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利 修治 院長の独自取材記事

立石駅前かが内科クリニック

(葛飾区/京成立石駅)

最終更新日:2020/04/01

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京成立石駅から徒歩すぐ。駅のホームからも目に入るみずほメディカルモールの4階に2015年12月に開院したのが「立石駅前かが内科クリニック」。やわらかい雰囲気が印象的で、何でも話を聞いてくれそうな院長の利(かが)修治先生は、内科の医師として20年以上の経験をもつ。呼吸器疾患、リウマチ、糖尿病を中心に守備範囲は広く、認知症についての知識も豊富。過去に訪問診療クリニックの院長を務めていた経験を生かし、今後は訪問診療も始めたいとのことで心強い。またスタッフとの連携も徹底しており、めざすのは「スタッフ全員で患者さんを支える」医療。そんなクリニックでの治療や取り組みについて話を聞いた。
(取材日2016年2月1日)

自分の判断で、患者のためになる医療を提供したい

立石エリアとはどんなご縁があったのですか?

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当院を開院する前まで、京成小岩駅前のクリニックで3年ほど院長をしていたので、京成線にはとてもなじみがありました。そしてそろそろ開業したい、と思って物件を探していた時に、京成立石駅前にメディカルモールができることを知ったんです。メディカルモールに開院できますと、同じモール内の別の科と医療の連携がしやすいので、ぜひこのモールに開院したいと思ったんです。この京成立石は今回開院したことで初めてご縁ができた場所ですが、古くからの下町ということもあり、庶民的で温かくてとても落ち着きますね。前の京成小岩のクリニックから近いこともあって、以前のクリニックの患者さんもたくさん来てくださっていますが、患者さんの多くは地元・立石の方ですね。これからは立石エリアにしっかりと根差して、地元の頼れるホームドクターをめざしていきたいと思います。

開業までの経緯を教えてください。

昭和大学医学部を卒業した後、昭和大学の第一内科に入局しました。第一内科というのは、呼吸器、リウマチ、糖尿病、アレルギーなどの病気を扱うところです。そこで研鑽を積んだ後に、山梨赤十字病院を経て、免疫学を研究するためにカナダに留学しました。その後、市中の病院、訪問医療クリニックの院長、内科クリニックの院長を経て、昨年、当院を開院しました。かれこれ20年以上、内科医師として患者さんと向き合ってきましたね。開業を決意したのは、ちょうど1年ぐらい前です。もともとクリニックの院長として、自分のやりたい医療をある程度できてはいたのですが、もっともっと自分の判断で、患者さんのためになる医療を提供していきたいと思うようになり、開業に踏み切りました。

医師をめざすようになったきっかけは?

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医師になることを意識したのは、高校2年生の時です。それまでは理系の勉強が好きだったので、理学部に行って化学を学んで研究者になりたいと思っていました。医師をめざすようになったのは、クリスチャンでもある女性の先輩の影響です。その方は医師をめざしていたんですが、どうして医師をめざすのか聞いてみたところ「医師なら、実益を得ながらしっかりと社会奉仕ができる」と言われました。その時「なるほど!」と思ったんです。その先輩の言葉をきっかけに、医師の仕事に強く惹かれまして、私も医師をめざすようになりました。その後、一人の人を幅広く診られることに魅力を感じて、内科医師の道を選びました。中でも専門を選ぶ時に、当時の上司から「一緒に膠原病の研究をしないか」と誘われまして、膠原病の研究に特に力を入れました。

医師だけでなく、スタッフ全員で患者を支えていく

院内の設備について教えてください。

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開院するにあたって、ぜひつくりたいと思ったのが、点滴や注射ができる専用の部屋です。当院ではリウマチや喘息の患者さんを多く診るのですが、その際に特殊な薬を点滴したり注射したりします。その施術後は患者さんには20~30分ぐらい休んでいただきたいんですが、通常のクリニックだと休むためのスペースがないんです。そこで、開院するならぜひ患者さんが施術後に休めるスペースをつくりたいと思いました。このスペースにはリクライニングシートを置いていますので、施術後は患者さんにはリラックスしてゆっくり休んでいただけると思います。また当院では呼気を分析する機械があります。呼吸器内科を訪れる患者さんは咳で苦しまれている方が多いのですが、この機械を使うとその咳がどんな病気によるものなのかがわかり、治療効果を高めることにつながると考えています。

患者さんと接する上で心がけていらっしゃることは?

