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高田 展行 院長の独自取材記事

船橋ベイサイド小児科

(船橋市/南船橋駅)

最終更新日:2025/07/23

高田展行院長 船橋ベイサイド小児科 main

JR京葉線・南船橋から徒歩10分、ららぽーとTOKYO‐BAY西館の3階にある「船橋ベイサイド小児科」。2025年2月に新しく就任した高田展行院長は、長年大学病院や主幹病院で治療を行ってきた小児科医だ。共働きの家庭が多い地域の実情に対応するため、祝日を除いて平日は18時30分まで、土日は16時まで診療。患者やその家族の負担を軽減できるよう、できる限り待ち時間を短くする体制づくりに配慮している。風邪症状や湿疹などのよくある疾患から、予防接種、乳幼児健診まで、小児に関する診療に幅広く対応。自身も子育て中の父親であり、「小さな症状でも遠慮なく相談してほしい」と穏やかな口調で語る高田院長に、診療で大切にしていることやこれからの展望などたっぷりと語ってもらった。

(取材日2025年6月25日)

土日診療で共働き世帯でも受診しやすい環境を整える

このクリニックの新院長に就任されるまでの経緯を教えてください。

高田展行院長 船橋ベイサイド小児科1

千葉大学の医学部を卒業してから20年以上、系列の大学病院や主幹病院の小児科に従事していました。メインは小児の循環器科で、先天性心疾患を持つ患者さまの診断や手術前後の管理に携わっていました。そのような中、私自身にも家庭ができ、家族との時間も大切にしていきたいと思うようになりまして。ライフワークバランスの改善をめざしてクリニックへの転職を検討していたところ、ちょうどこのクリニックで新しい院長を探しているという情報を入手したので志願しました。

船橋にゆかりや思い出はありますか?

まず、ららぽーとTOKYO-BAYは小学生の頃遊びに来ていた商業施設なので、院長に就任した際は懐かしい気持ちになりましたね。船橋は20年程前に船橋市立医療センターの小児科に勤務をしていたので、市内の医療事情はそれなりに把握していました。そのため、随分久しぶりに船橋に帰ってきたな、という感覚です。実際にこのクリニックで働き始めて感銘を受けたのは、お母さまだけでなくお父さまも積極的に育児に参加されているご家庭が多いことです。土日にお父さまがお子さまを連れて受診する光景が、日常に溶け込んでいるのです。船橋ならではの地域柄なのか、近年の傾向なのかはわかりませんが、共働き家庭が増えている中、ご両親が支え合いながら子育てをしている姿を見るのはうれしいですし、私たちもそれに寄り添える医療を提供したいとあらためて思います。

共働きの家庭でも受診しやすいよう、土日も午後まで診療しているそうですね。

高田展行院長 船橋ベイサイド小児科2

せっかくたくさんの人が訪れる商業施設内にあるので、なるべく多くの患者さまのお力になるには土日も診療を行うべきだと考えました。先程お話ししたとおり、近年は共働きのご家庭も多いので、その実情に適した医療環境を整える必要性も感じましたね。平日も18時半まで診療受付を可能にし、お仕事の後でも受診できるように配慮しています。もちろん私一人で毎日診療をするのは不可能なので、土日は数人の医師がローテーションで対応しています。前院長の佐藤武幸先生も、月に2回程度診療されています。もし私の診療をご希望される場合は、平日にご来院してください。

小児科を専門に選んだ理由やきっかけについてお聞かせください。

子どもの頃から、仕事をするなら人を助けられる職業を選びたいと考えていました。中高生くらいから医師の仕事に興味を持つようになり、医学部への進学を決意しました。その後、大学でさまざまな学科の実習に参加していく中で、自分に向いていると感じたのが小児科でした。先程お話ししたとおり小児の循環器がメインだったので、命を落とす、落とさないの瀬戸際にいる子どもたちを受け持つことも多くありました。そのような中、千葉大学医学部附属病院で私が受け持った患者さまと、十数年後に別の病院で再会する機会があったんです。大きく成長した姿を見た時は驚きましたし、非常に感慨深く感じました。やはり患者さまの成長を見られるのは、小児科ならではの醍醐味であり、やりがいを感じる瞬間ですね。

スムーズな診療で患者と家族の負担軽減をめざす

クリニックに来院する患者さんに多い症状を教えてください。

高田展行院長 船橋ベイサイド小児科3

来院される患者さまの大半は、風邪症状や発熱など感染症の可能性があるお子さまです。お子さま特有の便秘や、予防接種、乳幼児検診などで来院される方も多くいらっしゃいます。メイン層は保育園や幼稚園に通われている6歳未満の患者さまで、前任の院長の頃から長く通っている高校生くらいの患者さまもいらっしゃいますね。ほかにも皮膚疾患やアレルギー疾患など、基本的な小児の疾患は一通り対応しているので、お子さまの心身に気になる症状がある場合はなんでも相談していただきたいと考えています。

特に得意としている診療分野はありますか?

