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友田 一宇 院長の独自取材記事

友田内視鏡クリニック

(葛飾区/金町駅)

最終更新日:2020/04/01

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2015年に開業した「友田内視鏡クリニック」の院長を務める友田一宇(いちう)先生は、内科の医師歴24年の日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医だ。「この周辺には数少ない内視鏡に特化した専門クリニックです。」という友田院長の言葉通り、院内には一般検査用や処置用のさまざまな種類の内視鏡がそろっている。さらに特徴的なのは鎮静剤を使用し、患者が眠っている間に終わらせる検査だ。確たる方針のもとに行う検査と治療で、今では近隣住民はもちろん、インターネットを見て遠方から足を運ぶ患者や、医療従事者も多く来院するという。「この記事が、これまで躊躇していた内視鏡検査を受けていただくきっかけになれば」と、患者の幸せを願ってポツリと放った一言に、友田院長のやさしさがにじみ出ていた。
(取材日2017年7月6日)

「苦しくなくて当たり前」経験豊富な内視鏡の専門家

こちらは内視鏡専門のクリニックだそうですね。

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はい、2015年6月に開業して約2年が経過しました。開院前は荒川区で9年間にわたり内科・胃腸科クリニックを開いていたのですが、内視鏡検査の需要がかなり増えてきたことで、内視鏡中心のクリニックにしようと考えました。もちろん内視鏡検査以外にも、生活習慣病を除く風邪や発熱、インフルエンザ、花粉症などの一般内科診療も行っておりますので、気軽にご相談いただければと思います。

開院して約2年、患者さんの層やニーズは開院時から変化はありましたか?

「苦痛の少ない内視鏡検査を受けたい」という患者さんのニーズが圧倒的に多く、それは開院時から変化していません。地元の患者さんが増えたのはもちろんですが、移転前の町屋のクリニック時代の患者さんが引き続き通ってくださるのはうれしい限りです。また、クチコミやホームページをきっかけに来てくださる患者さんも増えました。近年は健康に対する意識が高まりましたし、内視鏡検査の存在も認知されるようになったので、30~40代の若い世代の患者さんも多くいらっしゃいます。そして、当院の患者さんの中には医療関係者の方も多いんですよ。知識が多い医療関係者の方々に信頼していただけるというのは、当院にとって大きな自信と誇りにつながっています。

システムや導入機器、院内設計等でこだわっている点があれば教えてください。

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当院では検査結果はデジタル化にして、すべての患者さんのデータはコンピューターによる一括管理を行っています。また、これは以前のクリニックの時代からですが、内視鏡診断や処置の精度、種類豊富な内視鏡は、それに特化したクリニックならではのものと自負しています。施術後にゆっくり休んでいただけるよう回復室も十分な数を用意していますので、緊急でいらした患者さんにもすぐに検査をすることができるようになりました。内視鏡検査を受けに来る患者さんは不安な気持ちを抱いている方も多いので、そんな気持ちを少しでも和らげることができるように、院内はホテルの受付をイメージしてデザインしました。落ち着いた雰囲気でリラックスできるとお褒めの言葉をいただくことも多いです。

鎮静剤による「安心・痛くない検査」がモットー

先生の内視鏡検査を実施する際のこだわりを聞かせてください。

極力楽な検査を提供するのは当たり前、そして「安心、安全」は大前提です。さらには、不安を抱えたままお待たせするようなことはせず、やれることはすぐやってしまう、ということも言えるでしょう。放置しておいても良い病変はそのまま残しますが、切除しなければがん化し、命に関わる恐れがあるものは検査当日にすぐ取るようにしています。また、「毎年必ず検査を受けるように」という安易な提案はしません。患者さんの体質や年齢によっては、3~5年に一度の検査で十分なケースもあります。検査回数が増えることは患者さんの負担になりますから、患者さんごとに適切な検査頻度を見極めてご提案するように心がけています。当院の検査はポリープ切除も含めてすべて日帰りです。3~4時間あればお帰りいただけます。これも患者さんの時間や体力的な負担を入院時よりも軽減してさしあげたいという思いから実施しています。

