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濱 健太郎 院長の独自取材記事

ゆずる葉歯科

(世田谷区/用賀駅)

最終更新日:2025/09/25

濱健太郎院長 ゆずる葉歯科 main

2015年の開業後、2024年に院内を大幅にリニューアルした「ゆずる葉歯科」は、子育て世代を中心に幅広い患者に親しまれている。用賀駅より徒歩2分、大きな窓から光が差し込む院内では、濱健太郎院長が患者一人ひとりに寄り添う診療に力を注いでいる。「永久歯の虫歯ゼロ」を掲げ、子どもと大人の予防歯科にも注力。「将来的には治療ではなくメンテナンスだけで済むような歯科医院でありたいですし、この地域での歯の治療は必要ないと言える存在になりたいです」と語る濱院長に、診療ポリシーや予防歯科の重要性、今後の展望など豊富な話題で語ってもらった。院名の由来である「ゆずり葉」のレプリカが遊び心たっぷりに置いてある院内の優しい雰囲気のように、診療への想いを語る濱院長からは患者を想う優しさが十分に伝わってきた。

(取材日2021年5月26日/情報更新日2025年9月1日)

患者目線を大切に、居心地の良いクリニックをめざして

2024年に院内を大幅にリニューアルしたと伺いました。

濱健太郎院長 ゆずる葉歯科1

私自身、幼い頃から歯科医院に通うことが多く、ずっと怖いイメージを抱いていたので、「歯科医院は楽しい場所」と感じてもらえるよう設備を工夫しました。例えば、カフェのようなエントランスを意識しています。壁に掛かる「YUZURUHA」の看板は姉の手作りです。院内はベビーカーや車いすでもスムーズに入れるよう、段差をなくしました。リニューアルを機にユニットを増やし、酸素カプセルも導入するなど設備を充実させました。また、キッズスペースには、子どもたちが裸足でくつろげるよう人工芝を敷き、滑り台も設置しました。おかげさまで、保護者の方々からもご好評をいただいています。各部屋のモニターでは、親御さんがキッズスペースのお子さんの様子を確認できます。また、お子さんが退屈しないよう、お好きな動画を流せるようにしています。痛みが不安なお子さんには笑気麻酔もご提案していますので、ぜひお気軽にご来院ください。

どのような患者さんが多いですか?

お子さんの来院がきっかけとなり、親御さんの予防歯科への理解が深まったり、おじいちゃんやおばあちゃんの治療につながったりと、ご家族の皆さんにお越しいただいています。ご家族全員で予防に取り組んでいただけるようになることが私の理想なので、診療ではご家族で実践していただけるような知識をお伝えするように努めています。また、初診の患者さんにはしっかりとお話を伺い、口腔内の状況を精密に把握した上でご説明することを徹底しています。そのため時間がかかってしまい、場合によってはお待たせしてしまうこともあるかもしれません。しかし、患者さんの心にしっかりと寄り添っていくためにもカウンセリングの時間は大切にしていきたいので、今後もご理解いただきながら診療を進めていければと思っています。

診療ではどのようなことを大切にされていますか?

濱健太郎院長 ゆずる葉歯科2

患者さんにもやもやした感情を残したまま帰ってほしくないので、しっかりと納得していただける説明を大切にしています。今後起こる可能性のあることや食事の注意点、治療内容に関してなど、丁寧に説明するように心がけています。説明の中でも「うやむやにしない」が私の主義であり、患者さんにご説明するツールとして、光学式う蝕検出装置を導入しています。これは虫歯の深さを数値化することにより、目に見えない虫歯の進行度合いを評価することができるものです。数字には説得力があるので、患者さんの納得にもつながると思います。矯正中は、虫歯のリスクも高まるため、虫歯の進行度合いもチェックしながら矯正に対応できますので、通院回数も減らせるように努めております。また、患者さん目線で不安なことなども感じ取れるように努めており、スタッフに対しても患者さんの細かな訴えに気づいていけるように日々伝えています。

家族全員で「永久歯の虫歯ゼロ」に取り組める体制を

予防歯科に力を入れているとお聞きしました。

濱健太郎院長 ゆずる葉歯科3

そうなんです。「永久歯の虫歯ゼロ」をめざして、積極的に予防歯科を推奨しています。患者さんには虫歯のリスクなどを知っていただいた上で、どのように治療していくのかをお伝えするようにしています。それと同時に、患者さんの飲食の管理も行っているのが特徴です。間食が多いと口の中が酸性になりやすく、それが虫歯の原因にもなり得るといったように、飲食習慣と口腔環境は切り離すことができません。当院ではチェックシートをもとに「何時に何を食べたか」などを具体的に把握し、食生活の改善も視野に入れた虫歯予防に取り組んでいます。また、現在は「フッ素洗口」にも力を注いでいます。

