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畑 英行 院長の独自取材記事

つつじヶ丘ホームドクタークリニック

(調布市/つつじヶ丘駅)

最終更新日:2019/08/28

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京王線つつじヶ丘駅そばの「つつじヶ丘ホームドクタークリニック」。2016年7月に開院したばかりの同院は、白とグリーンを基調にした爽やかな雰囲気。院名の通り、身近な家庭医をめざす畑(はた)英行院長にとって、つつじヶ丘は子どもの頃から親しんできた地域だ。「地域の外からも人を呼び、つつじヶ丘の活性化に貢献するクリニックに成長したい」と将来像を語る。心がけるのは親身な診療。触診や聴診を欠かさず、患者の悩みについて自分の経験を振り返りながら共感することを重んじる。11年にわたり胃と大腸の内視鏡検査を行ってきたのも特徴。内視鏡検査の権威に師事し、大腸検査時にも通常より細い管を使えるようにして万全を期す。飾り気なく語る畑院長に、検査の工夫点や医師を志した経緯などを聞いた。(取材日2016年8月2日)

家族に話すような気になることから相談してほしい

まずはこちらで開業した理由や患者の印象についてお聞かせください。

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私の生まれが京王線の下高井戸駅の近くで、小学校の頃はつつじヶ丘駅の隣の仙川まで電車で通学していました。つつじヶ丘に住んでいた友達も多く、この辺りにはちょくちょく遊びに来ていたんです。ここから2kmほどの杏林大学医学部附属病院に勤めていたこともあり、大人になっても慣れ親しんだ地域でした。開業してまだ1ヵ月ですが、つつじヶ丘は都内の中でも都心に近いためか、健康や美容などさまざまなことに意識の高い方が多いですね。知識の豊富な患者さんにもしっかり信頼されるよう診療していきたいです。

これからどんなクリニックをめざしていきますか?

医院の名前にもあるように、地域のホームドクターになりたいです。病気の治療は症状が軽いうちに対処して重症化させないことが大切ですから、「寝つきが悪い」など、家族に話す段階で当院に相談してもらいたいですね。自分の親戚にも、医師の前だと緊張してしまって気になっていることを言いそびれてしまう人がいるので、「何でも相談してくださいね」という気持ちが伝わりやすいよう医院の名も考えました。また、環境面でも来院しやすいよう、靴のまま入れるバリアフリーにしたほか、なるべくリラックスしてもらいたいと院内にはグリーンを配色、受付や待合室には観葉植物を置きました。

患者さんと接する上ではどんなことを心がけていますか?

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昔ながらの町医者と患者の関係でありたいなと思っています。患者さんの目を見て話を聞き、体に触れて聴診もしてといった風に。こちらが壁をつくると患者さんもささいなことを言いづらくなりますから、なるべく自分の体験に引き付けて共感を示すのも大事。患者さんのお父さまが亡くなった時に「自分の時はどうだったかな、どんな気持ちだったかな」と振り返りながら会話をする。その意味でも私は人としてまだまだ経験不足。これからいろいろな経験をして患者さんに共感できることを増やし、また、人生の先輩である患者さんにいろいろなことを教えてもらいたいですね。

難症例にも対応できる内視鏡検査を

内視鏡検査に力を入れていると聞きました。

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はい。杏林大学医学部附属病院に勤務していた2005年から胃と大腸の内視鏡検査を行ってきました。昭和大学横浜市北部病院に勤めていた時には「内視鏡のゴッドハンド」と呼ばれる大腸がん治療の権威、工藤進英先生に師事し、技術を学びました。当院では胃の検査時に、患者さんと相談しながら経口内視鏡と経鼻内視鏡を使い分けています。経鼻内視鏡は経口よりも細い管を鼻から入れるため、吐き気の心配がありません。また、経口検査時に経鼻内視鏡を使うのも意外と楽です。経鼻内視鏡のデメリットとしては画像の粗さが挙げられますが、現在は画質が良くなり、ほとんどの早期がんが見つけられます。ただ、厳密に比較するとまだ経口内視鏡の方がやや画質では勝っています。

大腸の検査時にも細い管を使う時があるとお聞きしました。珍しいですね。

確かに使っているクリニックは少ないです。一般的な大腸のカメラでも全国平均で95%は深部まで届いています。しかし、残りの5%は途中で止めているんですね。なぜかと言うと、子宮や卵巣がある女性でさらに細身の方だと大腸の曲がり具合が複雑な場合があり、また、過去に腹部の手術歴がある人は大腸が癒着して奥まで管を通せないことがあるんです。お腹を切り開いていると、組織同士がくっついて腸管が狭くなる場合があるんですね。ですから当院では万全を期するために細い管を使えるようにしているんです。他院で断られた方も一度ご相談ください。

先生ご自身のことについてお聞きします。どんな子どもでしたか?

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とにかく落ち着きがない子どもでした。「あんたはまた余計なことをして」と母親によく怒られていました。いたずら好きで、良く言えば好奇心旺盛。小学校の頃は放課後に友達と遅くまで野球をして、先生に「早く帰れ」とまた怒られ……。今ではどちらかと言うと気が長い方だと思います。患者さんにはいろいろな方がいますが、こちらが感情的になることはあまりなく、「落ち着いていない」とは言われないようになりました(笑)

地域の外からも人を呼び、つつじヶ丘を元気にしたい

医師をめざした経緯について教えてください。

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子どもの頃から発展途上国の支援に興味があり、将来は厚労省の官僚になってJICA(国際協力機構)のODA(政府開発援助)などに携わりたいなと思っていました。医者だった父は特に医師を勧めるでもなく。しかしある時に親戚から「その道もいいけど、世の中にはもっと身近に助けないといけない人がいるよ」と言われたんです。確かにそうだと。それからですね。家族を含め、まずは身近にいる人たちを幸せにして、そういった人たちを増やしていけばいいんじゃないかと思うようになったんです。

医師になってみて楽しいのはどんな時ですか?

患者さんと心が通い合っているなあと感じる時ですね。それは、小さな感動体験。感謝の言葉を口にされることは多いのですが、「ありがとう」に心が込もっているとうれしいです。特に親族や友人などを紹介してくれた時。「友達を連れて来ていいですか」と言われると、この人にとって良い診療ができたのかなと実感できますので。

忙しい日々の中、休みの日には何をして過ごしていますか?

専ら家のことをやっています。長男のサッカークラブの送り迎えをしたり、料理を作ったり。料理は楽しいですよ。それまでご飯の炊き方もわからなかったのですが、子どもが生まれたことをきっかけにチャレンジしました。得意料理は餃子でしょうか。もっぱら、レシピサイトを見て作っていますね。

最後に、クリニックの展望についてお聞かせください。

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得意分野である内視鏡を提供しつつ、幅広い症状を診ていきたいです。そして、将来的にはつつじヶ丘の外からも人を呼び、地域を元気にできるようなクリニックに成長していきたいですね。

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