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山中 茂 院長の独自取材記事

あつぎ内視鏡・内科クリニック

(厚木市/本厚木駅)

最終更新日:2019/08/28

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本厚木駅近くのビル7階にある「あつぎ内視鏡・内科クリニック」は、市民病院等の消化器内科で長年活躍してきた山中茂院長が2015年に開院。胃と大腸の内視鏡検査を得意とし、患者の半数はクチコミ、残りは自らホームページなどを探して訪れている。消化器がんの早期発見・早期治療のため、気軽に受診できる痛みのない内視鏡検査にこだわり、さらに精度の高い検査により「受診した患者が胃がん・大腸がんで亡くならないこと」が目標という山中院長に、その熱い思いを聞いた。
(取材日2018年2月21日)

痛くない内視鏡検査、薬を使わない糖尿病治療を追求

開院3年目と聞きましたが、どのような方が受診されていますか?

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健康診断で再検査が必要になった方、胃や大腸の内視鏡検査を自ら希望される方などです。当院は本厚木駅近くの便利な場所にあるとはいえ、わざわざビル7階まで足を運んでいただけるのは、「知人から丁寧に診てくれると勧められた」「インターネットで少しでも痛くない内視鏡検査を探してきた」などが理由と聞いています。内視鏡検査の予約もゆとりを持たせ、患者さん一人ひとりに十分な時間をかけていますし、痛みを抑えた検査方法として、胃も大腸も軽い鎮静剤を使って意識を穏やかにした上で検査を行います。このため「痛みもほとんど感じず、気づかないうちに検査が終わった」と言われる方が大半です。

なぜ痛くない検査が重要なのでしょうか?

「内視鏡検査は痛いから受けたくない」というイメージを払拭し、より多くの方に検査を受けていただきたいからです。私は以前は外科が専門で、多くの進行がんの患者さんも手術してきました。そこで回復しなかった方を見るたび残念に思い、もっと早期にがんを見つけようと考えて消化器内科に転身。それから20年以上も消化器がんの早期発見・早期治療に尽力してきました。こうした思いがあるため、当院の内視鏡検査は「精度を高めて見落としをしない」「痛みをなくして楽に受けてもらう」「内視鏡を自在に操作して奥まで挿入し、小さなポリープまで取り切る」という点を重視しています。また大腸内視鏡検査では痛みを減らす目的で水浸法と呼ばれる検査法を採り入れ、胃の内視鏡検査も嘔吐反射による不快感を抑えることも考えて鎮静剤の使用を勧めています。

最近は糖尿病など生活習慣病も診られていると聞きました。

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ええ、内視鏡検査を受けていただきたい40、50代の方は、生活習慣病にも注意が必要な世代ですから。当院では糖尿病や高血圧症といった生活習慣病に対し、薬よりも食事管理を中心に治療を行うのが特色です。確かに薬を使えば血糖値も下がりますが、それらはインスリンの分泌を促したり、効きやすくしたりするだけで、病気の根本原因である食生活の偏りや体重過多を治すものではありません。私は2013年にアメリカ糖尿病学会が発表した食事療法のガイドラインも参考に、一定のエビデンスにもとづく糖質制限による糖尿病・高血圧症対策を患者さんに指導しています。内視鏡検査をきっかけに、当院に定期的に通院して生活習慣病の改善に取り組む患者さんも徐々に増えていますから、今後はこちらの分野にも力を入れたいと考えています。

小さな大腸ポリープも見落とさない内視鏡検査の精度に

改めてこちらの内視鏡検査の特色を教えてください。

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当院では胃の内視鏡検査もなるべく鎮静剤を使用し、患者さんが痛くない検査を心がけています。喉の奥まで内視鏡を入れたときの嘔吐反射も鎮静状態では起きることが少なく、ゆっくり意識が戻ったときには「いつの間に検査が終わったのだろう」と感じられる方がほとんどです。さらに広い視野と高解像の画像が得られる大口径のハイビジョン内視鏡を使用し、時間をかけた検査も可能なため、小さな病巣も見つけやすく、検査の死角になりやすい部分まで丁寧に確認することができるのです。もちろん希望される方には鎮静剤なしでの検査も行いますが、なるべく鎮静剤の使用をお勧めしたいですね。このほか当院ではピロリ菌感染の有無を調べる胃がんリスク検診と、その結果をもとにピロリ菌の除菌も行っております。

大腸内視鏡検査で使われる水浸法とは何でしょうか?

