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西原 伸一 院長の独自取材記事

スターボードオーラルクリニック

(横浜市磯子区/新杉田駅)

最終更新日:2019/09/05

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新杉田駅に隣接するビル、ハマシップ3階にある「スターボードオーラルクリニック」。スターボードとは、針路を左右に決められる重要な舵がある船の右舵のことだ。海上自衛官の歯科医官であった西原伸一院長が「根本的な予防で虫歯や歯周病の再発を防ぐ、新しい歯科医療に大きく舵を取りたい」と考え名づけたという。インプラント治療や矯正治療など幅広い診療技術を強みに、虫歯や歯周病に対する除菌や口臭ケアなど、これまでの歯科の概念とは違った先進的な治療に積極的に取り組む西原院長。産業カウンセラーの資格を生かしたカウンセリングにも力を注ぐ。表に出せない患者の心の声に寄り添う診療を大切にする西原院長に、歯科医療にかける想いやめざしたい診療について聞いた。
(取材日2019年1月11日)

新しい予防歯科で虫歯や歯周病のない世界をめざす

まず開業されるまでの経緯を教えてください。

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祖父も父も歯科医師という環境に育ちましたが、歯科にあまり興味がなく、パイロットになりたくて高校の同級生と防衛大への進学を考えていたんですが、担任の先生や親戚に説得され、歯学部に進みました。大学に入ってからは歯科の面白さにのめりこみ、一生懸命勉強したんですよ(笑)。歯科医師になってから、卒業後に海上自衛隊に歯科医官として入職しました。自衛隊時代は全国を転々とし、約30年勤めた最後の勤務地が横須賀でした。自衛隊の中では疾病や治療方法も限られていましたので、このあたりで頑張って自分の夢を追いかけようと思い、なじみのある杉田で開業することにしました。新旧混ざり合った、活気のある街の雰囲気が気に入っています。

開業して実現したかった夢とは?

根本的な予防で虫歯や歯周病の再発を防ぐ、一歩進んだ予防歯科を展開したいと思っています。今までの歯科医療から大きく舵を取りたいとの思いから、クリニック名は船の面舵を意味するスターボードと名づけました。これまでの予防歯科は早期発見、早期治療が重要とされてきましたが、実はそれでは手遅れ。虫歯も歯周病も感染症ですから、削って詰める、歯石を取ってブラッシングするだけでは根本的改善は難しい。ヨーロッパでは、薬剤で菌を取り除くという新しい概念が定着しており、日本でも新しい予防で虫歯や歯周病のない世界をめざすことが目標です。虫歯や歯周病が全身疾患につながることも丁寧に伝え、歯に対する患者さんの意識を変えることも、私の大切な役割だと考えています。

具体的には、どのような治療を行うのですか?

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特に力を入れているのが歯周病に対する除菌治療です。従来、歯周病治療は歯石を取る外科的処置が中心でしたが、細菌による感染症である歯周病は、内科的に薬で治すほうが良く、定期メンテナンスを続ければ再発を防げるといわれています。薬の内服による治療は、薬の服用自体は4日程度で、患者さんの負担が少ないことが特徴です。重症の歯周病にも適していて、グラグラしている歯でも改善が期待できます。内服治療と歯科衛生士による集中クリーニングを並行して行うことで、治癒率アップが望め、多くの患者さんに喜んでいただいています。一方、虫歯や歯肉炎を予防する3DS治療は、マウスピース型装置を用いて薬剤を集中的に投与する方法です。どこに行っても治らないと、患者さんが飛び込みで受診する方も増えました。

インプラントや矯正、口臭ケアなど高い専門性が強み

得意分野や特徴的な治療についてお聞かせください。

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インプラント治療と矯正治療は長く研鑽を積んできました。自衛隊では口腔外科で顎変形症を伴う不正咬合の治療を多く行いましたね。正確さにこだわった歯並びの矯正ができるベッグ法を学んできましたので、自信を持っています。インプラントは顎の大きな損傷に対して、顎の再建や機能回復に必要になるのではと思い、真剣に取り組んできました。CT撮影、ガイデッドサージェリーという手術システムや機材・材料も年々進化しており、より安全な処置が可能となりました。当院では、痛くて噛めない、食事をすると外れてしまうという入れ歯を快適に使用していただける、インプラントオーバーデンチャーという治療法にも力を入れています。私が重視している予防や除菌と組み合わせると、治療後のインプラント周囲炎も防ぐことが期待でき、トータルな治療がご提案できると思います。また、専門的な口臭ケアを提供できることも強みです。

口臭ケアとはどのような内容ですか?

