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田村 佑介 院長の独自取材記事

たむら歯科クリニック

(西宮市/門戸厄神駅)

最終更新日:2023/04/10

田村佑介院長 たむら歯科クリニック main

阪急今津線の門戸厄神駅よりすぐという、アクセス至便な立地にある「たむら歯科クリニック」。2015年に院長の田村佑介先生が開業し、虫歯治療などの一般歯科をはじめ、小児歯科、審美歯科など幅広い治療を手がけている。中でも田村院長が得意とするのが根管治療で、マイクロスコープを使用した緻密な治療に取り組む。同院副院長を務めるのは田村院長の妻でもある田村結(ゆう)先生。結副院長は優しくこまやかな心配りをしながら、歯科治療に苦手意識のある人や子どもたちに接する。そんな同院のコンセプトや力を注いでいる治療、そして間もなくスタートする予定だという訪問歯科診療について、田村院長に詳しく話を聞いた。

(取材日2019年10月24日)

予防歯科を重視し、定期検診で口の健康を管理

開業場所にこの場所を選んだのはなぜですか?

田村佑介院長 たむら歯科クリニック1

歯科医師になる時から開業は念頭に置いていたので、時期を見ながら開業の心づもりをしていたところ、義父がこの場所を私たちに勧めてくれたのです。私も妻である副院長も出身が宝塚市なので、阪急今津線沿線にはなじみがありました。街の雰囲気もとても良いですし、何より門戸厄神駅からのアクセスの良さが決め手になりましたね。改装時にこだわったのは清潔感。歯科クリニックらしい清潔なイメージが出るよう壁を白色で統一し、明るい空間になるようにしています。

患者層を教えてください。

さまざまな年代の方が来院されますが、関西学院や神戸女子などが周囲にあるという土地柄から、学生さんが多くいらっしゃるんです。あと、「1階にある歯科医院なので来院しやすい」と喜んでくださるお年寄りの患者さんもたくさんいらっしゃいます。そのほか、もともとこの場所は私たちが開業する前にも歯科クリニックがあったため、その時から引き続き通われている方々も。来院してくださる患者さんに共通しているのは、歯を大切にされている方が非常に多いこと。この辺りにお住まいの方はきちんとケアをされている方が多く、虫歯がなくてもきちんと検診に来てくださるので、とてもうれしく思っています。

こちらのクリニックでは、どのような診療を重視していますか?

田村佑介院長 たむら歯科クリニック2

開業当時から、患者さんの多くが歯に対する意識が高いことを実感していたので、特に予防歯科には力を注いできました。定期的な歯科検診の必要性をお伝えし、虫歯や歯周病になっていないかのチェックや、ご自身でどのようにケアをしていけばよいかなどの指導をしています。子どもさんの場合は、定期検診時にフッ素塗布を行うなど、同じく予防を徹底しています。歯の健康面はもちろん、外見的にも歯の美しさは大切です。クリニックでの定期検診をきちんと受けて、歯の美しさを保っていただきたいですね。さまざまな面から考え、定期検診を受けていただくことをお勧めしています。

マイクロスコープを活用し、緻密な治療の提供に努める

女性歯科医師による治療をリクエストできるのですね。

田村佑介院長 たむら歯科クリニック3

歯科医院が怖かったり苦手意識があったりする人や小さな子どもさんなどは、女性歯科医師のほうがリラックスできるようで、リクエストできるシステムは喜ばれています。やはり女性特有の優しい雰囲気や声のトーンなどが、患者さんの緊張をほぐし安心感を与えるようです。特に子どもの治療の場合、子どものあやし方や対応の仕方はさすがで、同じ歯科医師の立場から見ても感心するものがあります。ですから当院では、ほとんどの子どもの治療を妻である副院長が担当しています。

院長の得意な治療を教えてください。

私が得意とするのは、歯の根の治療です。勤務医時代から熱心に取り組んできた分野ですし、たくさんの経験を積んできました。たとえ女性歯科医師をリクエストした患者さんでも、治療の途中で歯の根っこの部分に大きな問題を抱えていたり、困難な治療になりそうだと判明した場合には、私が交代して治療を行うことにしています。それぞれの症状に適したほうの歯科医師がケースバイケースで治療にあたることは、もちろん患者さんも納得してくださっています。このように、妻は小児歯科、私は一般歯科や根管治療というように、得意分野により担当分けができているのも当院の特徴ではないでしょうか。

マイクロスコープを取り入れた治療をされていますね。

田村佑介院長 たむら歯科クリニック4

マイクロスコープとは、肉眼の2〜24倍までに拡大して見ることができる歯科用の拡大鏡のことです。根っこの細かな部分まで詳細に確認していけるため、根管治療の精度アップに役立つと考えています。マイクロスコープを通せば、肉眼では見えにくい歯の隙間の汚れなども発見しやすいため、検診時やカウンセリングにも活用しています。とはいえ、マイクロスコープを使いこなすにはトレーニングが必要なのです。歯科医師である私はもちろん、助手につくスタッフも通常のやり方とは異なる部分が出てくるため、一緒に練習を重ねながら技術を磨いています。

今いる患者の未来を考え、訪問歯科診療をスタート

2019年11月から訪問歯科診療がスタートしますが、どのようなきっかけで始めることにしたのですか?

田村佑介院長 たむら歯科クリニック5

患者さんから、「家で診てもらえるととても助かるのだけど」と言われることがあったため、いつかは訪問歯科診療を始めたいと考えていました。今は問題なく当院に通ってくださっている年配の患者さんでも、年月がたてば状況が変わってくることもあるでしょう。そうなった時でも、患者さんをしっかりとケアできる仕組みを今からつくっておくことが大切だと思ったのです。患者さんにとっても、今までずっと口の中のことを任せてきたなじみの歯医者さんが良いはず。また、車いすの方などは、雨が降っている日は来院できなくなる場合も。そんな時に、こちらから「今日は訪問診療にしましょうか?」と声をかけてあげることができれば、と思ったのです。

スタッフの皆さんもとても丁寧な対応をされていますね。

スタッフには、正しくスマートな言葉遣いをするよう心がけてもらっています。私が初めて勤務したのは結構大きな歯科クリニックで、歯科医師やスタッフも複数人いました。そこで徹底していたのは、患者さんに対して正しい敬語・丁寧語を使うこと。マナーの講習が開かれ、若い歯科医師はそこで患者さんへの言葉遣いなどを学びます。その時に学んだことは、すぐに診療時に生かせましたし、開業した今でも「身につけておいて良かった」と実感することでもあります。言葉遣い一つで患者さんの気分が良くなることもあるでしょうし、正しい言葉をきちんと話せることは自分のためにもなりますからね。

忙しい毎日だと思いますが、休日はどのように過ごされているのですか?

田村佑介院長 たむら歯科クリニック6

今は2人目の子が生まれたばかりで、妻は忙しくしています。そのそばで、私は上の子と一緒に遊んでいる、というのがここ最近の休日のスタイルですね。子どもができてからは、生活スタイルが変わっただけでなく、私自身も変化したようです。特に小児の治療に関しては、スタッフから「今までと変わった!」と言われるほどです。どうすれば子どもの緊張がほぐれるか、何を怖がるかなどが、子育ての経験からわかるようになってきました。私も妻も、親が医師・歯科医師であったことが、この仕事を選んだ大きな理由でした。「私たちの子どもも、この場所で親のクリニックを継ぐ歯科医師になるのかな」なんて、まだ小さなわが子を見ながら考えることもあります。

自由診療費用の目安

自由診療とは

審美歯科(例:ハイブリッドインレー)/2万2000円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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