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井上 諭 院長の独自取材記事

井上歯科医院

(相模原市緑区/橋本駅)

最終更新日:2020/04/01

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「甘い物やジュースを禁止するのではなく、それらをおいしく召し上がるためにあるのが私の歯科診療」と語るのは「井上歯科医院」の2代目院長・井上諭先生。現代では珍しくなった「予約なし」の診療スタイルで、休日夜間の連絡先も公開している、頼れる街の歯科医師だ。日本口腔外科学会口腔外科専門医として大学病院にも籍を置きながら、地域密着型のクリニック運営に力を尽くしている。もとは「父にない知識と技術を」という思いから身につけた口腔外科の専門知識と経験を生かした歯科診療が持ち味だ。自身も「歯医者嫌い」だからこそ、歯科医院へ来たくないという人の気持ちはよくわかるという井上院長に、クリニックの成り立ちやめざす歯科医療、自身の診療ポリシーなどについてたっぷり語ってもらった。
(取材日2015年7月24日)

「コピーでは父を越えられない」と、口腔外科を専門に

こちらの歯科医院の成り立ちを教えてください。

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もともと父の歯科医院だったのですが、今年の2月に父が急逝し、急きょ引き継ぐかたちで私が院長を務めることになりました。父とは生きてきた時代も歯科医療を学んだ環境もまったく違いますから、楽に引き継げたわけではありません。私なりの思いもありますが、地域の皆さまにこれまで親しんでいただいた「父のやり方」を踏襲することも必要と考えています。

お父さまとはご一緒に診療をされてきたのですね?

私は日本大学歯学部で歯科医療を学び、口腔外科を専門として大学に3年ほど残りました。当院に戻ってきたのは2002年ですから、父とは10年以上ここで肩を並べて診療してきたことになります。歯科医師が不足していた父の時代は、黙っていても「先生!」と患者さんが殺到する時代。歯科医院が増えて虫歯も減少傾向にある現代には、通用しないスタイルでもあります。そうした点は反面教師として、逆に良いところは素直に受け入れて、参考にすることができたのは良い経験でした。

お父さまからはどのようなことを学ばれたのですか?

「新しいものが何もかも良いわけではない」ということでしょうか。材料や薬剤などは日進月歩で改良が進み、「新しいものがより良いもの」というのが通説です。とはいえ、古くから使い続けられていた材料や薬には、品質が安定していて安価であるといった長所もあるのです。また、父子に限らず「2人で診る」ということには大きなメリットがあります。難しい症例や治療について、お互いの考えを持ち寄って話すうちに、徐々に方針が見えてきたり、考えがまとまったりといったことが多くあるのです。そうしたことも、父との診療から学んだことですね。

先生は口腔外科がご専門だそうですね。

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父のまねをしていたのでは父を超えることはできない、同じ歯科医師になるとしても、何かしら父にない知識や技術を身につけたいと思い、口腔外科を専門に選びました。口腔外科は親知らずの抜歯や口腔がんの切除手術、顎の骨折や、噛み合わせを合わせる外科矯正などを担当します。こうした個人歯科医院では大がかりな手術を行うことは難しいのですが、抜歯やちょっとしたできものの切除、顎関節症の治療など、他では難しい治療を行うことも可能です。

「生活を楽しむためのツール」である歯を守る

患者さんに接する際に大切にしていることはありますか?

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父を含め、子ども時代から歯科医師に囲まれて育った私ですから、変な意味ではなく「たかが歯科医師」という考えを強く持っています。「歯医者だから偉い」という姿勢は避けたいと思っているという意味です。症状が進行してから来院すると「なんでもっと早く来なかった!」と叱る先生がいらっしゃると伺いますが、当院では決してそのようなことは行いません。そもそも怒って治るものではないですしね。患者さんにも生活があり、なかなか歯科医院に来ることができなかったという状況を十分に理解して、ご納得いただける治療を気持ち良く受けてもらえるよう心がけています。

「患者さん本位の治療」ということでしょうか?

