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中村 英明 院長の独自取材記事

Sunnyこどもクリニック

(川崎市高津区/梶が谷駅)

最終更新日:2020/04/01

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梶が谷駅の改札から目と鼻の先、真新しいビルの7階にあるのが「Sunnyこどもクリニック」。待合室からは梶が谷の街並みを一望でき、開放感は抜群。シンプルで、整理整頓された院内はすっきりとして、居心地の良い空間だ。院長を務めるのは中村英明先生。健康的で爽やかな笑顔、ハキハキとした話しぶりは、子どもとの間に壁を感じさせないだろう。中村先生は循環器科を専門とし、先天性心疾患など心臓に関わる治療経験が豊富だ。「子どもの病気で、どこに相談すればいいのか迷ったら、まずは小児科に」と語る中村院長に、開院までの経緯や診療ポリシー、そして休日の過ごし方などを伺った。
(取材日2016年5月27日)

感染症対策のため、動線を分離した院内

医院においてこだわった点についてお聞かせください。

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クリニックの名前は、太陽が持つ、明るさや温かさのイメージを持ってもらえるように、「Sunnyこどもクリニック」と名付けました。待合室の大きな窓からの眺めも良く、とても気にいっています。こだわった点は、入り口を2つとしたことですね。これは感染症室と一般診察室の動線を完全に分けるためです。お会計の時も全く一般の待合室は通りません。はしか、水疱瘡、インフルエンザなどの感染症の疑いがある場合、感染症対策用の出入り口を使います。

スタッフのチームワークを大事にしているそうですね。

はい。スタッフが働きやすい環境づくりを心がけています。スタッフは、子どもに優しく、また、お母さんお父さんときちんとコミュニケーションがとれるメンバーが働いています。診察中に医師に尋ねたいことがあったけれど聞きそびれたときに看護師を通じてコミュニケーションをとったり、逆に医師側から看護師さんを通して、話を聞いてもらったりということは、よくあります。そのためにはチームワークがしっかりとれていることが必要ですから。素晴らしいスタッフが来てくれたので、とても期待しています。

なぜ小児科の医師を志したのですか?

2人の医師の影響を受けたのがきっかけでしょうか。1人は私の祖父です。外科医師だったのですが、戦争を経験しており、何でも屋さんみたいな医師だったそうです。戦後は開業医となりましたので、遊びに行ったときには救急車が来ていたこともありましたね。診察室に入って診療を見ることはできませんが、祖父が医師として働く姿が印象に残っています。もう1人は私が子どもの時に診てもらっていた小児科の医師です。私は喘息のために、定期的に通院していたのですが、その先生はとても優しく温かい先生だったので、憧れました。高校時代には、建築家の道を考えたこともありましたが、やはり医師になろうと決め、東海大学に進学しました。私が子どもの時、喘息を患い、つらい経験をしたことで、子どもたちの病気を治してあげたい、助けてあげたいという思いを持つようになり、医師になるなら、小児科医しかない思いながら勉強してきました。

一般的な小児科診療から循環器治療まで幅広く経験

開業に至るまで、どのような経験を積んでこられたのですか?

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一般小児科の診療も担当しつつ、心臓の治療を行ってきました。例えば先天性心疾患の治療です。生まれつき心臓に穴が開いていたり、2つあるべき心臓の部屋が1つしかない、というような疾患の治療です。まず診断をし、どのように治療するのか計画を立てます。手術する場合には、小児心臓外科医が手術を行います。当時、意識していたことは、適切な診断、治療は基本ですが、ご家族へのフォローです。重症であれば、子ども本人だけでなく、ご家族にも負担となりますから、うまく協力関係を築いて取り組むように心がけました。医師となり15年が経ち、ふと、昔、通っていた小児科の先生を思い出し、医師を目指す原点となった、「地域に根ざしたかかりつけ医になろう」「地域のクリニックで、重症となる前に、病気の兆候に気づいて、未然に防ぐ医療を提供しよう」と考え、動き始めました。