フッ素洗口について、詳しく教えてください。

歯科医院でフッ素塗布を行うだけでなく、毎日フッ素配合洗口液で口をゆすぐのが「フッ素洗口」です。特に歯の生え替わり時期のお子さんにお勧めしています。永久歯は未熟な状態で生えてくるため、虫歯になりやすいのです。歯はフッ素やカルシウムなどを吸収しながら2、3年かけて成熟していくので、歯科医院での塗布だけではなく、家でもフッ素を取り込むことができれば、より歯の強度の向上が期待できます。そういった習慣は大人になったときに、虫歯に強い丈夫な歯をめざす助けになるはずです。また、歯は日々溶けてしまうので、大人の方にとってもフッ素洗口は有用だと思います。ぜひお試しください。

小児矯正についても教えていただけますか。

濱健太郎院長 ゆずる葉歯科4

患者さん一人ひとりの状況やご要望に合わせたアプローチ方法を提案していますが、矯正をする場合は痛い思いもしますし、費用もかかります。そのため、小児のうちから正しい歯並びで生えるように、また噛み合わせの成育に重要な顎の発達を促すことに注力しています。そのために使用するのがマウスピース型装置です。筋機能療法というのですが、舌や唇の筋力トレーニングに使用し、本来あるべき成長を促していくので歯並びの変化にもつながります。こういった装置を使用して予防的なアプローチをしていくことも可能です。また、この方法においては、矯正歯科に比べて経済的な負担も少ないのが特徴だといえます。もちろん、より専門的な矯正治療が必要な場合は、矯正専門の歯科医師が対応します。矯正には長い時間がかかりますので、始めることを躊躇してしまうと思いますが、矯正期間の短縮にも取り組んでおりますので、安心してお任せいただけたら嬉しいですね。

「人と人とのつながり」を大切にしていく

歯科医師をめざされたきっかけを教えてください。

濱健太郎院長 ゆずる葉歯科5

高校生で進路を決める時期に小学校のときの卒業文集を見たら、「将来は歯医者になりたい」と書いてあったんです。両親に相談したら応援してもらえたのでそのまま歯科医師をめざしました。実は、政治の道を志していた父は私が大学4年生の頃に不慮の事故で他界してしまったため、用賀に引っ越してきたという経緯があります。父のおかげで卒業させてもらったという思いと精神的につらい時期を用賀で過ごした分、歯科医師という職業とこの地には思い入れがあります。母と姉が私を支えてくれたのですが家計を助けたかったのもあり、卒業後はすぐに開業医のところで勤務医として働きました。同世代の歯科医師と比べて早くより実践的な研鑽を積んでいたので、多くの患者さんを診させていただいた経験が今の私の支えになっています。

院名に込めた想いを教えてください。

当院名の「ゆずる葉」の意味そのものが、私の診療ポリシーです。名前の由来はゆずり葉からきています。ゆずり葉とは、若い葉の成長を見届けてから古い葉が落ちて新しい葉と入れ替わる植物で、もともとはゆずる葉と呼ばれていたそうなんです。そして、ゆずるは私の父の名前。だから2つの意味をかけ合わせてこの院名にしました。まるで子どもの成長を親が見届けていくような意味合いを持つゆずる葉のように、お子さんの口の中の成長は親御さんにしっかり見届けていただきたいですね。

最後に、今後の展望をお聞かせください。

濱健太郎院長 ゆずる葉歯科6

これからも「人と人とのつながり」を大切に、患者さんに「ここにまた来たい」と思っていただけるようなクリニックをめざしていきたいです。また、歯の健康を守る理想論をいえば、「1日3食でお茶かお水しか飲まないでください」と簡単な話かもしれません。しかし、100人いれば100通りの生活があります。患者さんの生活習慣の中で可能な範囲を見つけ、レベルを上げていきながら再発しないよう予防に力を入れていきたいです。将来的には、この地域で歯の治療は必要ないと言えることを目標に日々の診療を続けていきます。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/33万円~、マウスピース型装置を用いた筋機能療法/11万3300円~、成人矯正/77万円~、小児矯正/33万円~、マウスピース型装置を用いた矯正/88万円~ ※症例によって費用が異なります。詳細はクリニックにお問い合わせください。

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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