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稲見 真木子 院長の独自取材記事

いなみ内科クリニック

(世田谷区/三軒茶屋駅)

最終更新日:2019/08/28

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三軒茶屋駅前の喧騒を離れた静かな場所で2016年に開院した「いなみ内科クリニック」は、稲見真木子院長が得意とする消化器内科の診療をはじめ、一般的な内科の症状から生活習慣病、胃カメラや超音波検査など地域のニーズに合わせて幅広く対応してくれる、早くも地域の人たちが注目するクリニックだ。「病院の専門性に特化した診療とは違い、さまざまな患者さんとの出会いがすごく新鮮です」とにっこり笑う稲見先生。同じ地域で小児科を開業している父と同じく、地域に根ざした温かな医療を提供していく。優しい笑顔が印象的な院長に、クリニックの特徴や日々の診療についての話、そして今後の展望などたっぷりと語ってもらった。
(取材日2016年6月17日)

一般的な症状から専門性の高い消化器内科まで広く対応

開院して2ヵ月。そろそろ落ち着いてきた頃でしょうか?

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そうですね。これまでは日本大学の消化器肝臓内科に所属し、日本大学病院や関連病院である横浜中央病院で消化器の外来を担当してきました。開業してからは風邪や高血圧、糖尿病など、消化器疾患以外の患者さんを診る機会が増え、毎日新鮮な気持ちで診療しています。父が同じ地域で「いなみ小児科」を開業しているのですが、患者さんの半分ほどの方がそれについてご存じで、お子さんやお孫さんがかかっているという方や、中にはご自身が子どものときにかかっていたという方もいらっしゃいます。扱う医療の分野は違いますが、私も父のように長くこの地域に密着した医療をやっていきたいと思っています。

こちらでは、主にどのような疾患の対応に特徴があるのでしょうか?

風邪のような急性疾患はもちろんのこと、生活習慣病、糖尿病、高血圧、高脂血症、そして私の専門である消化器系と幅広く対応しています。消化器領域では、経鼻内視鏡と腹部エコーを設置し専門的な検査も行っています。生活習慣病についてはご相談も多いので、栄養相談も含めて積極的に診ていきたいと考えています。また、以前勤めていた病院ではウイルス性肝炎の治療にもたずさわってきました。従来はC型肝炎の治療はインターフェロンが中心でしたが、今は飲み薬がメインになり、非常に治療が進めやすくなっていますので、治療のご希望があれば対応いたします。その他、禁煙治療や睡眠時無呼吸の検査にも対応可能です。

先生のご専門の消化器内科の診療に、何か特徴はありますか?

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できるだけ気軽に検査をお受け頂けるように、当院の胃カメラは細くて患者さんの負担の少ない経鼻内視鏡を導入しています。もちろん、鼻からのカメラが苦手な方は口からの検査も可能です。また、腹部エコー検査は基本的には予約で行っていますが、腹痛などで緊急性があればその場で検査が可能です。当院では内視鏡によるポリープ切除等の治療は行っていませんが、治療が必要な病変が発見された場合には適切な医療機関にご紹介させて頂いています。近隣に大きな病院がたくさんあり、患者さんだけではなく私も心強いですね。

患者と同じ目線でわかりやすく一緒に協力する気持ちで

胃カメラはやはり定期的に受けたほうがいいのでしょうか?

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胃に関して言えば、以前に慢性胃炎(萎縮性胃炎)と言われた方やピロリ菌を持っている方、また感染の既往のある方(除菌治療後)は毎年胃カメラによる経過観察をお勧めしています。ピロリ菌は日本人の50%以上が感染しているといわれていますが、胃炎や胃潰瘍、十二指腸潰瘍などの他、胃がんの原因にもなっています。最近はピロリ除菌の保険適応範囲が拡大し、除菌治療をされる方が増えていますが、ピロリ除菌により胃がんリスクは減少するものの、残念ながら完全にゼロになるわけではありません。また、ピロリ菌による慢性胃炎(萎縮性胃炎)の変化があると粘膜に凹凸ができ、バリウムによる胃透視検査では早期胃がんが発見しにくいということもあるため、胃カメラでの検診が望ましいです。胃以外でも、食道がんのリスクの高い方など定期的なチェックが必要な方もいらっしゃいますので、詳しくはご相談頂ければと思います。

日々の診療で大切にしていることはどんなことですか?

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なるべく患者さんと同じ目線で、できる限り専門用語ではない簡単な言葉を使って優しくお話しするように心がけています。生活習慣病の患者さんはずっと生活習慣の改善をしていかなくてはならないのですが、実際には分かってはいてもなかなか改善できない患者さんもたくさんいらっしゃいます。そんな時も根気よく「一緒に協力してやっていきましょう」という気持ちで接するようにしています。

「内科ならいなみ内科クリニック」と親しまれる存在に

ところで、先生が医師になったのはやはりお父さまの影響でしょうか?

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そうですね。子供の頃から父の姿を見ていましたから、医師になるのがいいかなという思いが自然と頭の中にありました。大学受験の前にはどうしようかなと迷った時期もありましたが、医学部を受ける友達もいたので、一緒に医学部をめざして勉強をしました。消化器内科を選んだのは、画像検査が多く、自分で検査をすることによって色々なことが分かることに興味を持ったからです。とくにエコーは体に負担なく、気になったらいつでも、どこにでも当てられることがいいですね。また、消化器内科は内視鏡的な治療やエコーを用いた治療、カテーテル治療などさまざまな治療の手段があることも魅力でした。

お忙しい中、休日はどのように過ごされますか?

家では飼っている犬と遊んでいます。それ以外は友人と美術館に行ったり、雑貨店をぶらぶら見て歩いたりすることが多いですね。学生時代は美術部に所属していたので色々描きたい、創りたいという気持ちはあるのですが、最近は時間がなく年賀状の版画を彫るくらいになっていました。それでも、クリニックのロゴマークは自分でデザインしたんですよ。生き物や植物が好きなので、みんなから好かれるようなモチーフは何かと考えた末、フクロウにしました。

今後のクリニックの展望と読者へのメッセージをお願いします。

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今は内視鏡やエコー検査は診療と同時進行なので、それほど多くの件数ができませんが、慣れてきたら検査のための時間を設け、件数を増やせるように検討したいです。それによって近隣に住む人だけではなくもう少し広い範囲から患者さんが来てくれたらうれしいです。内科、消化器、肝臓疾患をまんべんなく診ていくことでいつか「内科といえばいなみ内科クリニック」と言われるようになりたいですね。生活習慣病をはじめ、自覚症状のない病気は多いです。若いうちはいいですが、ある程度の年齢になったら症状の有無のかかわわらず健康診断は受けるようにお勧めします。生活習慣病の予防にはバランスの良い食事と運動が大切です。それを心掛けた上で、何か気になることがあれば些細なことでも遠慮なくご相談ください。また、女性の方には男性医師には言いにくいこともお気軽にお話しいただければと思います。

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