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木林 伯文 院長の独自取材記事

きばやしファミリー歯科

(町田市/鶴川駅)

最終更新日:2020/04/01

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「受付のソファーは家族が選んでくれたんですよ」と笑顔で教えてくれたのは、木林伯文(ひろふみ)先生。小田急線栗平駅から車で10分ほど走ったところにある「きばやしファミリー歯科」を2016年10月に開業させた院長だ。入口の扉を開けると、優しさと落ち着きがあふれる待合室が広がっている。「受付はラウンド型にしました。事務をする上での使い勝手は良くないのですが、患者さんにとってやわらかい雰囲気を出すことを優先させました」と院長。そんなこだわりの背景にあるのは、「歯医者が怖かった」という幼い頃に経験した思い。木林院長に開業の経緯から診療への熱い思いまで、たっぷりと話を聞いた。
(取材日2017年1月16日)

生涯にわたって地域の家族を診る

開業の経緯を教えてください。

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私は日本大学松戸歯学部を卒業後、埼玉県の医療法人で研修を受け、そのまま同法人に就職して合計7年間、オフィス街や住宅街での治療に携わっていました。一般歯科の治療だけでなく、インプラントの治療や訪問診療の経験も積みました。その中で、患者さんの生涯にわたった治療計画を立て、口の中のメンテナンスをしてあげたいという気持ちが強くなっていったんです。実は父が原宿で開業しているものですから、父のクリニックを継ごうかとも思いました。でも、都心には転勤をする方も多く暮らしているため、治療計画を立てても最後まで診てあげることができないことも多い。それで、ファミリー層の多いこの場所で開業することを決めました。院名にファミリーをつけたのも、家族の皆さんを診たいという気持ちからです。

どんなクリニックをめざしたのでしょうか?

世の中には、「歯医者が怖くて行けない」という人が潜在的にたくさんいると思うんです。私もそれに近い人でした。父に歯を診てもらっていたのですが、震えながら治療を受けていましたからね(笑)。そうやって歯医者に行けない人はたくさんいらっしゃいます。だからこそ、その人たちにも来ていただけるような歯医者にしようと考えています。歯医者が怖いと感じる大きな理由は「痛み」。ですから、高濃度の表面麻酔や細い注射針の使用により、なるべく痛みを与えないような工夫をしています。時間をかけて麻酔を効かせることもポイントですね。これらは、勤務医時代に学ばせていただいたことです。

患者層はいかがですか?

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お子さんが多く、患者さんの3分の1以上を占めていますね。お母さんの意識が高く、「私のような歯にならないでほしい」という気持ちが強いと感じます。それで検診やフッ素塗布を希望される方がたくさんいらっしゃいますね。また、60代以上の方も思ったより治療を受けられています。この辺りは最近移り住んだご家族だけでなく、昔から住んでいる方々も多いそうなんですよ。その方々からは入れ歯などのトラブルをご相談いただいています。

予防の重要性を親と子に伝える

院内の工夫をお聞かせください。

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家族で来ていただきたいので、ファミリールームを作りました。個室の中に診察台と他の家族が待つことができる椅子やプレイスペースを配置しており、親御さんが治療を受けている間は、スタッフがお子さんを見ています。また、別の部屋にはおむつ替え用のベッドを収納した授乳室も用意しました。カーテンで仕切られていますので、安心してご利用いただけます。勤務医時代から感じていたことなのですが、小さなお子さんを持つお母さんはなかなか歯科医院に来ることができないんですよね。そうでなくても、女性はホルモンの影響で口の中の環境が男性に比べて悪化しやすいというデータも出ています。歯医者に来ることができない育児期間に歯を悪くしてしまい、治療を受けた頃には抜いたり神経を取ったりするほかないという状況にならないでいただきたいと願っています。

お子さんの治療で心がけていることはありますか?