口臭の診療で知られる本田俊一先生が考案した口臭ケアのメソッドを取り入れ、治療当日から無臭化をめざす本格的な治療を提供しています。一般的に1種類であることが多い口臭ガスの測定器を3種類導入し、口臭の原因となる成分や臭いの程度を特定します。このほか、自律神経を計測する専門の機器を使った検査や、唾液検査、尿検査、官能検査などによって、口臭の原因と程度を多角的に突き止め、症状や生活習慣に合わせたオーダーメイドな治療を行っています。自律神経を計測する専門の機器をもつ歯科医院はあまりないでしょう。口臭は一般的に、生理的口臭と病的口臭の2種類に大別され、口腔領域の疾患のほか、耳鼻咽喉科、内科、心療内科領域の疾患が原因であることもあります。内科的疾患が原因であれば、歯科と内科が連携して適切なケアを行います。

原因特定と正しいケアが重要なのですね。

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病的口臭は、原因となる疾患を治療することで改善につながる場合があります。必要な方には、自律神経を整えるための呼吸法、唾液の分泌を促す舌の運動、ブレスケアの方法や生活習慣の改善策など、多くの選択肢の中からその方に合ったケアの方法をご提案します。誰もが持っている生理的口臭は、よりこまやかな配慮が必要です。周囲を不快にする口臭があることを自覚していない人は多いものです。家族や友人からの指摘をきっかけに、口臭に対して強い不安を感じるようになってしまうこともあり、適切な対応が必要です。当院では口臭の診療はプライバシーに配慮した個室で行っています。患者さんの悩みをよく聞き、特に口臭への不安の強い方は心療内科と連携し、精神面でもサポートします。

産業カウンセラーの院長が、心に寄り添った診療を提供

産業カウンセラーの資格をお持ちだと伺いました。

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海上自衛隊の海外派遣が増え、私は隊員の高ストレスへの対応を懸念していました。カウンセリングを受けられる環境づくりや教育の重要性を訴えたところ、施策として採用されたんです。以前から、隊員へのカウンセリングは行っていましたが、言い出しっぺの責任として(笑)、資格を取らないと話にならないと思い、産業カウンセラーの資格を取得しました。多くの人と関わる中で、表に出せない心の声に寄り添うことの大切さを実感しており、開業後はさらにこの資格が生きているように思います。診療中は常に傾聴を心がけ、患者さんにとって最良だと思う医療を提供させていただきたいと考えています。

ところで先生のご趣味や、自衛隊時代のエピソードなどもお聞かせください。

趣味は盆栽です。盆栽は1年を通していろいろな表情を見せてくれますし、しっかり手間をかけるときちんと応えてくれるところが良くて妻と楽しんでいます。健康法は、毎日30分程度、早足で歩くエクササイズウォーキングをやっています。自衛隊時代は、患者はすべて自衛官で仲間意識が強く、家族と同じような存在なので、とにかくよく話をしていました。また航海中に痛みが出たりしないように、ひと手間加えた処置を心がけていました。長い航海には私も同行することがあったんですよ。当初は、揺れる中で治療ができるのかと不安でしたが、だんだん慣れていきました。

最後に、読者にメッセージをお願いします。

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今後も予防中心の診療を行いたいと思っていますが、歯を失ってしまった方、機能的に困っている患者さんに対して、インプラント治療や、痛みの少ないレーザー治療にも力を注ぎたいです。日本では「痛くなってから歯科医院に行く」というのがまだ一般的。しかし「痛くならないように、病気にならないように、定期的に歯科医院へ行く」という発想に変えていただけるよう、今後も力を尽くしたいですね。歯が健康だと食事もおいしく、たくさん笑顔にもなります。そのためには、若い時から正しい予防と定期的なメンテナンスが必要不可欠。高齢になっても歯を残して健康的な人生を歩んでいただけるよう、当院でしっかりお手伝いします。歯のことはもちろん、それ以外のこと、どんなお悩みでも聞かせていただき、心理的にも寄り添っていきたいと思います。

自由診療費用の目安

自由診療とは

口臭の診療/初診8万円、再診4万円

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