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加藤 正史 院長の独自取材記事

よつば歯科クリニック

(一宮市/尾張一宮駅)

最終更新日:2019/08/28

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尾張一宮駅を最寄り駅とする住宅地にある「よつば歯科クリニック」は、院長の加藤正史(まさふみ)先生の実家である「加藤内科」があった場所に2016年に新しく開院した。クリニック前には駐車場が完備され、白と木目調を基本とした院内は、広々として清潔感にあふれている。高齢層の患者が多い同院では、研修医時代から補綴を学んだ院長の経験を生かして、かぶせ物や義歯の治療には力を入れているという。「ヨーロッパの歯科医療のレベルの高さを目標にしているので、衛生管理や機器にもこだわりを持っています」と話す加藤先生。治療器具の滅菌消毒も徹底し、見えない部分にも配慮を欠かさない。優しく穏やかに話をする加藤先生に、日頃の患者との接し方やクリニックのこだわり、今後の展望などについて聞いた。
(取材日2018年2月7日)

患者の思いをくんで柔軟に対応していきたい

2年前に開業されたばかりだそうで、広々としてきれいですね。

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もともと、祖父と父がこの場所で内科のクリニックを開業していたのですが、建物を取り壊して新しく歯科医院を2016年の4月に開業しました。コンセプトは、安心して安全に通えるクリニックです。靴を履いたまま入れるバリアフリー設計で、車いすの方もスムーズに入れる足折れタイプの診療チェアも用意しています。治療室は、プライバシーも保ちつつ患者さんの異変にも対応できるよう壁で仕切られた半個室にして、私の目が行き届くようにしています。衛生管理も徹底したいと考え、大きな高水準消毒器を導入。そして、緊張を解きほぐせればいいなという思いで、木をふんだんに取り入れたナチュラルな内装に仕上げました。

衛生管理にこだわるのは、どんな思いからですか?

以前、お世話になったクリニックの先生から紹介されたセミナーに参加したことがきっかけでした。ヨーロッパでは衛生管理の徹底が当たり前で、それに比べると日本はまだまだ衛生管理の意識が行き届いていないようです。自分が患者の立場ならと考えたとき、やはり衛生的なほうがいいですから、当院では、器具の滅菌や使用する水にこだわり、消毒システムが整ったチェアを選んでいます。目に見えない部分ですが、治療する上で菌を減らすことは大切なことなので、手を抜かないようにしたいと思っています。かなり大きいので場所を取るのですが、高水準消毒器で器具を洗浄してヨーロッパ基準の滅菌器で滅菌することで院内感染予防に努めています。

患者さんの層、そして日頃どのように患者さんと向き合っているかを教えてください。

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年齢層は高いですね。私が子どもの頃は、この地域も子どもが多く、町内でお祭りや行事も盛んでしたが、最近はその担い手も減ってしまったようです。少子高齢化の時代でもありますし、私が義歯を専門に学んできたこともあるので、今は高齢者の虫歯、歯周病、義歯などの治療をよく手がけるようになりました。高齢の方は糖尿病や高血圧症などの持病があることが多いため、体調の悪い患者さんの抜歯などは、内科のかかりつけ医と連携を取り慎重に進めています。患者さんとの向き合い方に関しては、苦い経験がありまして、開業したての頃の私は経験不足で、「これしかない」という感じで一直線に話を進めていました。それで離れていってしまわれた患者さんもいて反省しました。それからは、できるだけ患者さんの思いをくんで柔軟に対応できる歯科医師になりたいと強く思うように。上から目線ではなく、患者さんの立場に立って考えた治療を提供しています。

慎重に段階を踏んで、理想的な入れ歯やかぶせ物を作る

得意な治療分野について教えてください。

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大学卒業後に大学病院で補綴(入れ歯や差し歯)を専門に治療しました。少子高齢化時代を見越して入れ歯を学びたいと思い、入れ歯の教室に2年間在籍した後、地元に戻って一般開業医に勤務して8年間、一般歯科の経験を積みました。実は、開業に関してはおぼろげな目標だったのですが、その8年間の経験の中で、入れ歯や差し歯などのかぶせ物の治療のレベルの高さを目の当たりにして、自分がめざすのはこういうものだと明確になりました。かぶせ物は、たくさん削りながら調整するのが一般的なのですが、上手な歯科医師はほとんど削る必要がないくらいにぴったりと装着できるんです。日々、経験を重ねて正確な入れ歯やかぶせ物を作り、治療の精度を上げていきたいですね。

理想的なかぶせ物や入れ歯などを作るために、どんなことに気を配っていますか?

