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河野 一樹 院長の独自取材記事

ミューザ川崎こどもクリニック

(川崎市幸区/川崎駅)

最終更新日:2024/03/29

河野一樹院長 ミューザ川崎こどもクリニック main

川崎駅西口デッキから直結する複合施設の2階にあるのが、「ミューザ川崎こどもクリニック」だ。小児科一般を中心に、乳幼児健診や予防接種、小児アレルギーをはじめとする専門的な診療、皮膚科に対応するほか、看護師による育児相談や子育てサロンまで実施し、地域の子どもたちと子育て世代をサポートすることをめざしている同院。風邪や腹痛などの一般診療と、健診や予防接種などのエリアを完全分離することで院内感染の防止も図るなど、患者が安心して通院できるよう体制を整えているのも特徴だ。そんな同院の院長で、「身近に感じてもらって、気軽に受診できるようなクリニックをめざしています」と優しい口調で話す河野一樹先生に、同院の取り組みや地域の小児診療にかける思いなどを聞いた。

(取材日2023年12月19日)

小児一般から乳幼児健診、予防接種まで幅広く対応

最初にクリニックの概要を紹介していただけますか?

河野一樹院長 ミューザ川崎こどもクリニック1

当院は、風邪や腹痛などをはじめとする小児科一般から、小児アレルギーなどの専門的な診療、皮膚科などの診療を提供しています。クリニックっぽくない雰囲気で、お子さんたちや親御さんたちに身近に感じてもらって、リラックスして受診してもらえるような場所になるよう心がけています。そして、子どもたちの健康や病気、発達・成長、予防接種やスキントラブルまで、子育てに関する悩みや困り事は、ほとんどの親御さんが経験していますので、それらの本当に些細なことでも気軽に相談してもらえるクリニックをめざしています。そのような中で、お子さんが重篤な病気だったらという心配をすることもあると思いますので、小児科でも専門領域を持つ医師を複数そろえて、専門性の高い診療ができる体制を整えています。専門的な診療としては、小児アレルギー、循環器や低身長・発達、肥満、夜尿症、心の問題などに対応しています。

特徴はどのようなところでしょうか?

一つは、風邪やインフルエンザなど感染症の患者さんと、健康診断や予防接種、専門の外来、皮膚科などで受診する患者さんを、待合室も含めて完全に分離して、院内感染の防止に努めている点ですね。一般的には、それらがまったく分けられていなかったり、時間帯で分けてあるだけのところが多く、予防接種などで来たときに、風邪のお子さんと一緒になることに不安を感じる親御さんも多いと思います。当院では、同じフロア内に「ミューザ川崎こどもクリニックPLUS」というエリアを開設していて、そちらは予防接種や健康診断、アレルギー疾患、成長・発達、心臓や夜尿症などの専門的な診療専用のエリアとしています。新型コロナウイルス感染症の流行もありましたし、それ以外でも特に子どもには感染症が非常に多いですから、少しでもそのリスクを減らしたいと思っています。

基本的な診療スタンスについて教えてください。

河野一樹院長 ミューザ川崎こどもクリニック2

小児科として基本的に大切なことは、お子さんの病気は自然と治ることも少なくない一方で、重大な病気が隠れていることもありますから、それを見落とさないようにして親御さんを支援すること。ですから、お子さんに起きた病気や症状は最初に私たちが診て、対処できる範囲は対処していく。もう少し専門的なところで診てもらう必要があると判断した場合には、適切な医療機関に紹介をする。そのためには、最初に親御さんがお子さんを連れて来やすい場所であるべきだと考えています。親御さんは、この症状は小児科なのか、外科なのか、どこに連れていけば良いのかわからないと思いますが、私たちは病気を診断して、方向性を決めることができます。お子さんのどのような症状や病気であっても、まずは受診していただくことが一番大切だと考えています。

看護師による育児相談や子育てサロンにも力を入れる

皮膚科の診療についても教えてください。

河野一樹院長 ミューザ川崎こどもクリニック3

日本皮膚科学会皮膚科専門医が、小さな子どもから高齢者まで皮膚のトラブルの診療に対応しています。子どもは大人に比べ皮膚症状が出やすいので、急におむつかぶれや湿疹ができることや、子どもに多い感染症には皮膚症状が伴うものが少なくありません。当院なら小児科と皮膚科を1ヵ所で受診できますので、患者さんも便利だと思います。また、お母さん方はどうしても子どもが中心になってしまい、自分のことを後回しにしがちです。当院の皮膚科は、ご家族の誰でも一緒に受診していただけますので、忙しいお母さん方のお役にも立てているのではないかと思っています。

ほかに力を入れていることはありますか?

