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小寺 玲子 院長の独自取材記事

小寺医院

(名古屋市中川区/八田駅)

最終更新日:2019/08/28

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名古屋市中川区の住宅街に位置する「小寺医院」は、「地域で生活するご家族みんなに頼られるクリニック」をめざし、2016年4月に開院。院長の小寺玲子先生は、医師であると同時に2児の母でもあり、現在も子育てをしながら日々診療を行っている。働きながら子育てをする大変さを知っているからこそ、小さな子どもの診療では患者本人だけでなくその母親への配慮も忘れない。子育てをしながら働く女性にとって小寺院長は、病気を治す医師であると同時に人生の先輩として、とても頼もしい存在だろう。そんな小寺先生に、クリニック開院にあたってこだわったポイント、めざす診療のスタイル、今後の展望について話を聞いた。
(取材日2016年7月28日)

開業医として働く母の姿を見て医師を志すことを決意

はじめに、医師を志したきっかけについてお伺いします。

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代々医師の家系で父が勤務医、母は開業医だったこともあり、医師という存在が身近だったことが理由です。とは言っても10代の頃はいろんなことに興味があったので、医師になると決めたのは高校3年生の時でした。一番の決め手となったのは、母の姿。母親として子育てをしながら、同時に開業医として患者さんたちに慕われる姿に子どもながらに憧れを抱き、母のような医師になりたいと思うようになりました。大学在籍時は幅広い分野を学ぶ中で、特に内分泌学に興味を持つようになりましたね。体全体をめぐり正常なバランスを保つために大切な内分泌物質とその疾患の治療に、奥深さを感じたんです。内分泌学を専攻すると合わせて糖尿病にも触れることになるため、大学卒業後は病院で内分泌系疾患や糖尿病の患者さんの治療にあたっていました。また、さまざまな症状や悩みに対応できる、広い視野をもった診療を実現するため、総合内科専門医の資格も取得しました。

この地にクリニックを開院の理由は何でしょうか?

医師になると決めた時から、いずれは自分のクリニックを開院したいと考えていましたが、結婚・出産・育児と、自分を取り巻く状況の変化も大きかったので、なかなか行動に移すことができませんでした。開院できたのは、いろいろなタイミングがうまく重なってくれたおかげですね。開院するならなじみのある土地で、と考えていて。私は中村区出身でこの近隣も地元同然なんです。皮膚科医である夫の転勤や国内や海外への留学などもあり、長らく一つの土地に留まることができなかったのですが、この地に腰を落ち着けられるようになり、同じ時期に子どもたちも手がかからなくなる年頃になったので、時間に余裕ができるようになりました。そして、今クリニックが建つこの場所に縁をいただいた。「これを逃してはいけない。今やらないで、いつやるの!」という一心で、開院までこぎ着けました。長年の夢がかなってうれしかったですね。

明るくて落ち着く雰囲気の待合室で素敵ですね。

明るく親しみの持てる空間づくりにしたいと思ったんです。スタイリッシュな内装だと、気後れしてしまう人もいますよね。そうではなく、気軽に足を運べる優しい雰囲気を作りたいと考えて、配色などにも気を配りました。待合室の一角にはキッズスペースも設けています。子どもさんは熱が出ていても動き回ってしまうこともありますし、安心して自由に過ごせる空間があるのは、本人だけでなくお母さんにとっても安心につながるのではと思います。院内はオールバリアフリー化されているので車いすの方はもちろん、ベビーカーを使って来院される方も多いですよ。私も子育て中にベビーカーの扱いに苦労したので、バリアフリー化は絶対に外せませんでした。振り返ると、これまで経験してきたことがクリニックづくりに生かされているのだなと感じます。設備だけでなく診療時間にもそれは言えて、当院では午後の診療開始時間を13時30分と早めにしています。

確かに午後の診療は夕方から、というクリニックが多いですよね。

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私自身、子どもが学校で体調を崩して早退してきた時に、午後の診療開始時間が遅いことですぐにクリニックに連れていくことができず困ったことがあったんです。お母さんは一刻でも早く苦しんでいるお子さんをクリニックに連れていって、楽にさせてあげたいもの。そんな方々に求められるのではと思い、このようにしました。

病気の治療はもちろん子育ての相談に乗ることも

現在、どのような患者さんが多いのでしょうか?

