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森 美樹 院長の独自取材記事

自由が丘みきブレストクリニック

(目黒区/自由が丘駅)

最終更新日:2019/08/28

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自由が丘駅から徒歩1分。駅前のマリ・クレール通り沿いのビルの2階にあるのが「自由が丘みきブレストクリニック」。「女性による女性のための乳腺専門クリニック」として、院長の森 美樹先生が2016年5月に開院した。スタッフは院長以下、看護師、放射線技師など全員女性。主に乳がんの検診・検査、手術後のフォローアップを行い、サロンと提携してリンパ浮腫ケアにも取り組んでいる。乳がんは治る可能性の高い病気であることから何より心がけているのが「乳がんになっても前向きに人生を送ってもらうための患者さんのフォロー」だという。「患者さんを長期でしっかり支えていきたい」という強い思いから開業に踏み切った森院長に、乳がん治療にかける意気込み、患者に寄り添いたいという熱い思いについて聞いた。(取材日2017年8月3日)

女性による女性のための乳腺専門クリニック

自由が丘に開院した経緯を教えてください。

以前は旗の台にある昭和大学病院で乳がんの患者さんを診ていました。乳がんは術後10年は経過を観察しますので患者さんと医師は通常は長い付き合いになるのですが、残念なことに病院勤務時代は私の留学や出産などで、担当していた患者さんを長期的に診ることができなくなってしまうケースがありました。「患者さんを長期的に支えていける体制を作れないか」と考えた結果、自分でクリニックを開けばそれが可能になると思いまして、出産後、開業しました。最初から昭和大学病院と提携することを視野に入れていましたので、昭和大学病院にアクセスの良い東急大井町線、池上線で開業する場所を探し、その中でご縁があった自由が丘に開院したという次第です。現在は、勤務医時代に治療を担当していた患者さんが受診してくださることもあり、うれしく思っています。

院内のこだわりを教えてください。

当院は「乳がんではないか」と心配して来院される方が多いので、できるだけ心を穏やかに保ちリラックスできるように、なるべく冷たい感じにならないよう、温かみを感じられる空間にしたいと思いました。そこで木目と緑色を基調にしたインテリアを選びました。患者さんには「新緑の季節の高原の別荘にいるような気分」と喜ばれています。乳がん=ピンクリボンのイメージがあるので、ピンクの内装を選ぶ乳腺外科のクリニックが多いようですが、私自身はピンクより緑が落ち着くのでとても気に入っています。また待合室は明るくしたいと思いまして、光が入る窓側の位置に作りました。同時に外から中が見えないように座っている位置ぐらいまでクリニック名の外装で隠しています。

医師になったきっかけをお聞かせください。

私の母が内科の医師だったので、その影響がとても大きいです。母の、やりがいを持って仕事をしている姿は私の憧れでした。一時は物を作る仕事にも興味が湧き、工学部に進学することも考えたのですが、やはり母の影響もあり人に接する仕事で人の役に立つ医師になりたいという気持ちが強くなりました。また仲良しの友人が医学部志望だったのも大きな刺激になりましたね。医学部に進学してからは、最初は一般外科をめざしていたのですが、乳がんは女性医師に診てほしいという患者さんも多いので、女性医師の存在意義を発揮できるのではないかという思いが強まり、乳腺外科を専門に選びました。

がんになっても人生は続く。前向きに生きる手助けを

医院の特徴を教えてください。

当院は乳がんの検診や検査をメインに行っています。たいていの患者さんは、胸のしこり、痛み、乳房の皮膚の変化などを訴えて来院されます。まずはこれまでの病歴や今の状態について、丁寧に問診、触診します。乳がんの家族歴がありますとリスクが高まりますので、その場合はリスクをお伝えしています。検査は通常はマンモグラフィーと超音波検査をセットで行い、乳がんが見つかれば提携している病院をご紹介するという流れです。乳がんは40代から急に増える病気なので、自覚症状がなくても40代以上の方には年に1回のマンモグラフィー検診を受けることをお勧めしています。その中でそれぞれの乳房の状態に合わせて超音波検査をお勧めしています。これらの検査にはそれぞれ特徴がありますので、当院ではそれらもきちんと説明し、納得していただいた上で受けてもらっています。