診療ポリシーについてお聞かせください。

「小さなサインを見逃さず先手をうつ」、「医療チームと家族が協力」、この2つを大切にしています。心臓病は急に病状が悪化することが多々あります。先を読んで治療しないと、具合が悪くなってからでは間に合わないことがあるのです。予兆を見逃さず、きちんと判断し、早めに対策をとることが大事だと学びました。次に、治療には複数の選択肢があったとしても、どちらも、メリットとデメリットがあります。近年、患者さん自身が、自分で判断することが定着しつつあり、判断を患者に任せてしまうこともできますが、結果が芳しくなかったとき、もう1つの選択肢を選んで おけばよかった、と患者さんや家族に思わせてはいけません。そうならないよう説明を尽くして、患者本人、ご家族、医療チームが1つになって、協力することが大切なのです。

診療の際、心がけていることはありますか?

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まず、子どもを診療するときは優しく接することを心がけています。病院が苦手な子どもの気持ちに寄り添って、シールをあげたり、おもちゃで遊ばせたりしているうちに診察するなど工夫しています。また、治療については基本的には親御さんが望んでいる治療をすることですね。人それぞれ望んでいることは違います。しかし、医療的にその内容が間違っている時などは親御さんときちんと話をし納得していただくことを大事にしています。一方的に治療を押し付けることはしません。治療について納得できなければ、お薬を処方したとしても、子どもに飲ませないでしょうからね。

予防接種、乳幼児健診は、どの時間帯でも柔軟に対応

―各種予防接種、乳幼児健診について、どの時間帯でも柔軟に対応されているそうですね?

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予防接種の時間は14時から15時を基本としています。予防接種で訪れたクリニックで、風邪がうつると嫌だなと考える親御さんの気持ちを考えて時間帯を定めてはいます。しかし、地域を見渡すと、乳幼児健診、予防接種を受けられる時間が限られているために、BCGなどが受けられないという声もあるようです。共働きのご家庭が多いですから、他の時間帯であっても人数に制限はありますが乳幼児健診、予防接種を行っています。また診療時間も18時までというクリニックが多い中、19時までやっていますので、お忙しい方でも子どもさんを連れて来やすいと思います。

家で困ったときの対応方法など、親御さんへの情報発信にも積極的ですね。

子どもの体調が悪いとき、お家でとるべき対応について、診察のときにお話をしますし、紙にプリントしたものもお渡ししています。ウェブサイトへも記載しています。子どもの体調の異変に、落ち着いて行動できるように、参考として欲しいのです。夜、急に体調が悪くなった時など、子どもの様子の変化の際どうしたらいいか?という親御さんの不安を拭い、冷静に対応できるようにしていただきたいのです。

休日はどのように過ごしていらっしゃいますか?

私はサーフィンが好きで、海へ行くことが多いです。学生時代はサーフィン部に所属して、大磯でサーフィンをしていました。朝、学校に行く前や学校が終わった後にも海へ行きました。今でも週に2回程度はサーフィンしています。自宅が海まで5分ほどのところですので、パッと行って、1時間ほどサーフィンやって、仕事に行く日もあります。

読者の皆さんへメッセージをお願いします。

この症状で小児科に相談していいのかな、と迷う親御さんは結構いらっしゃるようです。かゆみがある、目が痛い、耳が痛いなども、まずは小児科に来ていただいてかまいません。お薬を処方して、対応できることもありますし、専門の先生に診てもらった方がいいという場合には病院を紹介します。当院は総合高津中央病院、帝京大学医学部附属溝口病院、重症であれば、成育医療センター、聖マリアンナ大学病院、神奈川県立こども医療センターなどにご紹介します。他の病院も、それぞれ得意分野があるので、適切な所をご紹介します。またアトピー性皮膚炎や花粉症などのアレルギー性疾患の子どもは増えていますが、さまざまな情報があり、過剰に反応する人もいらっしゃるようです。情報に右往左往せず、一度、医師に相談することをお勧めします。町のかかりつけ医として頼られる医師になりたいと思っています。

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