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内科と合わせて小児科と糖尿病・内分泌内科を標榜しているので、糖尿病をはじめとした慢性疾患の患者さんはやや多いかもしれません。慢性疾患の患者さんは働き盛りから高齢の方が中心ですね。小児科を標榜しているのは、母が小児科医で私も一時期診療に携わっていた経験から。0才児のお子さんの診療もしているので、本当に幅広い年齢層の患者さんに来ていただいています。皆さん抱える悩みもさまざまなので、一人ひとりに合った治療が求められますね。

お子さんの患者さんの場合、親御さんとの関係も重要になりますよね。

そうですね、私も子育てを経験しているので、子育てに不安を抱えるお母さんの気持ちは十分わかりますし、経験者からアドバイスできることも多いのだと感じています。お母さんは子どもが風邪をひいた時、何を食べさせたらいいのか、気を付けなければいけない症状などはないか、不安でいっぱい。周りに相談できる人がいなければなおのことですよね。そんな時、ただ症状に対して薬を処方するだけでなく、お母さんが抱える不安や疑問も一緒に解決してあげたほうが、より安心感につながると思っています。診療中、お母さんが何をするべきか、どうしたらいいのかのアドバイスをすることも多いですよ。

糖尿病や内分泌疾患は長期にわたるケアが必要ですが、気を付けていることなどありますか?

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どうしてこの治療が必要なのか、きちんと説明し納得してもらった上で治療を進めています。糖尿病の場合、痛いかゆいといった症状がないからこそ、放置してしまうとどんなことが起こるのか、どうしてコントロールが必要なのか、注意するべきことは何かをしっかり説明することを欠いてはいけません。症状だけでなく患者さん一人ひとりの持つ背景を含めた、オーダーメイドのような治療が求められるので、しっかり患者さんと向き合うことも重要ですね。簡単なことではありませんが、その分やりがいも感じています。内分泌疾患の場合、若い女性にも多い病気です。患者さんの中には将来妊娠や出産できるのか不安に思われる方もいますが、適切なケアを行えば十分可能です。当院の患者さんにはまだいませんが、勤務医時代には担当していた患者さんで無事出産された方もいますよ。気になる場合はぜひ相談してほしいですね。

家族をまるごとケアできるクリニックをめざす

家庭とクリニックの両立は大変ではないのでしょうか?

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時間はタイトになってしまいますね。二足のわらじを履くためにも、時間の使い方が重要となりますし、何事も時間内にしっかりやるべきことをやらなければいけないので。でも、毎日時間に追われるだけでなく好きなことをする時間も取っていますよ。週に1度は趣味のパン作りに熱中して気分転換をしています。食パンとフランスパンは必ず作っていて、朝食で食べたり、週末にチーズと一緒に楽しんだりしています。作ること自体が楽しいですし、おいしく作れるとうれしいんですよね。通勤の時間には好きな音楽を聴いたり、ちょっとした時間に本を読んだり。毎日忙しいですが、楽しい時間もきちんと取れていると思います。

今後の展望についてお聞かせください。

クリニックのコンセプトにもつながりますが、診療を通して患者さんたちが笑顔で帰ってもらえるよう、これからも引き続き診療にあたっていきたいですね。めざすのは、家族みんなをお世話できる地域のかかりつけ医になること。患者さんが困った時、相談したい、頼りたいと思ってもらえるためにも、一人ひとりの患者さんにしっかり向き合っていくことが大切ですね。

最後に読者へのメッセージをお願いいたします。

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もしも今、何か体調や病気のことで不安を抱えているのなら、まずは相談してほしいですね。特に内科疾患は「なんとなく調子が悪い」というものも多く、それに対して診療科目が多岐にわたるので、どのクリニックにかかればいいか、という点でも悩んでしまいがちです。病気になって不安に思ったり、育児で悩んでしまったり、患者さんそれぞれが何かを抱えています。それを解決するお手伝いをしていきたいですね。遠慮せず、どんなことでも気兼ねなく相談しに来てください。

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