病気の診療とは別に、これは医療機関にかかっても良いのかわからないという親御さんたちに、医師ではなく看護師が対応する育児相談を看護師の外来という形で行っています。例えば、お母さんには母乳栄養で良いのか、母乳の出が悪いのではないか、お子さんの体重増加、皮膚のちょっとしたこと、離乳食のことなど、育児に関する悩みがたくさんあります。そのような悩みに対して、小児科に精通する看護師が1対1で、しっかりと話を伺いながらアドバイスをさせていただいています。病的なことがあれば、もちろん医師に相談があって受診していただけますし、看護師からの一言で、お母さんが安心して、気持ちが楽になることもあると思います。また、育児サロンも開いています。病気や家庭で起こるトラブルなど毎回テーマを設定して、その時の対処法などを人形なども用いながら、説明しています。

情報発信にも熱心に取り組んでいると伺いました。

河野一樹院長 ミューザ川崎こどもクリニック4

新型コロナウイルス感染症の流行もきっかけに、SNSを活用した情報発信に力を入れるようになりました。それまでは、気が向いた時に発信する程度でしたが、コロナ禍になってからは医師が持ち回りで、その時々に必要な情報をブログで発信していくようにしました。特に、反響が大きかったのは子どものマスクについてです。小さな子どもはマスクを着けると窒息の危険があったり、脱水症状がわからなかったりとデメリットが大きいので注意が必要なんです。現在は、新型コロナウイルスのことに限らず、医療に関するできるだけ正確な情報や、先ほど話した看護師の外来や子育てサロンの様子などを発信しています。地域の皆さまが医療の情報にふれやすくして、正しい情報を提供するということを意識して、スタッフが熱心に取り組んでいます。

病気のことだけでなく、不安があれば気軽に相談を

スタッフが活躍しているのですね。

河野一樹院長 ミューザ川崎こどもクリニック5

まさに頼れるスタッフたちで、子育てサロンや看護師の外来も、多くの方にご予約いただいている状況です。看護師やスタッフは、子育て経験のあるベテランから20代の若い人もいますが、それぞれが持つスキルを生かしながら一緒になって、近いところからお母さん方の心配に寄り添っていこうというマインドにあふれていると感じています。実際にスタッフから、もっとこうしたいという要望が出ることも多く、とてもフレキシブルでアクティブです。また、医師も含めて女性が育児をしながら仕事を続けていくことは、やはり大変です。そのような中でも意欲を持って仕事と育児を両立したいと思っているスタッフが活躍できる環境を整えることも、当院では大切にしています。

診療の際に心がけていることはありますか?

基本的に患者さんは子どもなので、子どもの立場に立って物事を考えたり、子どもの目線で見ることを大切にしています。私は大人ですから、どうしても親御さんの立場で物事を考えますが、例えば、どこかが痛そうなときに、なんで痛いと言っているのかを子どもの視点から一緒に考えるようにしています。親御さんに対しては、もし自分の子どもだったら、どのようなことを心配しているのだろうかということを意識するようにしています。熱が高かったら、たとえ原因が風邪だったとしても、本当にそれだけなのかという不安を持つこともあると思うのです。そういう心配にも共感できるようにしたいと思っています。

最後に読者へのメッセージをお願いします。

河野一樹院長 ミューザ川崎こどもクリニック6

まず、当院では乳幼児健診や予防接種も日時を限定せずに、診察日の中で朝から夕方まで予約が取れるようにしています。予防接種や乳幼児健診をしっかり受けていただく中で、私たちとコミュニケーションをとる機会をつくっていただけたら、私たちもより親御さんを支えていけると思います。そして、先ほども少し話しましたが病気のことはもちろん、健診や初めて予防接種を受けるお子さんの心配などについても看護師がしっかりフォローしていますので、本当に気軽に相談をしていただきたいと思います。

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