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神田 裕康 院長の独自取材記事

かんだ整形外科リウマチ科

(蒲郡市/三ケ根駅)

最終更新日:2020/04/01

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蒲郡市の西部、温泉にも近い、緑に囲まれたのどかな環境に、「かんだ整形外科リウマチ科」は立つ。蒲郡市で生まれ育った神田裕康院長が、地元に貢献したいと2016年に開院した。神田院長は日本リウマチ学会リウマチ専門医で、長く関節リウマチの薬物治療や変形性膝関節症の人工関節手術に携わり、それらの診断、治療にも力を入れる。「“病は気から”というように、病気の改善には患者さんが安心することがとても大切。会話を重んじた診療を行っています」と話す神田院長。笑顔の優しいスタッフをそろえ、原因を見極めて効率的な治療方法を提案する診療スタイルで、「雰囲気が良くて通いやすく、診断力の高いクリニック」をめざしている。
(取材日2019年4月10日)

スタッフとともにチーム連携で治療を進める

モダンできれいな外観に、院内は広く気持ちが良い空間ですね。

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当院は山に囲まれた場所にあるので、山の緑、空の青色に映えるように白色を基調にしました。院内は圧迫感がないよう、待合スペースの天井を高くし、温かみのある間接照明を取り入れたこともポイントです。患者さんが安心されるように医療機関のイメージを払拭することを重視しました。駐車場が広いことも特徴ですね。ちょっと変わっているのがロゴマーク。クレーンが3本の骨を吊っている様子を表しています。父が重機を扱う会社を経営していて、僕はクレーンやショベルカーを見て育ちました。ここはもともと、その会社の資材置き場として使われていたんですよ。骨の絵は、骨に関わる病気を扱う整形外科の特徴を捉えたもので、よく見ると、骨の形が「かんだ」の「K」になっています。両親への感謝の気持ちも込めてこのロゴにしました。

開院して2年余り、どのようなクリニックをめざしたいとお考えですか?

開業当初より、「診断力の高いクリニック」「患者さんが来やすい雰囲気の良いクリニック」をめざしています。整形外科疾患については接骨院や整体院などでも対応していますが、医療機関を受けるメリットは、しっかりとした診断ができること。リハビリを受けるにしても、受けること自体が良いのかどうかをまず診断する必要があり、診断せずに受けることで症状が悪化してしまうこともあります。筋肉痛も、どこかの関節が悪いのか、走り方などの動きが悪いのかといった原因を見極めて、改善のために正しいアプローチをしないと再発してしまうケースもあります。その診断を的確に行うことができるのが「診断力の高いクリニック」ですね。

もう1つの「雰囲気の良いクリニック」とは具体的にどういうことでしょうか?

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患者さんに接するスタッフが笑顔で優しいことです。それが当院の自慢であり、大きな特徴ですね。患者さんの増加に伴い、スタッフも開業時の数人から十数人へと増えましたが、皆、患者さんにとても優しいんです。最初のメンバーがそうで仕事面においても優秀でしたから、新しく入る人にもそれらが伝わるのでしょう。僕から特に指導はしていなくて、西尾市民病院で一緒に働いていた看護師や理学療法士がいますので、彼らに全面的に任せています。理学療法士の1人は、僕と同じサッカーチームに所属しているんですよ。誠実で人格的にも素晴らしい彼を中心に、うちはみんな仲が良いんです。医療面でもスムーズな連携が図れています。

患者の症状、性格も考慮し、適した治療を選択

先生は、日本リウマチ学会リウマチ専門医でいらっしゃいますね。

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はい、関節リウマチの治療には力を入れています。当院のあるこの地域では関節リウマチの専門的な医療機関が少ないため、お役に立てるのではないかと思います。僕は西尾市民病院に6年間、名古屋医療センターに5年半勤務して研鑽を積みました。同センターは東海地方では大規模かつ先端的な医療を提供している医療機関で、そこで専門的に手術や関節リウマチの治療に携わったことが現在の診療にとても生かされています。膝関節の軟骨がすり減ることで痛みが生じる変形性膝関節症の方に対し人工関節を入れる手術も行っていましたので、当院でもその診断や投薬、リハビリテーションを行っています。手術が必要な方には適切な医療機関をご紹介します。