長年、内科の医師として患者さんと接してきてしみじみ思うことは、医師やクリニックの側が患者さんの思いや言いたいことを聞き取るための努力をしなくてはいけないということです。患者さんは緊張していますし、きっと言いたいことの一割も言えないと思うんです。しかし、言葉に現れない部分に、重要な診断の鍵が隠されていることが実に多い。そこで当院で徹底しているのがスタッフとの連携です。受付のスタッフや看護師が患者さんを見た時に気づいたこと、気になったことは電子カルテに記入してもらうようにしています。例えば受付での名前の書き方、お金の払い方に、ちょっとした認知症の兆候が隠れていることもあるんです。こうしたスタッフ間の連携で、健康診断に来た方の認知症がわかったケースもあるんですよ。

糖尿病の患者さんへはどんなアドバイスをされるんですか?

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糖尿病は長く付き合っていく必要のある病気で、一人で病気と付き合っていくのはとても大変です。そこで当院では患者さんを「スタッフ全員で支えていく」ということを常に心がけています。糖尿病は栄養管理がとても重要ですが、患者さんに対する栄養指導についても、随時、スタッフとともに「指導の方法」を勉強しています。例えば、糖尿病の患者さんには痩せてほしいのですが、ただ痩せましょう、カロリー制限をしましょう、と言うだけでは、患者さんは痩せません。そこで当院ではカロリー計算は撤廃し、具体的にどんなものを食べるといいのか、炭水化物をどう減らすといいのか、具体的な量も含めて指導しています。

訪問診療も可能な地元のホームドクターをめざす

お休みはどんなふうに過ごされていますか?

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休みの日にやるような趣味は特別ないのですが、あえて言えば料理でしょうか。高校生の娘がいるのですが、妻が仕事で家にいない時は、私が娘に料理を作ってあげることがあります。それが私のリフレッシュタイムになっていますね。よく作るのがキーマカレーや魚の煮つけです。煮つけは難しいのですが、上手にできた時は気分が良いですね。実は娘との食事の時には、どの食材にどんな栄養があるのかなど、解説もしているんです(笑)。例えば私は普段、炭水化物は控えめにしているんですが「大人は炭水化物は取りすぎないほうが良いんだよ。お父さんもちょっとしか取っていないでしょう」といった具合です。娘は若いので栄養制限はしなくていいですし、今はまだ好きに食べてほしいのですが、栄養についての知識は早いうちから身につけておいて損はないですからね。

今後、どんなことに取り組みたいですか?

以前、訪問診療のクリニックの院長を務めていた経験を生かして、今後はぜひ訪問診療をやっていきたいと思っています。以前のクリニックでは、しばしば老人ホームに通い、診察を行っていました。今は元気にクリニックに通えている方でも、何かのきっかけでクリニックに通えなくなってしまうことがあります。高齢の方が今は増えていますので、これから訪問診療はますますニーズが高まっていくと思いますね。高齢の方が患っている病気は内科系が多いので、内科の医師が訪問する意義は大きいでしょう。一刻も早く体制を整えて、訪問診療を始められたらと思います。まずは当院に通っている方の中で、クリニックに通いきれなくなってしまったような患者さんからスタートさせる予定です。

最後に、読者へメッセージをお願いします。

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当院では呼吸器、リウマチ、糖尿病に特に力を入れていますが、それ以外の病気についても幅広く診たいと思っています。どこに行ったらいいかわからない、という症状のある方は、ぜひ一度当院を訪ねていただきたいですね。仮に専門外の病気だった場合には、専門の医療機関をご紹介しています。立石に開院したのも何かの縁、これからこの地に根差して、地元のホームドクターとして皆さんのお役に立ちたいと思っています。今後は同じモールのクリニックと連携してどんどん医療の質を高めていきたいと思っておりますので、気になる症状をお持ちの方はぜひ一度いらしてください。

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