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古畑 和人 院長の独自取材記事

古畑歯科医院

(所沢市/小手指駅)

最終更新日:2020/04/01

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2014年にリニューアルオープンした「古畑歯科医院」は、温かみのある絵画やオブジェが飾られ、あちらこちらに古畑和人院長のこだわりがあふれるクリニックだ。待合室には子どもの患者用に折り紙を置き、来院した大人たちと一緒に楽しむ場面も見られるのだという。古畑院長は、日々の診療のかたわら熱心に研究を行うだけでなく、スマートな医院づくりのためにデジタル化を積極的に行っているそう。歯科医師だけでなく、歯科衛生士もマイクロスコープを使って細かく確認をしながら診療やケアを行うスタイルについてや、歯科衛生士も担当制を採用。予防歯科に注力する想いについてなど、古畑院長に話を聞いた。
(取材日2016年9月23日/情報更新日 2019年8月29日)

マイクロスコープを活用して精密な治療に努める

歯科医師をめざしたきっかけは何ですか?

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私は最初は、大学で物理を専門に勉強していたんです。その頃に顎関節症である先生にお世話になり、治療や仕事への姿勢に感銘を受けて、次第に歯科医師の仕事に興味を覚えるようになりました。そして大学卒業と教員免許の取得を果たした後、その先生の出身校である東京医科歯科大学への再入学にチャレンジしたんです。受験と卒業研究の両立は大変でしたが、塾講師のアルバイトをしていたため、試験では苦労せずに済みました。そして、実際に治療を行うようになったときに思ったのは、「まだ解明していないことが多い分野なんだな」ということです。まだ誰も勉強していないことを自分で開拓できたら面白そう、とわくわくした気持ちでいっぱいでした。大学院では基礎となる学問であるという理由以外に、学部生の時に勉強していて一番わからないことが多かった保存学を専攻に選びました。当時から探求心が強く、勉強が好きでしたね。

開業は考えていたことなのでしょうか?

歯科医師として経験を積む中で、「もっと時間をかけてじっくりと患者さんとお話しし、丁寧に診療したい」や、「自分が提供したい歯科医療を実現するためには開業が良いのではないか」などと考えるようになったんです。そのタイミングで、以前からお世話になっていたウチヤマ歯科医院の内山茂先生からクリニック継承のお話をいだたき、現在に至ります。当初はこの建物の2階に診療室があったのですが、1階に転居して広いスペースを得ることができましたので、現在は治療と予防歯科それぞれスペースを分けて、ユニット台を設置しています。予防スペースでは歯を削る音がしないため、リラックスして施術を受けていただけると思いますよ。特にお子さんは予防歯科のスペースでの診療が多いので、歯科治療に対する怖いイメージを植えつけることがないように気をつけています。

治療ではマイクロスコープを活用しているそうですね。

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私が卒後すぐにお世話になったクリニックが、ルーペやマイクロスコープを用いて診療をしていました。マイクロスコープやルーペを通常の歯科治療に取り入れているクリニックは現在も多くはないと思いますが、当院では歯科衛生士のケアでも、治療の場面でも肉眼では行っていません。拡大視野での治療は、精密な歯科治療だけでなく、余計な痛みを感じさせることがないように努めていますので、患者さんにはよく「口の中のタッチの仕方が繊細」とお褒めの言葉をいただきます。当院では保険診療や自費診療に関わらず、必要な時にマイクロスコープを使用しています。これは拡大視野を見ればできることを、保険診療か自費診療かで壁が作られることが、私自身のストレスになるためです。

患者と歯科衛生士の二人三脚で取り組む予防歯科

予防歯科専用のユニット台があるということは、そちらにも力を入れているのでしょうか?