リウマチの患者や治療について教えてください。

患者さんは、手足の痛みや腫れを感じて来院されます。治療は、問診、触診、エックス線撮影、採血を行い、リウマチの治療ガイドラインに沿って行っていきます。高齢の方は合併症がある場合がほとんどですので血液検査は重要です。基本的に薬物療法ですが、腎機能に問題がある方には薬が使えず、注射を打つこともあります。副作用が怖いという方には副作用の少ない薬を使うなど、患者さんの状態や性格によって決めていますね。迷ったときは、「この方がもし自分の親だったら」と考えています。リウマチの薬は格段に進歩していますが、生物学的製剤など保険内でも数万円する高額な薬もあり、費用も含めてご相談しながら決めていきます。

長期にわたる治療で、患者とはどのように接しておられますか?

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当院の患者さんは皆さん、定期的にきちんと通院してこられますが、中には通院の頻度を減らしたいとおっしゃる方もいます。僕は結構厳しくて、「それでは悪くなってしまうこともありますよ」と正直に言っています。そういう方が数ヵ月後に来られると、やはり大抵腫れて痛みもひどくなっていますね。勤務医時代、重い症例を多く診てきましたので、開業した今は、そうならないように患者さんによくお話しし、理解していただきたいと思っています。僕は、悩みを解消するための要因として治療の割合は20%くらいだと考えているんですよ。実際、原因と改善方法を説明するだけで患者さんは安心されることが多いんです。「病は気から」というように、治療には患者さんの気の持ちようがとても大切。常に、十分な説明やリラックスできるお話など対話を大事にしています。

雰囲気が良く、高い診断力を持つクリニックをめざす

女性に多い骨粗しょう症や他の治療についても教えてください。

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骨粗しょう症の方は非常に多いですね。腰痛で来られてエックス線写真を撮ると、腰の骨が薄くて骨粗しょう症とわかることもあります。当院では、手やかかとではなく、大腿骨と腰椎で測る骨密度測定装置を導入しています。また腰痛や肩こりなどには、癒着して硬くなっている筋肉と筋膜を剥がして痛みの緩和をめざすトリガーポイント注射、膝や肩などの関節の痛みには、潤滑剤としてヒアルロン酸の関節注射も行っています。整形外科疾患の治療において注射は有用な手段と考えます。外反母趾、内反小趾、たこ、うおのめ、足底腱膜炎、有痛性外脛骨障害など足の症状に対しては「足底板(インソール)」の作成もしています。僕は患者さんが診療室に入ってこられる時から歩き方を見ていて、靴底の減り具合をチェックすることもあり、必要に応じて理学療法士による動作指導を行います。

院長ご自身についてお聞きします。なぜ医師を志されたのでしょうか?

父が気管支拡張症という肺の病気になったことがきっかけですね。苦しむ姿を見ていて、病気を治す医師が将来の選択肢として浮かびました。整形外科を専門にしたのは、スポーツが好きだったから。今もサッカーチームに所属していますが、大学時代もサッカー部でした。スポーツにケガはつきものですから、それを治療する整形外科の医師になろうと思ったのです。それと、僕が今まで出会った整形外科の医師はさっぱりとした性格の方が多く、話していて気持ちが良かったことも大きいですね。

最後に、読者へのメッセージや今後の展望についてお聞かせください。

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関節リウマチは発症してからの2年の間の進行が早く、いかに早く適切に治療を開始するかが重要です。朝のこわばり、関節の腫れや痛み、発熱、疲れやすいなどの初期症状があれば早めに受診しましょう。骨粗しょう症も50歳を過ぎたら一度、骨密度を測定することをお勧めします。当院の待合室にある大画面のモニターでは整形外科疾患の症状や治療についてわかりやすくお伝えしていますので、ご自身やご家族に当てはめて、少しでも早い発見、治療につなげていただければと思います。今後も「高い診断力」と「雰囲気の良さ」というコンセプトを継続し、いずれはデイケアなどの介護部門を始めて、多くの方が継続してリハビリを受けられるような体制を築いていきたいですね。

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