目黒区の指定検診受託機関として、今後ますます地域医療に貢献されていきたいというお考えだそうですね。

2017年4月から、目黒区の乳がん検診受託医療機関に指定されました。検査をして乳がんが見つかった場合、手術した後10年は定期的に来院していただき経過を観察します。長いお付き合いにもなりますし、より地域に密着し、地域医療に貢献できればと思っています。ホルモン治療が必要な方の場合はだいたい3ヵ月に一回来ていただき、飲み薬を処方しています。乳がんは初期に見つかれば治る病気で、乳がんになった後も人生は続きます。前向きに人生を歩んでいただくためにも、医師として患者さんに寄り添う気持ちは決して忘れないようにしています。定期検診時は少しでも気になること、ちょっとした変化についてなど何でもお話ししていただくように心がけていますね。

印象深い患者さんはいらっしゃいますか?

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乳がんの患者さんの中に、抗がん剤の副作用が強く出て、とても苦しまれた方がいらっしゃいました。その方が苦しみを乗り越えて回復された時に、「私の経験を、これから他の患者さんのために生かしたい」とおっしゃってくれたんです。私が常々、「乳がんになっても前向きに」とお伝えしている言葉が届いたのかなと、とてもうれしく思いました。その方の場合はネイルケアがとてもお得意な方だったので、乳がんの患者さんにボランティアでネイルケアをしていきたいとおっしゃっていました。乳がんの患者さんは薬の影響などで容貌や外観が変わってしまうことが多いので、指先が美しくなることで気持ちが晴れるのではと思います。こうした心遣いも病気を経験された方ならではですし、そうしたケアの時、ご自身の体験をお伝えいただけることは患者さんたちの大きな支えになると思います。

再発のサインを見逃さず、患者を長期的に支える

プライベートの過ごし方を教えてください。

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今は息子が3歳と小さいので、休みの日はもっぱら息子と一緒に過ごしています。公園に一緒に行って砂場で遊ぶ、ということが多いでしょうか。出産する前は休みが取れるとよくスキーに行っていました。大学時代はスキー部で、通っていた鳥取大学からも近かった大山でよく滑りました。アメリカ留学時代もスキーを楽しむ機会が多かったです。いつかは息子と一緒にスキーに行くのが夢です。他に大好きなのが山歩き。大学時代は大山によく登りました。東京に移ってからは気軽に登れる高尾山などによく行きましたね。あとはランニングも好きで、不定期で大会にも出ていました。子どもの手が離れたらまたいろいろ趣味を復活させたいですね。

今後どんなことに取り組んでいきたいですか?

もともと「日本人の乳がんの発生を減らしたい」「乳がん治療に貢献したい」という思いを胸に、乳腺外科の医師になりました。そして、乳がんになった患者さんを長期的に支えていきたいと思い、このクリニックを開きました。乳がんは治る可能性の高い病気で、しかも若い方が多くかかるので、がんになった後も人生は長く続きます。そのため「がんになった後、どう生きるか」は患者さんにとって大きな課題です。同時に患者さんは再発の不安を抱えながら日々生活していらっしゃいます。そんな患者さんの悩みや不安をしっかりと受け止めながら、再発のサインを決して見逃すことなく、パートナーとして末長く支えていける医師でありたいと思います。気になる症状やちょっとした変化についても気軽に相談していただきたいですね。

患者さんにメッセージをお願いします。

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私はマンモグラフィーや超音波の画像診断にとても力を入れており、高いレベルの診断をご提供できると自負しています。また当院はスタッフが全員女性なので、安心して受診していただけると思います。さらに私も含め、スタッフは英語が堪能なので、英語で診察を受けたいという方にも対応しています。自由が丘という便利な場所にあますので、気になる症状があってもなくても、買い物のついでに寄っていただき、気軽に乳がん検診を受けに来ていただけたらうれしいですね。放射線技師さんもベテランなので、マンモグラフィー検査の痛みも少ないと思います。ぜひ一度、当院に検査を受けにいらしてください。

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