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児島 博之 院長の独自取材記事

こじま歯科クリニック

(藤沢市/長後駅)

最終更新日:2020/04/01

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「こじま歯科クリニック」児島博之院長が開業を決意したのは、自分の理想とする診療を実現したかったこと、そして息子が生まれ、家族が増えたことがきっかけだったという。児島院長がめざすのは、患者自身が口の中の状況や治療について理解し納得し、治療後も満足してもらえる歯科診療。そして、治療後もメンテナンスや予防でお口の健康を守っていくことだ。開業3年目を迎え、そんな診療方針が地域に受け入れられ、子どもから現役世代、高齢者まで多くの患者が訪れる歯科クリニックへと成長した。「院長としてはまだまだですが、地域の皆さんが行きたくなる歯科クリニックにしたい」。優しい笑顔の中に、歯科医師としての熱い理念が感じられる児島院長に、歯科診療やクリニックへの思いを聞いた。
(取材日2018年3月1日)

長後駅前のかかりつけ歯科。誠実な診療で地域に浸透

まず、開業までの経緯を教えてください。

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歯科医師をめざしたことに特別なエピソードがあるわけではなく、自然とこの道を選び、歩み出したという感じです。勤務医時代は仕事を通して多くのことを学びましたが、私が考える診療を実現するためには開業しなければ、という思いがありながらも、そこまでたどり着くハードルが高いと感じていました。開業して患者さんにもっと喜んでもらいたいけれど、独立への一歩がなかなか踏み出せず、悩んでいた期間は他の歯科医師よりも長かったかもしれません。

そんな先生が長後で開業しようと思われたきっかけは?

息子が生まれたことが大きいですね。「この子のために頑張りたい」「自分ももっと前に進まなければ」という気持ちが強くなったのです。この長後駅前で開業したのは、私がめざす診療スタイルを実践するため、あえて郊外にクリニックを構えたいという思いがあったからです。高齢化社会の中で、わざわざ遠出をしなくても、近場に相性の良い歯医者さんがあるという環境がますます必要とされるはず。長後のように静かな住宅地は、そんな私の考えに合っているのではないかと感じました。またここは駅前で1階という立地なので、忙しいお勤めの方や子ども連れ、高齢の方にも通いやすいクリニックになるだろうと思いました。

開業3年目を迎えて、どのような感想をお持ちですか?

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ありがたいことに、オープン直後からずっと、たくさんの患者さんに来ていただいています。近隣の方が中心ですが、勤務医時代の患者さんが遠方からも来てくださいます。午前中は高齢の方、午後はお子さん連れ、土曜はお勤めの方が多いですね。ようやく地域に浸透してきたかなという手応えを感じています。当院は、患者さんにお口の中の状況や治療についてよく説明することを心がけていて、「こんな説明を受けたことがない」「よくわかりました」と喜ばれると、説明のしがいがありますね。ただ院長としてはまだ新米なので(笑)、反省したり悩んだりすることが多いです。勤務医時代は治療に集中できましたが、院長となると、スタッフや機材、経営、何から何まで私にかかってくるので、そこは大変ですね。

長後の地域性をどのように捉えていますか?

長後は、代々お住まいの方が多く、昔ながらの近所付き合いも残っている地域なので、コミュニケーションを大切にする当院には合っていると思います。治療予定でないのに「近くに来たから、先生の顔を見に来た」とふらっと寄ってくださる方もいらっしゃるんですよ(笑)。歯科医師と患者さんというより、人と人としての関係ができたのかなとうれしく思います。患者さんが電話で相談されるときも、僕がダイレクトに出るととても喜ばれます。ただ定期検診を受ける習慣がまだ浸透しておらず、お口の中の状況が悪くなっている方も目立つので、地域に予防意識を広めたいと思っています。

理解し、納得し、満足してもらう治療をめざす

診療面での特徴を教えてください。

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すべてにおいて、患者さんに、お口の中の状況や治療についてよく理解してから治療を受けていただくことを心がけています。何も知らず、ただお口を開けて治療を受けているということは当院ではあり得ません。時間の余裕がある場合は口腔内カメラを用いて、患者さんにお口の中がどうなっているのかを把握していただき、その上で治療を行う箇所や治療方法の説明を行うように心がけています。治療が進んだ患者さんには治療前、治療後の状態を見比べてもらうことで「治療してよかった」と思っていただくようにしています。また小児歯科は妻が担当し、永久歯を虫歯にしないこと、予防意識を根付かせることをめざしています。

先生が特に力を入れられているのは、どのような分野ですか?