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つらいと感じる治療を受けずに済むのでしたら、それが一番です。お口の健康を維持していくことがとても大切だと考え、予防歯科に力を入れています。ただ、セルフケアへの意識が高くない患者さんに、いきなりブラッシングの指導をしても、なかなか続けていくことは難しいと思います。それが必要だと思えるように意識を引き出すことが大切なんです。患者さんが自分のお口の健康に対してどれだけ関心を持っているか、といった心理状態をコミュニケーションの中から把握し、それをもとに患者さんのセルフケアに対しての心の準備のレベルをステージ分けし、そのステージに合ったアドバイスを提供していきます。そしてしかるべき時期に技術的なアドバイスや唾液検査などをご提案していきます。

歯科衛生士が担当制というのも珍しいですね。

メンテナンスが中心の当院では、頻繁に口腔内の写真を撮影して、患者さんと一緒に変化を探します。その際に、患者さんと信頼関係が築けている歯科衛生士がいることは重要だと考えています。患者さんの発する言葉や表情などの変化を感じるために、担当歯科衛生士制を採用していますので、患者さんがいつ来ても自分の担当の歯科衛生士が診てくれ、密にコミュニケーションを取れるところも特徴だと思います。ある健康行動に対して、知りたい、やってみたいという動機を引き出すコミュニケーションは、医科の分野では広く行われていることだそうです。それを歯科にも適用できるのではないかと考え、勉強して当院に取り入れました。

診療する上で心がけていることはありますか?

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患者さんのニーズに寄り添えるように、説明の時間をできる限りお取りしています。特に現在のお口の状態、そのための治療の選択肢について説明し、ご理解いただけるように努めており、ご相談だけで終わってしまうこともあります。初診の患者さんにはお帰りの際に、口腔内の状況を示す検査結果やレントゲン写真を「お口の健康手帳」という冊子にしてお渡ししています。治療については、苦手分野をつくらないように幅広い分野において経験も積んできましたし、現在も大学に籍を置いて研究を続けています。他の歯科で難しいと言われたことも、当院で解決することのできる方法があるかもしれません。もしご希望の方法で治療できない場合でも、次の選択肢をご提案できるように心がけています。

患者と一緒に喜びを分かち合えるような診療にしたい

印象に残った患者さんはいますか?

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歯周病が悪化している年配の男性の患者さんから、治療を始めて2年経過したとき、「ここに来て本当に人生が変わった。ありがとう」と喜んでいただいたことが印象に残っています。女性に比べて特に男性はポジティブな感情をストレートに伝えることが少ないと思うので、すごくうれしかったですね。私がいつもスタッフに伝えているのは、「治療をして良かった!」という喜びを私たちも一緒に感じることができるような診療を提供しよう、ということです。患者さんの喜びを一緒に分かち合えることが、私たちにとっても一番の幸せですね。それが、当院のモットーが「喜びのある歯科医療を」である一つの理由であり、私たちの存在意義だと考えています。

診療時間外はどのように過ごしていますか?

他の先生方とディスカッションをしたり、新しい学術報告に目を通すなど、できるだけ情報のアップデートを欠かさないようにしています。それから予防歯科やスタッフ教育について講演をするほか、共同で本を書いたり、雑誌の連載といった執筆作業も行っています。休みの日は子どもと山や海へ行くのが一番のリフレッシュになっています。また歯科医師は専門職となりますが、それだけに偏らないよう、休みの日は少し離れて、芸術、文学、哲学に触れる機会をつくって、そこから英気を養っていたりしますね。

今後の展望をお聞かせください。

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専門領域について、より知識と技術のアップデートを行っていくのと同時に、予防歯科への取り組みを今以上に強化していきたいと考えています。多くの歯科医院では、お子さんなど若い患者さんへの予防歯科は確立しているのに対し、ご高齢の患者さんについては、歯周病やエナメル質う蝕に対する予防の啓発がされている一方、根面う蝕(歯肉退縮)については、従来の方法では予防が難しいとされてきました。当院ではメーカーとのセルフケア商品の共同開発なども行っており、根面う蝕予防にも尽力しています。すべての患者さんの層へアプローチが可能な予防歯科プログラムを確立させるために、どんどん新しいことにもチャレンジしていきたいですね。そして、私たちのモットーである「喜びのある歯科治療」を、多くの方に提供できるよう一同で取り組んでいきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント(かぶせ物含む)/30万~、歯列矯正/成人60万円~
※症例によって費用が異なりますので、詳細は医院にお問い合わせください。

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