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山田 豊 院長の独自取材記事

みなみ歯科クリニック

(横浜市都筑区/センター南駅)

最終更新日:2020/04/01

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大型のショッピングセンターがあり、常に多くの人でにぎわいを見せる横浜市営地下鉄・センター南駅。駅から徒歩4分の場所に、2016年4月に都筑区で歯周病専門クリニックとして先駆けて開業したのが「みなみ歯科クリニック」だ。「いくら歯を治療しても、その土台である歯肉が歯周病などにかかっていては意味がありません。口腔内の環境を整えることで健康寿命を増進させ、そのことで地域に貢献することをめざして、大好きなこの街に開業しました」と、山田豊院長は開業の動機を語る。今回は、インテリアや治療環境、そしてロゴのデザインまで自ら積極的に関わって作り上げたというクリニックの詳細や、地域医療にかける思いをたっぷりと語ってもらった。
(取材日2016年5月10日)

自分の好きな街に医療という形で貢献していきたい

開業されたばかりだとお伺いしましたが。

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2016年の4月に開業したばかりです。以前は大学の付属病院に籍を置きながら、非常勤の立場でさまざまなタイプの歯科医院でも診療経験を積んでいたのですが、その中で10年ほど前に、沖縄の離島の無医村に1ヵ月だけ赴任した経験があるんです。その経験を通じて地域医療の大切さを痛感し、いつかは自分も歯科医として地域医療に貢献したいという思いが強く芽生えました。その時からかなり時間は経ってしまいましたが、自分の専門分野である歯周病治療の指導医の資格も得て、大学の助教という立場も満期を迎えたこともあり、独立するにはちょうどいいタイミングだと思い、開業を決断しました。

この場所に開業された理由をお聞かせいただけますか。

クリニックがある都筑区というのは、実は整備された緑道が多い街なんです。私の趣味はマラソンで、東京マラソンなどにも参加しているほどなのですが、家から近いということもあり、日頃からその緑道をよく走っていました。地域医療を実践するなら自分の好きな街でという思いもあり開業に適した場所を探していたのですが、場所的にも入居できる時期的にも運良く希望の物件を見つけることができたことが大きな理由ですね。

待合室も診療室も非常に明るくてとても居心地の良い空間ですね。

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患者さんの10年、20年先を見越した医療を提供したいと考えているので、全体の雰囲気として、カフェや海辺のリゾートのように気軽に立ち寄れて快適に過ごせるクリニック作りをめざしました。実はクリニックのロゴも、私自身がさまざまな思いを込めてデザインしたものなんです。このクリニックが入居しているビルはフランス語でひまわりという意味を持つソレイユという名称なので、ロゴにはクリニックの頭文字を合わせつつ、サーフボードの形にも、ひまわりの種の形にも、あるいは歯にも見える形にし、その周囲には波を模したデザインを配し、その中に歯の本数である32個の点をつけました。よく見ると真南にあたる場所にある点だけ大きくするなど、小さな工夫もしているんですよ(笑)。その他にもクリニック内に置かれた鏡も、サーフボードにもひまわりの種にも見える形の物にしたり、BGMをハワイアンにするなど、随所に遊び心も取り入れました。

歯周形成など専門性の高い治療も提供

現在の診療科目を教えていただけますか。

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一般歯科、口腔外科のほか、予防歯科、審美歯科などもカバーしていますが、当クリニックは都筑区で先駆けて開院した歯周病治療専門クリニックだという点が一番の特徴です。歯周病治療と一口にいっても、いわゆる歯周病を治すだけではなく、歯茎の不揃いを整えて歯周病予防や審美性の向上につなげる歯周形成、進行した歯周病などが原因で失われてしまった歯槽骨の再生を行う再生療法といった高度な歯周外科も手がけています。また専門知識に基づいた、正しい歯周病予防歯科については、これから一番力を入れていきたいと考えている分野です。