そうですね。歯科医師としては早期に治療を始めればそれだけ楽に良い状態に持っていくことができるので、つい「もっと早く来て」と言いたくなってしまうのかもしれません。とはいえ、人間は誰しも歯のことだけを考えて暮らしているわけではありませんよね。突き詰めていうと歯というのは、単なる「生活を楽しむためのツール」にすぎません。それを必要以上に重視して、生活を犠牲にするのは間違っているのではないかなと思うのです。例えば、虫歯になるからという理由で甘いお菓子やジュースを禁止する先生がいらっしゃいますが、逆に「甘いものを食べたり、ジュースを飲んだりするために治療している」というのが私の考え方。食べたいもの飲みたいものをおいしく召し上がっていただくことが、私の歯科診療の目的なのです。

先生にそう言っていただけると患者の立場としては気が楽になります。

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虫歯の早期発見が大事なことは誰もが理解していることなのです。わかってはいても「忙しい」「通院が面倒」「治療が怖い」などの理由でつい先延ばしにしてしまうもの。結局は患者さんご本人が「治すぞ!」という気持ちになって来ていただかないことには、どんなに早期に虫歯を発見できても、その後の治療継続が難しくなります。そういう意味で、多少「痛い目」にあって、その必要性を思い知ってから治療を受けていただくほうが、より良い結果につながることも多いのです。早期発見・早期治療と並んで毎日の歯磨きが重要というのも、皆さんわかっているはず。しかし歯のことだけ考えて生活しているわけではありませんから、「食べたら歯磨き」を継続するのはなかなか難しい。そこで当院では歯磨きも「できる範囲で」という指導にとどめています。患者さんの置かれている状況や考え方に合わせた治療方針を立てることが、より良い治療につながると思うのです。

「歯医者嫌い」による「歯医者嫌い」のための歯科医院

先生のようなスタンスの歯科医師になら、気軽にご相談できそうですね。

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「世の中のデンタルIQを上げるぞ」とか「虫歯ゼロに」といった大げさなことはまったく考えていません(笑)。むしろ「そういう先生は歯磨きちゃんとしてんの?」などと、患者さんに軽口をたたいてもらえるようになってこそ、一人前の歯科医師であるという考えで日々診療にあたっています。自分のできないことを棚に上げて行う指導が、患者さんの心に届くとは思えません。私自身、歯の治療が怖いと思う「歯医者嫌い」ですから、同じ「歯医者嫌い」の患者さんに対して、「怖がらずに歯のために早めに来て」とは言えないのです(笑)。

こちらでは予約なしで受診が可能なのですよね?

思い立った時に気軽に受診していただけるよう、初診はもちろん2回目以降の治療もすべて予約なしで行っています。予約が取りづらくて何週間も先の治療になってしまうとか、うっかり予約を忘れてしまって通院しづらく感じるというお話は良く聞きます。「予約なし」というのは父の代からのスタイルで、すでに患者さんに広く受け入れられているものでもありますし、心を決めたタイミングで受診していただきたいと思うので親父流を踏襲しています。実際、真面目な方ほど予約を飛ばしてしまうと罪悪感から以降の通院を気詰まりに感じてしまうようです。多少お待たせしてしまうこともありますが、今後もこうしたスタイルで続けていきたいと思っています。

忙しい診療の合間にどのような方法で気分転換をされていますか?

実は子どもの頃から体が弱く、病気に悩まされてきました。歯科医師というのは見た目以上にハードな職種ですし、体が資本のところがあります。大学病院時代から仕事の一環として、ランニングを続けるようにしてきました。週に1.5kmほどでしょうか。他には、精神的健康のために「楽しむこと」も意識しています。子どもと遊んだり、患者さんとおしゃべりをしたりと些細なことですが、そうした時間が精神状態を健康に保つのに役立っています。健康維持というと「早寝・早起き・粗食」というのが通常かもしれませんが、私の場合それでは逆に病んでしまいますから、自分なりの健康維持を心がけているのです(笑)。

来院を検討されている人へメッセージをお願いします。

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先ほども申し上げたように、私自身「歯医者は怖い」と感じる「歯医者嫌い」。お話を伺って突然怒り出したりということは決してありません。きちんとお話を聞いて共感する姿勢を大切に診療にあたっていますので、安心して、気軽に来ていただければと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/1本30万円~、セラミック治療/1本5万円~、ホワイトニング/1万2000円
※税抜き価格となります。

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