やはり長く専門にしていた、小児の循環器疾患ですね。心疾患のある患者さまが体調を崩された場合や、心臓や血管で気になる症状がある場合に、専門家としての経験と知識を生かした診療を行えます。残念ながらこのクリニックには心臓の状態を精密に検査する機材がないので、診断が必要な場合は船橋市立医療センターや千葉市立海浜病院など、診断に適した医療機関を紹介します。どちらも勤めていたことのある病院で、ともに働いていた医師もまだ在籍しており、今でもいい関係を保っています。患者さまに必要な医療をスムーズに提供できる人脈を持っているというのは、長く大規模病院で働き続けてきた医師の強みですね。地域のかかりつけ医として、大規模病院での精密検査が必要な症状かどうか見極めますので、ちょっとした症状でも不安を感じたら気軽に相談してください。

日々の診療で大切にしていることをお聞かせください。

高田展行院長 船橋ベイサイド小児科4

商業施設内にあるので患者さまの数も多いですが、できるだけお待たせしないことを第一にしています。待ち時間が長いと患者さまにもご家族の方にも負担が大きく、病院が苦手なお子さまはより苦手意識が強くなってしまいます。そのため、SNSや電話で時間枠ごとに受付する予約システムを設けたり、予防接種を希望される患者さまは待ち時間の少ない午後に対応したりするなど、診療がスムーズに進むシステムづくりに配慮しています。もちろん予約なしでの受診も可能なので、突発的な症状でお困りの方も安心してご利用ください。また、平日は土日よりも比較的ゆとりがありますので、短時間で済ませたい方やゆっくり相談したい方にお勧めです。クリニックの入り口に順番案内表示モニターがあるため、順番になるまで買い物を楽しんでいただくこともできます。診療時も手早くヒアリングを行い、怖いと思ってしまう時間をできるだけつくらないように工夫しています。

小さな異変でも「おかしい」と感じたら迷わず受診を

換気や隔離体制など感染症対策が充実した院内ですね。

高田展行院長 船橋ベイサイド小児科5

患者さまが安心して来院できるよう、院内に短時間で空気が入れ替わる換気システムを導入しています。また水ぼうそうや麻疹など、空気感染する流行性疾患の恐れがある患者さまのために、別の待合室をご用意しています。入り口も離れた場所にあり、ほかの患者さまと顔を合わせずに診療を受けられるので、利用を希望される場合はお電話ください。この換気設備や隔離体制は新型コロナウイルスの流行をきっかけに整えたのではなく、10年以上前に開業した当初から用意されていました。前院長の感染症対策への意識の高さに、とても驚きましたね。

お忙しい毎日ですが、休日はどのように過ごされていますか?

私自身も2児の父親なので、子どもたちと遊んで過ごすのがほとんどですね。大規模病院からクリニック勤務へ変えたのも、子どもたちと過ごす時間を確保したかったのが大きな理由でした。あと最近は、バトミントンなど外で体を動かす遊びをメインに楽しんでいます。平日は仕事で忙しくて体を動かす余裕もないので、休日はできるだけ体を動かすようにしています。

今後の展望と読者へのメッセージをお願いします。

高田展行院長 船橋ベイサイド小児科6

これからも、地域のお子さまやそのご家族が安心して相談できる場所であり続けたいと考えています。子育てをしていくと、病気にかかった時だけでなく、普段の健康面や発達面でいろいろな悩みが出てきます。そのような時、当院が少しでも子育ての助けになれる存在でありたいと願っています。小さな異変だと受診を遠慮される方もいらっしゃいますが、一番お子さまのそばにいる保護者の方が「いつもと違う」と感じるなら、その勘を信じてください。特に平日の昼間は患者さまの数が少なく、ゆとりがあるので、ちょっとした困り事でも気軽に受診してください。

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