地域密着の歯科医院で受ける
歯の健康寿命を見据えた歯列矯正
五味デンタルクリニック
(相模原市中央区/相模原駅)
最終更新日:2024/05/15
- 自由診療
歯列矯正というと審美面、つまり見た目のきれいさを追求することが目的だと思われがちだが、実のところ矯正治療は歯の健康のためにこそ重要だという。歯並びが整っていることで、日々のブラッシングもしやすくなって虫歯や歯周病予防につながり、また、物を噛むときの歯への負担も小さくなるという。結果的に歯の健康寿命を延ばし、歯科治療の頻度も減らすことができれば、費用面でもメリットは大きいだろう。「五味デンタルクリニック」では一般歯科診療とともに、小児から大人までの矯正治療を幅広く行っている。院長の五味義法先生に矯正のメリットや治療方針などについて詳しく聞いた。
(取材日2024年4月26日)
目次
見た目のきれいさだけでなく、口腔内の健康を保つためにこそ矯正は重要
- Q貴院では矯正を含めた幅広い歯科診療を行っているのですね。
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A
矯正を希望される患者さんの中には、まず抜歯や虫歯治療、クリーニングなどを先に行う必要がある場合もあります。矯正専門のクリニックですと、それらを他の一般歯科でやってもらってから矯正を始めることになりますが、当院ではそうした治療を含めて一手に行うことができます。また逆に、虫歯などの治療のプロセスとして、まず矯正を先に行うことで不必要に歯を削らずに治療が進められ、コスト面にも配慮できるケースもあるんですね。当院ではそうした兼ね合いも考えながら、治療のご提案をするようにしています。当院では月2回、矯正治療の日を設定し、矯正を専門とする私の妻が治療を担当します。矯正治療をお考えの方はご相談ください。
- Q歯列矯正に対する貴院の方針を教えてください。
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A
矯正というと、どうしても見た目のきれいさに考えが向きがちですが、本来の目的として大事なのは、ブラッシングがしやすい歯並びをめざし、虫歯や歯周病になりにくい口腔環境をつくることだと思います。また、噛み合わせが改善されれば物を噛むときに歯にかかる負担も減らせ、歯を長持ちさせることにつながります。歯並びが整えば副次的な結果として見た目も良くなるのですが、やはり歯の健康寿命を延ばして、ご自身の歯を長く使っていただきたいということが一番ですね。
- Q矯正にはどのような種類がありますか?
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A
小児矯正に関しては、顎の骨の成長を促したり過度な成長を抑制したりするための「床矯正(しょうきょうせい)」がメインになります。大人の矯正に関しては一般的なワイヤー矯正が主流ですが、ご希望に応じてワイヤーが表から見えない舌側矯正や、透明のマウスピース型装置を用いた矯正も行っています。また、歯並びの矯正だけでは対応できない咬合異常や顎変形症で、手術を伴う治療が必要な場合、保険適用で治療できる施設と連携を取り、適宜紹介を行える体制を整えています。
- Q小児矯正のメリットについて教えてください。
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A
大人になってからの矯正ではすでに顎の骨の成長が止まっているため、例えば歯が重なって並んでいる場合、健康な歯を抜いてその隙間を利用して歯を並べる必要が出てきます。小児の矯正はまだ顎の骨が成長している最中に行うので、成長を利用して顎のスペースを確保できれば抜歯をせずに矯正を行える可能性も高くなりますから、それは大きなメリットだと思います。大人になって永久歯の矯正をする場合と比べると、費用も半分程度であることが多いですから、その意味でも利点は大きいですね。
- Q矯正を始めるのに適したタイミングはありますか?
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A
小児矯正の場合、お子さんの成長に合わせて適切に時期を見極める必要があります。タイミングを逃したり早すぎたりすると、いたずらに治療期間が長くなり、その分コストもかかってしまいますから、歯科医師がお子さんの成長段階をその都度確認させていただいて、矯正を始める時期を判断いたします。大人の矯正に関しては特に適正な治療時期があるわけではないため、歯並びなどにお悩みがあり、かつ矯正治療が適用できる状況であれば、どのような方法があるかをご提案させていただきます。
自由診療費用の目安
自由診療とは小児の床矯正/33万円~、表側矯正/77万円~、舌側矯正/126万5000円~、マウスピース型装置を用いた矯正/110万円~ ※マウスピース型装置を用いた矯正については矯正の範囲や回数により金額が変わるため、詳しくはクリニックへお問い合わせください
※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。