予防ですね。開業して1年半がたちますが、学校の歯科検診で虫歯を指摘され、だいぶ悪くなってから来院されるお子さんが多く、この地域にはまだ予防の習慣がついていないと感じています。小学校低学年までは親御さんがお子さんのお口をよく見ていますが、高学年にもなるとなかなか毎日お口の中をチェックすることは難しいですし、中学生になると部活で清涼飲料水をよく飲むようになるなど、虫歯になるケースが多いんです。永久歯は生えてから5年ほどはつくりが未完成でやわらかく、虫歯のリスクが高いので、高校生くらいまでは虫歯の管理が必要。ですから当院では、予防のために定期的に受診していただきたいという思いで、0~15歳までのお子さんに向けた予防プログラム「キッズクラブ」を行っています。

キッズクラブとはどのようなものですか?

お子さんに楽しく通っていただくための取り組みです。具体的には、治療を頑張ったご褒美にカプセルトイを楽しんでもらったり、フッ素塗布やフッ素トレー法をお受けいただいたり。フッ素トレー法とは、フッ素を含む液体を流したトレーを患者さんに噛んでもらい、そこに微弱な電気を流してフッ素をイオン化する方法。フッ素がより歯に定着するといわれています。予防としてはキッズクラブ以外にも、歯質が弱く虫歯のリスクが高いお子さんを対象に、フッ素洗口といって、フッ素を含んだ液でうがいをする自宅でのセルフケアを導入しているほか、奥歯の溝にフッ素加工したプラスチックを埋め込むシーラントも行っています。それから、唇やほっぺたを噛む癖は、親御さんは気づきにくいのですが、顎の発育、ひいては歯並びに関わりますから、そういった癖についてもアドバイスしていますね。

こちらでは歯列矯正の相談もできるそうですね。

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月1回、矯正治療のプロを指導する立場の先生に診療を担当していただき、しっかりとした診断と治療を提供できる環境を整えています。特にお子さんの場合、乳歯と永久歯が混在している時は、顎の成長に合わせて治療できる「ゴールデンタイム」といわれる時期ですので、お子さんの歯列が気になる方はぜひ一度ご相談ください。

歯科医院へのトラウマが患者を思いやる気持ちへ

セラミック治療にも力を入れていると聞きました。

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セラミック治療というと、どうしても審美面に目が行きがちで、もちろんそれもあるのですが、虫歯の再発予防に優れているという大きなメリットがあるんです。自分の歯を残すには、治療をしたときにいかに神経を残すのかというのも非常に大切です。でも、保険診療で使う金属の詰め物は膨張率が天然歯と違うので、温度変化によって年月がたつごとに接着剤がはがれていってしまって、虫歯が再発してしまいやすいんです。しかし、セラミックは歯と膨張率がほとんど同じで、そういうことが起こらないので虫歯になりにくく、結果的に神経を残すことにつながります。私は、勤務医時代にセラミック治療の草分け的存在である先生のところへ行って勉強をしてきましたので、技術には自信がありますし、当院のセラミック治療には5年間の保証をつけています。

歯科医師をめざした理由を教えてください。

父の影響ですね。怖いけれども治療を受ければ痛みがなくなる。そんな治療をする父の姿を見て、自然と歯科医師をめざしました。また、細かい作業が小さい頃から好きだったというのも理由です。プラモデルとかブロックとかを組み立てるのが楽しくて。絵は苦手でしたが工作は得意だったので、図工の評価は良かったことを覚えています。歯科医師になってみて、小さい頃に歯医者が嫌いだった経験は役立っていると思っているんですよ。勤務していたクリニックの院長も子どもの頃、私と同じ状況だったそうなのですが、だからこそ患者さんの気持ちがわかる。理解しようと、痛みをなくそうと努力できるのも、その経験があったからだと思うんです。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

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この土地に暮らす方々のニーズをつかみ、そこに力を入れていきます。例えば、ファミリー層やお子さんのニーズは予防歯科だと思うのですが、この地域にどのように提供していくかを考えることが大切だと思っています。ファミリールームを作ったことも一つの工夫です。また、ニーズをつかむためには患者さんと密に接することが鍵となると思っています。そのためにはスタッフとのチームワークが大切。歯科医師には言えない話を、歯科助手が聞き取ってくれることもあるからです。スタッフにはそれぞれ異なる重要な役割がありますから、全員で連携していきます。都会で育った私ですが、ゆったりと優しい気持ちを持った人が多いこの町が今は大好きですからね。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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