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池田 忠幸 院長の独自取材記事

デンタルパーク いけだ歯科醫院

(横浜市神奈川区/東神奈川駅)

最終更新日:2024/12/26

池田忠幸院長 デンタルパーク いけだ歯科醫院 main

院内に入った瞬間に目に入る街灯やベンチ。映画のセットのような造りに子どもも大人も笑顔になるという「デンタルパーク いけだ歯科醫院」。院長の池田忠幸先生は、歯科としての枠にとどまらず、さまざまな疾患や生活環境なども踏まえながら全身の健康状態をサポートする包括的診療に力を入れている。もともと家業を継ぐため他学部に進んだが、どうしても歯科医師になりたいと歯学部に入り直したという経歴の持ち主。自分が患者の立場ならば、自分に治療をしてほしいと思えるかと常に自問しながら、診療に取り組んでいるという。患者を包み込むような穏やかな笑顔と、とことん患者に寄り添う真摯な姿勢も印象的だ。そんな人間味あふれる池田院長に、同院の特徴や、かかりつけ医としての熱い思いをじっくり聞いた。

(取材日2021年1月6日)

全身の健康や生活背景を考えた包括的な歯科診療を実践

セントラルパークをイメージしたクリニックとのことですね。

池田忠幸院長 デンタルパーク いけだ歯科醫院1

学生時代から海外を回り、バックパック1つで夜を明かしたセントラルパークが、私にとって世界への興味を広げてくれたきっかけの場所でした。開業にあたって、ただ治療するだけでなく、都会の雑踏の中で心の安らぎを求めている方がふらっと立ち寄って、少しでも笑顔になれる公園のような場所でありたいという思いを込めたのです。天井の青空と開口部のグリーン、そして街灯やベンチに癒やされると言ってくださる患者さんも多くて、私もうれしく思っています。

では、開業までの経緯を教えてください。

もともと手先が器用で、大きくなったら歯科医師になりたいという夢も抱いていたのですが、家業を継ぐために家電メーカーの研究開発に携わっていました。しかし歯科医師になりたいという思いを抑えきれず、父に打ち明けて歯科大学に進みました。いつか父の歯の治療をして恩返しをしたいと一生懸命勉強していたのですが、残念ながらその前に父は他界しました。一方、大学院では内科の先生に指導を受け、歯というのは体の中の臓器の一つで、必ずしも口の中だけでくくれるものではなく、体全体の情報を口の中につなげながら全身の健康を考えることが大切だということを学びました。そして高齢者歯科学を専門として、糖尿病や高血圧など患者さんの全身疾患や生活環境、さらには精神的側面なども配慮した歯科診療を行ってきました。

そうした経験が、こちらでの診療にも生かされているのですね。

池田忠幸院長 デンタルパーク いけだ歯科醫院2

そうです。当院でも、治療前に、脈や血圧も測り、時には唾液のpHも調べます。酸性に傾いている時は体のどこかで炎症が起こっていたり、虫歯になりやすい環境であったりするサインだからです。小さな変化を見逃さないことは根本的原因の解明につながるだけでなく、大きなトラブルや医療事故を防ぐことにもつながります。心臓病などのリスクのある方には、あえてユニットまで数メートル歩いていただいて、様子を見ながら治療ができるかどうかを判断することもあります。東洋医学的な考えも取り入れて、舌の色や、日常生活の様子なども参考にすることもあります。

全身の健康を見据えた歯科診療ということですね。

お口の中に現れる現象は体のどこかが悲鳴をあげているサインなのです。ある現象が現れるには生活習慣や生活環境、あるいは遺伝的問題など必ず背後に原因があると考え、さまざまな面から包括的に考えて、医科への受診を勧めたり、歯科と医科の橋渡しをしたりすることも、かかりつけ医として大切な役目だと思っています。ありがたいことに、そうした包括的な考え方を取り入れた診療を求めて通院される方も増えてきています。また最近、新型コロナウイルス感染症が流行する中で基礎疾患という言葉が広まり、「基礎疾患に配慮した治療」が理解していただけるようになったのもうれしい変化ですね。