重視しているのは歯周病と噛み合わせで、残念ながら歯を失ってしまった方や、入れ歯に悩まれている方のお役にも立ちたいと考えています。歯周病が重症化すると手の打ちようがなくなってしまうので、若いうちからの予防啓発に力を入れています。また、歯周病と噛み合わせの悪さを放っておくと歯がボロボロになってしまうので、噛み合わせのバランスを整える治療もご提案しています。入れ歯も噛み合わせを重視しているのが特徴です。歯を失うと噛み合わせもずれますが、そのずれたままの噛み合わせで入れ歯を作ってしまうとバランスが崩れるのです。その人にとって最も良い噛み合わせを再現できる、そんな入れ歯を作ろうと努めています。

診療される上で、どのようなところを大切にされていますか?

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医学的な根拠も大切にしつつ、患者さんの気持ちに寄り添う治療を心がけています。難しいですが、患者さんとよく話をする中でベスト、ベターな治療を一緒に悩んでいきたいと思っています。一方で審美歯科などを望まれる方にも、まずきちんと歯磨きや予防ができているかを確認する。インプラントを望まれていても適応していない場合は、正直にそのことをお伝えする。それが歯科医師の役目だと思っています。スタッフに対しては私の価値観を押しつけず、歩み寄ることを心がけていますが、患者さんに失礼のない範囲で結構小うるさく言っていますね(笑)。スタッフも頑張ってくれて、みんなで成長してこれたなと感じています。

歯科のイメージや、地域の人々の意識を変えていきたい

先生のプライベートについても、教えてください。

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開業のきっかけとなった息子は4歳になりました。かわいいですが、今はちょうど反抗期。歯科医師の妻もここで一緒に診療していますから、1日が終わると2人ともダウン、という感じなのですが、息子は夜も元気で付き合うのが大変です(笑)。でも、息子や妻がいてくれて、スタッフや地域の皆さんがいてくれることで、自分が今の状態でいられることができると感謝しています。趣味と言えるほどのものはないのですが、私は父親の仕事の関係で、広島県で生まれ育ち、中学生の時に横浜市に転居してきたので、プロ野球は広島の球団、横浜の球団どちらも好きなんです。最近は両チームの調子がいいので応援が楽しみです。

これからの展望についてお聞かせください。

やはり歯やお口の健康に対する意識を広めていきたいですね。歯科では、医科に比べて、検査結果に基づいた治療や予防を行うことがまだ広まっていないと感じています。例えば歯石のスケーリングを受けるだけでなく、歯周ポケット検査も受けると、自然に歯磨きの時も歯茎も磨くようになるなど患者さんの意識も変わります。それを続ければ、10年後20年後の口腔内の状況もとても良くなるはず。こうしたことを少しずつでもお伝えして、地域の健康意識をより良く変えていきたいと考えています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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予防意識が高まり、口腔環境がよくなれば、歯科は痛いところではなく、クリーニングしてすっきりするところというイメージに変わってくると思います。「怖い」「痛い」「暗い」「なるべく行きたくない」。そんなイメージをゼロにすることは難しいでしょうが、なるべく少なくなるように、よく説明し、痛みや患者さんに負担のかけることはできるだけ避け、患者さんに寄り添いながら、私たちも尽力していきたいと思います。そしてお子さんからお年寄りまで、家族ぐるみで来ていただける、地域の皆さんに認められる歯科医院でありたい。地域の健康を歯科医院という立場でサポートし、「あのクリニックなら行きたい」といわれる場所になれるよう、誠実な治療を続け、患者さんと長く付き合っていけたらうれしいですね。

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