2市だけでなく幅広い年齢層や症状の患者に利用してほしいと前原秀紀院長は話す。”チームワーク”を大切にしていると話す前原院長の優しい瞳からは、地域医療にかける思いや今後の展望など、強い意思が感じられた。
(取材日2016年11月30日)

手術後の受け入れ施設として建てられたクリニック

「前原外科リハビリテーションクリニック」とはどんなクリニックなのでしょうか?

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豊明市に、父が建てた「医療法人利靖会 前原外科整形外科」というクリニックがあるのですが、当院はその施設で手術をした患者さんが、術後のリハビリに通っていただくことを目的として、2015年9月に開院しました。豊明のクリニックは、1971年に開院して以来、地域密着型でずっとやっていたのですが、僕と兄が整形外科として勤めるようになった頃から、「地域密着型はそのままに、もっと患者のニーズにあった施設にしよう」という考えのもと、大きな手術をメインにしたクリニックにガラリと変えました。手術室が2部屋、入院スペースは11床しかなく、限られた条件ではあったのですが、これまで数多くの手術を行ってきました。その患者さんたちを、リハビリして元気になるまで自分たちでしっかり診たいという思いがあり、この施設をつくりました。

数多くの手術を経験されたのですね。

同院では手術に携わるドクターは20人ほどいます。どの先生も頼れる方たちばかりです。また、夜9時から手術を行う「夜オペ制度」を導入しています。患者さんはお昼から入院できるのでメリットは大きいと思います。たとえば午前中に学校や仕事を済ませ、お昼から入院し、準備、夜に手術というスタイルが可能になります。先生たちも日中は外来などで忙しくしていますが、夜は比較的手が空いているので、私たち医師も患者さんも、時間を有効的に使えるというわけですね。

こちらのクリニックには、他にもいろいろな施設が複合されていますね。

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はい。リハビリを目的としたこのクリニックだけでなく、小児科や循環器内科などの一般診療科をはじめ、カフェラウンジや介護老人保健施設、入院病棟や保育所なども兼ね備えています。これらの複合施設を総称して「ヴィラ北崎」と呼んでいます。手術のあとのリハビリだけでなく、お子さんからお年寄りの方、スポーツ選手まで、地域の人に幅広い間口で利用してほしいと思い、この形になりました。当院は、それぞれの分野に特化した腕利きの先生方を外からお呼びしています。大きな病院へ行かなくても、先進的な医療がこの「ヴィラ北崎」で全て受けられるように、という思いで日々診療をしています。

周りと協力しながら、よりよいものを創り上げていく

豊明のクリニックとの使い分けは、どのようにしたらいいのでしょうか?

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こちらの施設はリハビリを目的としているとお話ししましたが、手術が必要なレベルの患者さんは、当院にも多くいらっしゃいます。今後、豊明にある前原外科整形外科に通う患者さんの中で手術が必要な方が多くなった際には、当院でも手術が行える環境にしたいと考えています。今はまだないので、手術が必要だと判断した患者さんは、豊明の前原外科整形外科に行っていただいています。当院でお呼びしている先生がたは、豊明にも大府にも行き来しているので、どちらも利用していただいてかまいませんよ。大府の当院ですと公共交通機関がないので車でみえる方が多いですし、豊明の前原外科整形外科は駅が近いので電車で来院される方もいらっしゃいます。また、診察を受けたい時間帯によって使い分けていただくのもいいかもしれません。どちらのクリニックに行かれても、高い水準の医療を提供できると思います。

先生はご自身のことをどのような人間だと感じますか?

僕は自分のビジョンに向かって突き進み、行動に移していくタイプだと思います。そして、行動に移すときには自分ひとりで行動するのではなく、周りの意見をききながら成し遂げていきますね。このクリニックも、先輩方や地域の方々の意見を取り入れて完成させました。コンセプト的には、あまり病院っぽくしたくありませんでした。気軽に入れて、でも広々と清潔感があるホテルのような。天井も高く、圧迫感を感じないようにしました。

患者さんとのエピソードはなにかありますか?

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ここ最近あったことなのですが、僕はあるスポーツ選手の男の子を診ているんです。手術はしませんでしたが、練習中にけがをして、コーチや監督と一緒に来院されました。どんな治療をして、どんなふうにリハビリをしていくかなども、ご本人やコーチたちと何度も相談しました。そんな彼が、リハビリ後成績が一気に上がり、大きな大会に初めて出場できたんです。テレビでその姿を観たときには、本当にうれしく、感動したのを今でも覚えています。他にも、当院にはスポーツ関係の方たちが多く通ってくれていますので、そういった方が元気になって試合に出ていたりすると、やはりうれしいですね。反対に、つらいと思うエピソードはありませんね。つらい思い出は、いい状態になるまであきらめずにやり続けるんです。「嫌」を「嫌」なままにしない、というのが僕のポリシーでもあるかな。

地域に長く愛されるクリニックをめざして

先生が医学の道に進まれたきっかけは、やはりお父さまの影響が大きいでしょうか?

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そうですね。僕は昔、豊明のクリニックの3階に住んでいました。学校から帰ると、父が患者さんに真摯に向き合っている姿を目にするのが当たり前でしたし、小さい頃はそれが純粋にうれしかった記憶があります。やがて父の勧めもありこの道に進みましたが、この年になり、ふと「自分は何がしたいんだろう」と立ち止まって考えることがあるんです。そのときに思うのは、純粋に「患者さんが元気になる姿を見たい」「患者さんの役に立ちたい」ということなんです。そういったことが僕自身の原動力になっているのかもしれませんね。

お忙しい先生ですが、息抜きはどのようにされていますか?

昔は、水上で行うウェイクボードをするのが好きでした。子どもたちが生まれてからはそんな機会も減りましたので、また落ち着いたら始めたいですね。今は子どもたちと、早朝6自からにマラソンをすることが日課です。開院して1年経ち、なかなか家族との触れ合いがないなと考えていたので、とても貴重な時間です。ここでの勤務が長引いて、帰宅するのが夜中の2時や3時になっても、毎朝必ず5時半には起きてマラソンをしていますよ。

クリニックの今後の展望を教えてください。

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当院も開院して1年を迎え、だんだん地域に周知されてきつつあるのかなと感じています。今後はもっと多くの方にこの施設の魅力を知ってもらい、利用していただきたいです。そのために充実した施設にしていくことはもちろん、病気やケガを未然に防ぐため、「予防」に着目した生活支援を行いながら地域に根付いていきたいと考えております。設備もドクターの腕も、大きい病院に引けを取らない。ここにくれば一度にいろいろなことができて、患者さんとの距離も近く、なにかあればすぐ診ることができる。そんな施設が地域にひとつくらいあってもいいと思うんです。そして豊明の「前原外科整形外科」のように、地域で長く愛されるクリニックでいたいですね。

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