大学病院との連携のとり方にもポリシーがあるそうですね。

われわれは大学病院とは立場が異なりますから、自分たちのクリニックでできることを最大限やることが大切だと考えています。当院の設備上、診断が難しい場合や外来治療が行えない場合は、患者さんに十分説明の上、ご本人の意向に沿った他の施設をご紹介させていただいています。できないことには無理に手を出さず、きちんと紹介状を書いて送り出します。日進月歩で進化する技術に準ずる努力をしながらも、自身の力を過信しないこと、それが患者さんのためにもなるのです。また、紹介先により良い資料を提供することにこだわっています。当院が提供する資料の質によって、紹介先での患者さんの治療精度が変わってくると考えているからです。例えば患部の写真にしても、撮影アングルに留意すればより患部の状態を正確に把握できるようになり、その後の治療に生かすことができるのです。

患者さんからは、どのような喜びの声をいただいていますか?

当院では上部・下部の内視鏡検査ともに、鎮静剤を使用しています。内視鏡施術者の技量も大きく関係するのですが、鎮静剤を使うことによって、寝ているうちに検査が終わっていたとおっしゃる方がほとんどです。全く苦しくなくわからないうちに終わったというのが理想で、それが前提だと思っています。ですから皆さんに「もう終わりましたよ」と言うと一様にビックリされます。そういった方々の声を聞く瞬間は、医師として本当にうれしいものです。

医院を後にするまで、こまやかな気遣いを忘れない

痛みの軽減のほかに気をつけていることがあれば教えてください。

痛みを減らすということもそうですが、やはり患者さんの気持ちをくみ取ること、でしょうか。そのためにできるだけ早く検査を受けて安心してもらう。また、自分がされたくないことは施術者として絶対患者さんに強いるものではないと考えます。特に大腸内視鏡の場合、患者さんは少なからず不安や羞恥心を抱くものです。よりリラックスして検査を受けていただけるよう、単に技量の問題だけではなく、ご本人のプライバシーを守ることから始まり、クリニックを後にするまで気遣いを忘れない、ということを私をはじめスタッフ一同心がけています。例えば大腸内視鏡検査の際には個室で実施することはもちろんですが、こちらから見えにくいよう室内を暗くしたり腰から下にタオルをかけたりと、患者さんがより羞恥心や抵抗感を感じることのないように配慮しています。

先生が医師をめざした理由や内視鏡検査に対する興味の芽生えについて教えてください。

将来は一生を捧げられるような、やりがいのある仕事に就きたかったのです。もちろんそれはすべての職業において言えることですが、私には医療という道が一番自然と当てはまりました。自分の選んだ内視鏡という分野では、診察をして症状に合わせたお薬を出すことだけではなく、内科の医師でありながら直接検査や手術をして治療できるというところにやりがいを感じています。また、自分の力量が問われるところも内視鏡の魅力です。東京慈恵会医科大学附属病院の内視鏡科にいた頃は、さまざまな先生に教えていただきました。その先生方からは、決して慢心することなく、いつも初心を忘れず検査や処置に臨む姿勢を学ばせていただきました。

最後に、「ドクターズ・ファイル」読者にメッセージをお願いします。

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日本人の死亡原因の最多を占めるのはがんであり、中でも女性の死亡原因の第一位を占めるのが大腸がんと言われています。がんは早期発見・診断・治療が最も重要ですから、症状を自覚してから受診するのではなく、ある程度の年齢になったら一度検査したほうが安心です。中には「数年前に検査を受けていたら……」と思う患者さんもいらっしゃいます。自分だけは大丈夫と思わず、自分の体に責任を持ってほしいと私は思っています。そして、少しでも心配なことがあれば躊躇せずに検査に来ていただきたいです。「内視鏡検査は痛い、苦しい」という恐怖心を持っている方こそ、ぜひ一度ご相談ください。

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