一般的な大腸内視鏡検査では、通常つぶれた状態になっている腸の中にスコープを入れるため、空気で腸を膨らませています。ただスコープが奥に届くまで空気を入れ続けると、腸が膨らみすぎて伸びてしまい、痛みを感じることが多々あるのです。その点、水浸法は空気の代わりに少量の水を使うのが特徴で、腸が必要以上に膨らみすぎず、腸内も乾燥しないため摩擦による痛みも感じにくいなどのメリットがあります。もちろん検査中にポリープが見つかれば同時切除を行いますが、切除した場合もその後の入院は基本的に必要ありません。また検査を終えて患者さんが目覚めたら、内視鏡による腸内の映像をもとに結果説明も行い、不安を翌日に持ち越さずに済むよう配慮しています。

内視鏡検査で特に注意されている点をお聞かせください。

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当院の大腸内視鏡検査は小さなポリープも見落とさずにできる限り切除し、次の検査を受けるタイミングを3年置き、5年置きと間隔を空けても大丈夫な状態にすることが目標です。そこまで徹底すれば、私たちも現時点では切除しきったと自信を持ってお伝えできますし、検査回数を少なくすることは患者さんの身体的・経済的な負担低減にもつながります。そのためには検査の精度を上げる必要があり、これまで培った経験をもとに、疑わしい部位も含め全体を丁寧に見る努力は欠かせません。比較的見つけやすい隆起型タイプのポリープだけではなく判断しづらい平坦型タイプのポリープにも注意を払いながら検査を進め、がん化の可能性が高いポリープは徹底的に切除するようにしております。

将来は胃がん・大腸がんで亡くなる患者をゼロに

先生はどんなきっかけで医師をめざされましたか?

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私の父は循環器外科を専門とする医師で、国内外で活躍する姿に憧れたのがきっかけでした。ただ食生活の欧米化などで今後は大腸がんの患者さんが急増すると予想し、父と同じ循環器ではなく消化器を専門に選んだんです。最初は東京女子医科大学第二外科に入り消化器外科に進みましたが、手術した患者さんのうち何割かは手遅れで亡くなられてしまうのが悔しくて、もっと前の段階でがんを見つけて治療したいと考えて消化器内科に移りました。その後は横浜市立市民病院で消化器内科副医長、湘南厚木病院で消化器内科部長を務め、消化器がんの検査と治療を専門にしてきました。2015年に当院を開院したのは、患者さん一人ひとりをもっとじっくり診たかったからで、現在は1日あたりの内視鏡検査を数件に抑え、必要なときには時間をかけて検査ができる環境を整えています。

プライベートはどのようにお過ごしでしょうか?

小さい頃から釣りが好きなので、以前は休日になると海に出かけてキスやカワハギ、アジなどを釣っていました。もちろん釣った魚を食べるのも好きで、魚をさばくのは得意なんですよ。ただ当院の開院準備のため平日・休日を問わず忙しくなり、その後は子育ての時間が優先になって、魚釣りに行く機会はほとんどありませんね。さらに最近は当院のホームページのリニューアルを準備中で、制作会社との打ち合わせや自分で原稿を考えるなどでも時間を取られてしまいます。ただ学生時代は水泳部に所属し、大きな大会に出場したこともあるので、健康のためにも水泳くらいは再開したいと考えています。

最後に地域の方にメッセージをお願いします。

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がん治療は日進月歩ですが、やはり外科手術が必要な段階まで進行すると、治療が難しくなるケースが増えてきます。よくいわれるようにがんは早期発見・早期治療が何よりも大事。そのため当院は痛みを感じにくく受診しやすく、しかも精度の高い内視鏡検査によって、「当院を受診した方が胃がん・大腸がんで亡くならないこと」を目標に日々診療を続けています。検査に不安を感じられる方は、その不安を私や当院スタッフに話していただければ、丁寧な説明などで安心して受診していただけるようサポートします。明るく家族的な雰囲気の当院をぜひ気軽にお訪ねください。

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