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池田 忠幸 院長の独自取材記事

デンタルパーク いけだ歯科醫院

(横浜市神奈川区/東神奈川駅)

最終更新日:2020/04/01

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院内に1歩入った瞬間に目に入る街灯やベンチ。映画のセットのような造りに思わず歓声を上げてしまう患者も多いと評判なのは、2016年5月に開院したばかりの「デンタルパーク いけだ歯科醫院」。院長の池田忠幸先生は、歯科という枠にとどまらず、さまざまな疾患や生活環境などもふまえながら全身の健康状態をサポートする包括的診療で注目の歯科医師だ。患者を包み込むような穏やかな笑顔と、じっくり相手の言葉に耳を傾ける姿から、とことん患者に寄り添う真摯な姿勢が伝わってくる。そんな人間味あふれる池田先生に、セントラルパークをイメージした内装への思いから歯科医師をめざしたきっかけまで、熱い思いをじっくり聞いた。
(取材日2016年11月22日)

亡き父への思いが支えた包括的診療への道

セントラルパークをイメージした歯科医院というのはユニークですね。小物使いもステキです。

学生時代から海外を周るのが好きで、バックパック1つで夜を明かしたセントラルパークが私にとって世界への興味を広げてくれたきっかけの場所となりました。セントラルパークは町の憩いの場としていろんな人が心を休めに集まる場所です。開業にあたって、ただ治療するだけでなく、都会の雑踏の中で心のやすらぎを求めている方がふらっと立ち寄って、ベンチに腰掛けて小説を読んだり、スタッフと会話したりすることで少しでも笑顔になれる場でありたいという思いを込めて、セントラルパークをイメージした内装にしました。天井の青空と開口部のグリーン、そして街灯やベンチに癒やされると言ってくださる患者さんも多くてほっとしています。

先生が歯科医師になったいきさつを教えてください。

私はもともと手先が器用で、プラモを作ったりこまかい作業をしたりするのが大好きな子でした。大きくなったら歯科医師になりたいという夢を抱いていたのですが、実際には家業を継ぐために家電メーカーの研究開発に携わることになりました。社会人として多忙な日々を過ごす中、どうしても歯科医師になりたいという思いを抑えきれなかった私は、ある日思い切って父にそのことを打ち明けました。父なりに複雑な思いがあったと思うのですが、父は私の思いを受け容れてくれました。そんな父だったからこそ、いつか自分が父の歯の治療をして恩返しをしようと一生懸命勉強していたのですが、残念ながらその前に父は病気で亡くなってしまいました。今思い出しても、本当につらいですね。

お父さまの死が、歯科だけではなく全身の健康を考えたいという患者への思いへつながったのですね。

それは大きいと思います。私は鶴見大学の歯学部を卒業後、大学院では内科の先生に指導を受けました。たいへん厳しい指導のもと、歯というのは体の中の臓器のひとつで、必ずしも口の中だけでくくれるものではなく、体全体の情報を口の中につなげながら全身の健康を考えることが大切だということを学びました。専門は高齢者歯科学で、お口の中だけでなく糖尿病や高血圧など患者さんの全身疾患や生活環境、さらには精神的側面などもみながら歯科診療にあたるので、脈や血圧も測ります。小さな変化を見逃さないことは根本的原因の解明につながるだけでなく、大きなトラブルや医療事故を防ぐことにもつながります。実際、血圧に異常がみられた患者さんの治療を中止して病院を紹介したところ、そのまま入院となって一命をとりとめたという患者さんも少なくありません。

全身を見据えた包括的診療で健康をサポート

じっくり患者の話に耳を傾けるだけでなく、体調管理もしてくれると先生を慕う患者も多いそうですね。

お口の中に現れる現象は体のどこかが悲鳴をあげているサインです。ある現象が現れるには生活習慣や生活環境、あるいは遺伝的問題など、必ず背後に原因があると考え、当院では患者さんの話をじっくり伺い、顔色をみて脈や血圧を測るところから治療を始めます。時には唾液のPH(ペーハー)も調べます。酸性に傾いている時は体のどこかで炎症が起こっていたり、虫歯になりやすい環境であるというサインだからです。また、場合によっては東洋医学の観点から舌の色を診たりもします。さまざまな面から包括的にみて、「病院に行かれたほうがいいですよ」と歯科と医科の橋渡しをすることも、かかりつけ医として大切な役目だと思っています。ありがたいことに、台風が直撃した時でもキャンセルされる患者さんは皆無で、健康チェックを兼ねて気軽に通ってくださる方が増えてきているのを実感しています。