理想的なぴったりと噛み合うものを入れるためには、すべての段階で細心の注意を払って丁寧に進めなければいけません。入れ歯の場合、材質もいろいろあるので、どのような歯を入れるのかを患者さんと相談して型を取り、完成したものを入れてみて細かく調整していきます。入れ歯も大きくなればなるほど難しく、食事をしてみてわかるものなので、使用後の調整も大切にしています。材質を相談する際は、見た目を気にしているなら白い詰め物ですし、丈夫で長持ちさせたいならゴールドを勧めます。費用の面もありますし、それぞれのメリットとデメリットをしっかり説明していますが、歯科医師の立場から言えばゴールドが理想。ですが、最後に選択されるのは患者さんなので、できる限り患者さんの意見を尊重しています。

丁寧に治療を進めていくには時間がかかりますが、中には早く済ませたいという人もいるのでは?

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かぶせ物を入れたときには、慎重な調整が必要ですし、しっかりと噛み合わないとまた一からやり直しになってしまうので、理想的なものを入れるためには少しずつ進めていきたいです。極端な話、山と谷のない真っ平な歯になってしまうと、顎に負担がかかってしまいますので、そのことをしっかり説明をして理解していただくようにしています。私自身は、患者さんには柔軟に対応していきたいという思いがあるので、「どうしても早く治療してほしい」と言われれば、そのように対応することが多いのですが、できれば患者さんには、長く使えるものを入れるためには治療に時間が必要だということを理解していただければと思います。

予防を推進し、自分の歯で噛める喜びを伝えたい

いろいろなセミナーにも積極的に参加されているそうですね。

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まだまだ経験不足なので、新しい情報をたくさん取り入れて、患者さんに還元できればいいなと思い、できるだけセミナーに参加するようにしています。義理の兄がキックボクシングをしているのですが、使っていたスポーツマウスガードがボロボロになっていたのを見て、最近、スポーツマウスガードのセミナーに参加しました。以前は禁止されていた柔道でも使用できるようになったらしく、需要も増えているようです。歯ぎしり防止用のマウスピースにも応用できる技術ですので、歯ぎしりが気になる方はぜひ作ってみてください。

今後の展望を教えてください。

ヨーロッパでは、歯を大切にしている人が多く、高齢になっても歯が20本以上残っていると聞きますが、日本はその半分以下といわれます。歯科の技術も予防も進んだヨーロッパで学ばれた先生の講演会やセミナーには、どんどん参加していきたいと思っています。そして、先ほどもお話ししましたが、患者さんの緊張を解きほぐして親近感を持ってもらえるような歯科医師になれるよう経験を積んでいきたいですね。自分もそうなんですが、初めて行く病院は緊張します。そんなとき「いい先生だな」と思えるのは、親身になってくれる先生です。特に歯科では、痛いことが緊張の原因にもなっているので、例えば、神経が太くて麻酔が効きづらい下の奥歯は顎のほうから痛みをブロックするような打ち方をするなど、痛くないように気を使えば患者さんも安心してくれます。小さなことですが、そんな一つ一つの対応をしっかりとしていきたいですね。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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お口の健康が体の健康につながっているので、予防を重視していただきたいですね。患者さんには、治療が済んだら終わりではなく、定期検診を勧めています。学校健診がなくなる18歳以降から、市の無料検診がある40歳くらいまでの年齢層は、特に注意が必要です。痛くなってから来るという方が多いのですが、働き盛りだからこそ、定期的に受診してメンテナンスをしっかりしていけば、将来の健康につながります。特にかぶせ物などがある場合、歯とそのかぶせ物の隙間に汚れが付着しやすいです。細かいところのケアもしっかりサポートしていきたいと思っていますので、ぜひ気軽に来院してください。

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