玉山 隆章 院長の独自取材記事
渋谷リーフクリニック
(渋谷区/渋谷駅)
最終更新日:2026/06/02
「来院してくれた方には、責任を持って向き合っていきたいんです」そう語るのは、「渋谷リーフクリニック」の玉山隆章院長だ。渋谷道玄坂に2016年に開業し、内科と胃腸内科、泌尿器科を手がけてきた玉山先生。検査だけで終わらずに、患者の声にしっかり耳を傾けながら時間をかけて話し、治療のために寄り添っていくのが、玉山先生のスタンスだ。常に変化していく渋谷の街は医療を取り巻く環境も変化が著しいが、その中でも自身のスタンスは変えることなく、患者に信頼される医療の提供をめざしてきた。そんな先生の真剣な思いは、患者に合わせた診療方法や、穏やかな雰囲気の院内づくりにも表れている。多くの人が行き交う渋谷でどのような医療を提供し、どのように患者の相談に取り組んでいくか、今後の展望も含め玉山先生の思いを聞いた。
(取材日2026年4月28日)
約10年、渋谷とともに歩んできたクリニック
渋谷という人が多いエリアに開業した理由は何ですか?

開業前に勤務していたPL東京健康管理センターから近く、患者さまに来てもらいやすい立地として渋谷を選んだんです。今年で10年目になりますが、その間でも新型コロナウイルス感染症の流行があったり、渋谷の再開発が進んだりと、大きな変化がありましたね。特に空いたテナントに新しいクリニックが入ってくるなど、渋谷の医療環境は目まぐるしく変わっています。そちらに人が流れていくこともありましたが、当院に来てくださる患者さまにしっかり向き合い、真面目に診療していくという姿勢は変わることなく貫いてこられたと思っています。
現在に至るまで、クリニックも変化はあったのでしょうか?
開業から3年目までは胃カメラも大腸カメラも一通りやっていたんですよ。でも新型コロナウイルス感染症の流行で状況が一変しました。会社勤めの患者さまの来院が減り、1日に10人も来ない日も続いていたんです。スタッフも集まりづらくなる中、思い切って大腸カメラはやめたんです。その代わり、もともと診ていた胃腸内科や泌尿器科の診療の比重を増やしました。今は消化器内科をはじめとした内科全般から泌尿器・性感染症診療まで幅広い患者さんに来ていただいています。また胃カメラも継続しており、通常の診療の合間に行っています。集患ばかりにとらわれることなく、自分の道でしっかりした診療をやろうと、改めて確認できました。
来院される患者さまの層について教えてください。

内科は高校生から近所に住んでいる高齢の方まで幅広いですが、やっぱり会社勤めの方がメインですね。例えば膀胱炎や過活動膀胱など泌尿器の相談で来た方が、併せて内科も診てほしいとシフトしてくるパターンも多いです。また渋谷区の内視鏡検診に携わっているので、検診を通じて来てくださる方もいますね。当院は私が一人で最初から最後まで診ていくので、患者さまの顔を見て、目を合わせて、きちんと話すことで信頼関係を築くことを大切にしています。また男性の泌尿器の診療であれば私一人で対応し、女性なら女性スタッフを必ず立ち会わせるなど、安心できるような環境づくりや配慮は徹底しています。
責任ある診療で、患者との信頼関係を築く
胃腸内科と泌尿器科の両方を診ているんですね。

もともとどちらも経験があったので自然とこの形になりましたが、相談の入り口が広くなるのが強みですね。おなかが痛い時に、胃腸の問題なのか、尿管結石なのか、または前立腺炎なのか一見ではわかりません。当院なら両方の視点で診られるので、原因の切り分けがスムーズにできるんです。また触診によっておなかの硬さや痛み方を確認することも大事にしています。触れば緊急性があるかどうか大体わかりますからね。その上で緊急性があれば他の病院に紹介したり、そうでなければ薬で対応するといったように判断しています。あとは忙しい現役世代の方にとって、胃カメラと同時に性感染症検査も、みたいに1ヵ所でまとめて診てもらえる利便性もあるため、メリットは大きいと思いますよ。
患者さまと接する時に意識していることはありますか?
いわゆる「3分診療」というのが、私はどうしてもできないんですよ。相手の話を遮ることができなくて、相談を全部聞いてから話をしてしまう。本当は1分で終わるような話でも、せっかく来てくれた人をすぐ帰すのは申し訳ない気持ちになるので、必ず対話をするようにしています。私一人でやっている分、一人ひとりにしっかり向き合う時間はありますから。その結果、患者さまに「親身に聞いてくれる」と感じてもらえたらうれしいですね。いらしてくださった方が「ここで相談して良かった」と納得して帰れるような診療をめざしています。
診療において、先生のこだわりを教えてください。

検査して終わりではなくて、その先まで責任を持つのが私のスタイルです。胃カメラなら、当日その場で写真を見せながら丁寧に説明して、1年後のフォローまでしっかりアドバイスします。性感染症関係も、ただ薬を出すだけではなくて、治療後の状況を確認するための検査やパートナーへのアドバイスも徹底します。ただ一方で、患者さまご自身もきちんと診療に取り組んでほしいという思いがあります。例えば前立腺肥大症で、一時的に良くなった気がしたからと薬をやめてしまう方がいますが、長期的にコントロールしていくことが大事なんです。私も医師として、最後まで面倒を見る覚悟で向き合っていきます。
利便性よりも、信頼してもらえる医療の提供をめざして
先生が医師をめざしたきっかけを教えてください。

子どもの頃から両親に、人のためになる職業として医師になりなさい、と言われていたんです。その後医学部に入り、卒業後は泌尿器科に入局しました。そこで経験を積むうちに、もっと全身を診たいと考えて内科に移り、消化器内科で研鑽を積みました。クリニック立ち上げの時も、内科や泌尿器科と併せて内視鏡も受けられる体制をめざしていましたね。ちなみに当院のシンボルマークにある麻の葉模様は、昔は赤ちゃんの産着に用いられることが多く、頑丈・丈夫という意味合いを持っているんです。そんな由来から、患者さまにも元気で丈夫でいてほしいという願いを込めてリーフクリニックという名前にしました。
今後、どのようなクリニックにしていきたいですか?
開業から現在に至るまで診療内容のバランスなど変化もありましたが、しっかり向き合っていくスタンスは今後も変わりません。MEO対策やSEO対策で来院を増やすよりも、当院では真面目に、誠心誠意行う保険診療を一番に据えることで患者さまの信頼を集めていきたいですね。特に泌尿器科では担当医師が何度も変わるのは患者さまにとって負担になるので、私一人で最後まで責任を持って診るという今の体制を最大限に生かしたいですね。さまざまな医療機関があり、診療のスタイルや取り巻く環境も多様化している中で、私は自分の道を信じて、信頼される診療を貫き通したいと思っています。
最後に、読者へのメッセージをお願いします。

いろんな医療機関を渡り歩いて検査を受けて、らちが明かなくなってから当院に駆け込むのではなく、そうなる前に早いうちに来てほしいんです。利便性だけで安易に選ぶのは、自分の体にとって良くはありません。自分の体を守るためにも、面倒かもしれませんが時間を作って相談しに来てほしいです。早いご相談により、最初の診断から治療に関する説明、その先のフォローまでしっかり行っていけますからね。消化器や泌尿器の症状は自覚できる部分とわからない部分があるため、気になることがあればぜひご相談ください。当院のことを信頼して来てくださる方には、誠心誠意対応していきたいと考えています。