子どもから高齢者、外国人にも、親身に寄り添う診療

どんな患者さんが来られますか。

池田忠幸院長 デンタルパーク いけだ歯科醫院3

お子さんから、高齢の方まで幅広いですが、ここは新しいマンションも増えている地域なので、小さいお子さんやファミリー層の方も多いですね。危険物を取り扱う工場が多いエリアということもあり、歯や歯周組織に有害な物質を取り扱う職場で働いている人も来られます。近くに米軍施設もあり、またホームページで英語対応を伝えているため、外国人の患者さんも来られます。日本人と欧米系の方では解剖学的な違いもあり、また言葉のニュアンスを把握するのが難しいため、イラストなども活用して意思疎通しながら治療しています。

先生の診療方針について聞かせてください。

まず、どんな訴えでも患者さんに親身になって寄り添うこと。もし自分が患者の立場だった場合、自分に安心して任せられるか、診てもらいたいだろうかと常に自分に問いかけています。そして、患者さんの話をよく聞き、よく説明すること。お子さんにも、どうして治療や予防が必要なのか、納得してもらえるように説明してから、お口の中を触ります。また社会人時代、歯が痛くても忙しくて通院できない、治療を受けたくても金銭面で不安だと感じていました。だからこそ、費用のことからちょっとした体調の変化まで、何でも気軽に相談できる歯科医院でありたいと思っています。

開業から5年目を経て、どのような思いがありますか。

池田忠幸院長 デンタルパーク いけだ歯科醫院4

だんだん地域に浸透してきたと感じています。かかりつけ歯科として通い続けてくださる方が多いので、お子さんの成長や、大人の方のお口の中の変化をみていけるのが、当院の強みですね。お口の状態が良い方ほどまめに受診されるのも印象的です。いわゆるコロナ禍が始まった頃、診療を控えている方もおられましたが、お口の中を清潔にすることの重要性が理解されて、予防にも熱心に取り組まれる方が増えてきました。年々変化する診療のスキルや知識を学習して取り入れることは医療人としての義務ですし、コロナ禍のような変化に対応することも必要です。もともと感染対策には力を入れ、治療時には必ず移動式の口腔外バキュームを使っていましたが、さらに体制を整えるために口腔外バキュームを増設することにしました。地域の皆さんに安心して治療を受けていただけるよう、積極的に環境の整備を続けていきたいですね。

医療技術の向上だけでなく、心のある医療をめざす

ところで、先生の健康法やリフレッシュ方法についても教えてください。

池田忠幸院長 デンタルパーク いけだ歯科醫院5

日頃から健康管理には気を使っています。性格的に気がつくと、患者さんのことをあれこれ考えてしまうので(笑)、あえて何も考えずに済むよう、時間があれば近くを走って頭の中を空っぽにするように心がけています。潮風の中、黙々と走るのは本当に気持ちが良いですよ。リフレッシュとしては音楽が好きなので、診療中、自分の聞きたい曲や、患者さんに合わせた曲を選ぶのがちょっと楽しみですね。

これからの展望についてお聞かせください。

核家族化が進む中、地域の皆さんの憩いの場として気軽に立ち寄っていただき、一人ひとりの患者さんと末永くお付き合いできるような信頼関係を築きたいと思っています。また、今後さらに高齢化が進むと、歯科も、もっと基礎疾患や全身状態など医学的な知識が必要になってくると思います。歯科医師は基礎疾患を治すことはできませんが、橋渡し的な役割はできます。医療は医道でもあり、医療技術だけでなく心が入っていなければと思います。私は開業時に、医学というのは先人の努力の積み重ねがあって今があるということを忘れないために「いけだ歯科醫院」という名前でわざと旧漢字を使いました。今でも論文を書き、研究を続ける身として、先人たちの努力を忘れることなく、謙虚な気持ちでこれからも研鑽していきたいと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

池田忠幸院長 デンタルパーク いけだ歯科醫院6

歯科医院というのは、痛くなったら仕方なく行くところというイメージがまだあるかもしれませんが、何もなくても気分転換に公園に行くような感じで気軽に来ていただければと思います。全身の状態を把握しながら、なぜそのような現象が現れたのかを追求し、その原因を取り除くための包括的な診療を進めていきますので、かかりつけ医としてどんな小さいことでも気軽にご相談ください。特に、現役世代の方は男性も女性も忙しいと思いますが、自分の健康を後回しにするとどんどん状況を悪くするかもしれません。お口の中に異常を感じたら、まずは歯科を受診してください。お口は全身の健康の入り口ですから、日頃からなんでも相談できるかかりつけ医としてお役に立てればうれしいですね。

自由診療費用の目安

自由診療とは

歯列矯正(部分矯正の場合)/11万円~

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