話しを伺えば伺うほど、先生は単なる歯科医師というよりは昔ながらの町医者という印象を受けます。

そんな風に思っていただけたらうれしいですね。私は社会人として企業で働いていた頃、歯が痛くても忙しくて通院できない、いい治療を受けたくても金銭面で不安だと常々感じていたこともあり、患者目線ではまだまだ歯科受診のハードルは高いと思っています。だからこそ自分が開業した時は、費用のことからちょっとした体調の変化まで、それこそなんでも気軽に相談できる身近な医療施設にしたいという思いが強かったんです。それだけではなく、医療が細分化し、専門に特化した医療施設が増えてきている時代だからこそ、あえて患者さんの全身の健康を総合的に診断できる身でありたいという思いもあります。お口は全身の健康の入り口だからこそ、日頃からなんでも相談できるかかりつけ医としてお役に立てればうれしいですね。

患者と接する時にどのようなことを心がけていらっしゃいますか?

まず、どんな訴えでも患者さんに親身になって寄り添うこと。それから、もし自分が患者の立場だった場合、自分に安心して任せられるか、診てもらいたいだろうか、と常に自分に問いかけています。私は今も大学病院で研究を続けているので、もしこれは専門機関で診てもらったほうがいいなという場合は速やかに大学病院を紹介することができます。大学病院というバックグラウンドがあるからこそ、万一の時でも安心して対応できるという点でとても恵まれた環境ということに感謝すると同時に、常に患者さんに安心感を提供できるかかりつけ医でありたいと思っています。

めざすは公園のような地域の憩いの場としての歯科医院

大変お忙しい毎日だと思いますが、先生のリフレッシュ法を教えてください。

この辺りは新興マンションが多いのでお子さん連れの患者さんも多く、小さな靴を見るだけで「こんなに小さな足で痛い思いをしながら来てくれたのか」と感じることもあるんです。診療が終わって家に帰ってからも、あの患者さんは大丈夫かな、あの子は今頃どうしているかなとどうしても気になってしまい、様子を伺うために電話してしまうこともあります。性格的に気が付くと患者さんのことをあれこれ考えてしまうので、あえて何も考えずに済むよう、時間があれば近くを走って頭の中を空っぽにするよう心がけています。潮風の中、黙々と走るのは本当に気持ちがいいですよ。

今後の展望をお聞かせください。

朝、ここのシャッターを開けている時にこの前を通る方にあいさつすると、皆さんあいさつを返してくださることが本当にうれしいですね。核家族化が進む中、地域の皆さんの憩いの場として気軽に立ち寄っていただき、まずは一人ひとりの患者さんと末長くおつきあいできるような信頼関係を築いていきたいと思っています。また、医学というのは今までの積み重ねがあって今があるということを忘れないために、「いけだ歯科醫院」という名前では、わざと旧漢字を使っています。今でも論文を書き、研究を続ける身として、先人たちの努力を忘れることなく、謙虚な気持ちでこれからも研鑽していきたいと思っています。

最後に読者にメッセージをお願いします。

歯医者というのは痛くなったら仕方なく行くところというイメージがあるかもしれませんが、何もなくても気分転換に公園にいくような感じで気軽にお立ち寄りいただければと思います。ここで一休みしていくのもよし、どんな歯医者なのか下見するのもよし、当院は何でもありの憩いの場です。私は肩書は歯科医師ですが、今も肝臓の研究に携わっています。ちょっとした雑談の中に、健康に関する大きなヒントが見つかることもあります。単に痛みを取り除くだけではなく、全身の状態を診ながらなぜそのような現象が現れたのかを追究し、その原因を取り除くための包括的な診療を進めていきますので、かかりつけ医としてどん小さなことでもお気軽にご相談ください。

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