全国のドクター9,158人の想いを取材
クリニック・病院 161,390件の情報を掲載(2020年5月29日現在)

  1. TOP
  2. 東京都
  3. 世田谷区
  4. 学芸大学駅
  5. こだいら泌尿器科
  6. 古平 喜一郎 院長

古平 喜一郎 院長の独自取材記事

こだいら泌尿器科

(世田谷区/学芸大学駅)

最終更新日:2020/04/17

178056 %e3%81%93%e3%81%a0%e3%81%84%e3%82%89%e6%b3%8c%e5%b0%bf%e5%99%a8%e7%a7%91

学芸大学駅から徒歩12分、住宅街で診療を行っている「こだいら泌尿器科」。院長を務める古平喜一郎先生は、幅広い診療内容と外科的な処置が多いことに魅力を感じて泌尿器科を専門に選んだという。勤務医時代はさまざまな症例に対応し、最終的に前立腺がんを中心とした手術を担当していたが、積み上げてきた技術・知識を地域に役立てたいという思いから地元に戻って開業。医療連携を円滑に行い、地域包括ケアを推進する活動に力を入れている地元愛にあふれる古平院長に、診療での心がけや最近の傾向、プライベートまでさまざまな話を聞いた。
(取材日2019年6月17日)

生まれ育った地域に貢献するため父の後を継いで開業

こちらで開業されたのはどういうご縁ですか?

1

もともとここは小児科医師の父が40年以上も診療していた場所です。それを私が2015年に引き継ぎ、自分の専門である泌尿器科へと転科してリニューアルオープンしました。開業までは、大学病院や総合病院に勤務し、さまざまな症例を経験しましたが、そろそろ身につけた知識や技術を地域医療に役立てたいと考え、地域に貢献するなら自分が生まれ育った場所しかないと思い、ここでの開業を決意しました。以前は小さいお子さんが周囲にたくさんいる町でしたが、全国的な傾向と同様にこの地域も高齢化が進み、それに伴い、排尿に関するお悩みやトラブルなどのご相談で訪れる方が多く、泌尿器科を専門にして良かったなとあらためて思っています。

どんな患者さんが多いのでしょう?

年齢層でいえば、3歳くらいのお子さんから働き盛りの世代、100歳のお年寄りまで幅広くいらっしゃっています。お子さんの場合は夜尿症や包茎についてのご相談が多いですね。私は男の医師ですが、男性ばかりでなく女性にもごく普通に通っていただいています。主に男性では前立腺肥大、女性は過活動膀胱など排尿障害が中心です。また、お勤め先の健康診断でPSA(前立腺特異抗原)の値が高いと指摘されて精密検査を受けに来る方や、血尿や痛みがあって訪れる方もいます。深刻な病気が見つかる場合もありますが、短期間で治ってしまう病気や、病気に至っていない場合も少なくありません。そういう患者さんでは、生活指導やカウンセリング的な意味合いが強い診療になります。

最近の傾向などはありますか?

20191112 2

1つは、近隣の患者さんばかりでなく、遠方からの患者さんも徐々に増えているということ。インターネットで検索して当院を知り、ネット予約を入れて来てくださる方は結構いらっしゃいます。それから、初診の方が多いとよく感じています。前立腺肥大など病気によっては何度も通う必要があるケースもありますが、泌尿器疾患の多くは数回の受診で治療が完了するからだと思います。これは泌尿器専門クリニックの特徴といえるのかもしれません。

どんな相談も受けつける、総合的な泌尿器科をめざす

こちらではどんな診療が受けられますか?

3

一言で言えば、総合内科ならぬ「総合泌尿器科」で、幅広いご相談に応じるのが当院の特徴です。一般的な泌尿器科疾患から前立腺・膀胱がん、男性機能低下や男性不妊症、尿失禁、小児の夜尿症まで幅広く診療していますが、中でも力を入れているのが、排尿障害や排尿習慣、前立腺がん検査です。当院で治療が難しければ地域の病院と連携しますので、ご安心いただけるかと思います。また、前職の経験を生かし、セカンドオピニオンも受けつけるようになりました。よくご相談いただくのはがんの治療法の選択肢で、70代が中心です。加齢などで通院できなくなった方には、往診も行います。例えば、尿道カテーテルを入れていると定期的な交換が必要ですが、介護タクシーなどを利用して病院に行き、カテーテル交換をするとなると大変です。ですから、当院の往診を利用して「来てもらったほうが労力も費用も軽くなる」と喜ばれることも多いです。

先生が泌尿器科医師をめざした理由は?

4

生前、祖父が前立腺肥大で入院し手術したのを多感な時代に間近で見ていたことがルーツなのかもしれません。大学でひと通りの診療科を学んで最終的に泌尿器科を選んだのは、自分が見つけた病気を自分の手で治すことができるところに魅力を感じたからです。そして何といっても、外科色が濃いこと。勤務医時代はたくさんの手術を手がけました。今でも院内で電気メスを使ってイボを焼いたり、依頼があれば包茎手術なども行っています。身体全体の割合では狭い範囲ですが、診療内容は幅広く、内科的な対応も外科的な処置もできるので、非常にやりがいのある診療科です。

地元の医師として地域包括ケア推進に尽力

プライベートの過ごし方を伺えますか?

5

最近はまっているのは近代建築を見て回ることです。もともとは大正時代や昭和初期の建築物が好きだったのですが、そこから派生して今では近代建築がメインになりました。わざわざ遠くまで見に行くというよりは、散歩がてらぶらぶら歩いて興味の引かれる建物をスマートフォンで写真に収めるのが楽しみなんです。特に好きなのは「角っこ建築」。角に建っているからこそのデザインの建物を見つけると、すごくうれしくなります。それと、趣味ではありませんが家の食事を作ること。今は週に一度、子どもたちのお弁当を作る担当で、朝5時に起きてのお弁当作りはなかなかきついですね。お弁当作りをするようになったのは開業してからのこと。勤務医時代は忙しくてなかなか家庭に貢献できていなかったので、その分を今、一生懸命取り返しているところです。

地域活動にも熱心だと聞きました。

2016年から下馬・野沢地域の地域連携医という役目を任せていただくようになりました。地域連携医というのは、当該地域の医療と介護の連携や地元への情報発信といった業務を担うのが主な役割です。地域が一体となって地域住民の健康を守っていく地域包括ケア推進のため、ケアマネジャーや訪問看護師などのメンバーと集まって今後の運営方針などを毎月話し合っています。異業種のメンバー同士が顔の見える連携を取っているので、活動もかなり活発になってきました。これからは、さらに歯科医師や薬剤師の方たちとも密につながっていけたらと思います。また、地域連携医とは別に、院内外で勉強会や区民公開講座などを行っています。年1回程度の啓発活動ではありますが、地元の方に少しでも泌尿器疾患の正しい知識を持って帰っていただけたらと、地道に続けています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

6

泌尿器トラブルはデリケートな問題です。当院は駅から離れている分、隠れ家的に利用していただけることから、少し離れた地域の方の来院も増えてきました。一度話せばすっきりすることも多いですし、治療に至らないケースも少なくないので、何か気になることがあれば、お悩み相談的な感覚で足を運んでいただければと思います。現在、住宅街にあるクリニックという特徴を生かして、より通院しやすい泌尿器科にしていく道を模索しているところです。もっと気軽に寄っていただける場所になるよう、今後ますます努力していきたいですね。

Access