診療室の様子や院内の医療設備について少しご説明いただけますか。

半個室型のユニットが2台と、おもにインプラントや口腔外科的処置を行う際に利用する、クリーンルームに近い形の完全個室タイプのユニットが1台あります。医療設備の面で一番こだわったのは、やはり衛生環境です。治療器具を徹底洗浄、除菌できる洗浄機のほか、あらゆる菌を滅菌できるクラスBの滅菌装置も導入しました。各ユニットにはすべて給水管そのものを洗浄するシステムを導入し、常に清潔な水を供給しています。こうした衛生環境の徹底は、院内感染を防ぐという視点はもちろんですが、医療従事者自身を感染から守るという観点からも非常に重要なことだと考えています。その他、インプラトを中心とした口腔外科的処置も行うため、低被ばくで顎全体の撮影が可能な歯科用CTも設置しています。

患者さんへの治療内容の説明にも工夫をされているようですね。

ユニットの前のモニターには、レントゲン写真を映し出すだけではなく、具体的な治療内容について説明する動画を流して活用しています。いくら患者さんにわかりやすい言葉で十分に治療内容について説明していますといっても、やはり言葉だけではわかりにくい部分もあると思うんですね。そこで動画を使って説明することでわかりやすいだけではなく、時間の短縮にもつなげています。おかげさまで患者さんにもとても好評です。

10年、20年先を見越した歯科治療を実践したい

患者さんと向き合う際に、大切にされているのはどのような点でしょうか。

患者さんの話に耳を傾けるという点ですね。大学病院で若手の医師を指導する立場にあったので彼らにもよくアドバイスしていたのですが、患者さんがどんな症状を抱えていて、治療のどこに不安を感じているのかといった点を十分に引き出さなければ、いくら説明を重ねても患者さんが本当に知りたいことにたどりつけないんです。また、新規開業であり、さらに歯周病専門のクリニックであることから、他院から転院されてくる患者さんも多いのですが、転院の理由として、時々「医師が怖かったから」とおっしゃる方がいるんですね。よく話をお聞きすると、決して患者さん自身が叱られて怖い思いをしたということではなく、医師の周囲のスタッフに対する態度や言葉遣いを患者さんがしっかり観察されていて、そのときの態度に多少の不快感を覚えていらっしゃるようでした。ですから当クリニックではそうした点にも十分に配慮していきたいと考えています。

歯科医師になられたきっかけを教えていただけますか。

私自身、実は三代目の歯科医なんです。ただ、祖父と父の専門は矯正歯科でした。私も補綴についての勉強なども重ねてきたのですが、結局どんな治療を行っても、歯の土台となる歯周組織が健康でなければ結局いつかは自分の歯を失う結果となってしまいます。そこで歯周病治療についての研究、臨床経験を深め、指導医の資格も取得しました。

今後の抱負をお聞かせください。

先程10年、20年先を見越した歯科治療の実践というお話をしましたが、一人の患者さんの口腔内の環境を末永く見守っていくということは、治療した箇所が再発していないか、治療後の不具合は起きていないかなど、結果として自分自身の治療の評価を目の当たりにすることにつながりますから、結果として一つ一つの治療により真摯に向き合う動機づけにもなります。しっかりと治療をし、その後継続した予防治療を徹底することで、治療に通うためのクリニックというよりは、予防のために通うクリニックになることが理想ですね。また、最近は口腔内の環境が健康寿命に直結することが知られてきましたが、患者さんの口腔環境を守ることで、ひいては地域の健康寿命の増進に貢献していきたいと考えています。

最後に読者の方にアドバイスがあればお願いします。

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歯周病予防には、なによりも日々の正しいケアが大切です。ですからブラッシングの方法についても、一度しっかりと専門医から指導を受けることで、正しいプラークコントロールの方法を身につけるようにしてください。また、歯周形成を受ければ、審美性が高まるだけではなく、プラークコントロールもしやすくなります。多くの読者の方にとってはまだまだ遠い将来のことかもしれませんが、万が一日々の生活に他者の介助が必要な状態になった場合にも、今からプラークコントロールがしやすい口腔環境を整えておけば、生涯に渡って自分の歯で食事を楽しむことができます。将来を見据えて、今からきっちりと口腔内の環境を整えておく意味でも、気になることがあれば気軽に専門医を訪ねていただきたいですね。

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