川平 達也 院長の独自取材記事
川平デンタルクリニック 港南台院
(横浜市港南区/港南台駅)
最終更新日:2026/05/07
港南台駅から徒歩すぐ、地域に根差して10年を迎える「川平デンタルクリニック 港南台院」。一般歯科から小児歯科、矯正治療、入れ歯、インプラントまで幅広く対応し、子どもから高齢者まで多世代の患者に頼られている。入れ歯やインプラントを含む「将来を見据えた相談」も多く、「5年後、10年後、20年後のどこを見据えるのかで、治療法は変わってきます」と話す川平達也院長とともに一人ひとりに適した治療を選択できる。治療前後の写真を用いた丁寧な説明や、生活背景に寄り添った治療計画、そして年3〜4回のメンテナンスを重視する姿勢が特徴だ。子どもの診療では女性歯科医師が対応するなど、家族で通いやすい環境づくりにも力を入れる。生活の変化が大きい現代において、地域の口腔健康を長期的に支える同院の診療について詳しく聞いた。
(取材日2025年11月26日)
誠実で適切な治療で「まっとうな歯科医院」をめざす
開院10周年を迎えられたそうで、おめでとうございます。

ありがとうございます。この辺りは住宅街が広がっていることもあり、お子さんからご高齢の方まで幅広い層の患者さんに通っていただき、おかげさまで10年が経ちました。ご紹介でいらっしゃる患者さんが増えているのもうれしいことです。平日19時までの夕方以降や土曜、月2回程度不定期で診療する日曜などはいわゆる働き盛り世代の方も受診されています。10年診療を続けていると、高齢期に入ってくる患者さんもいらっしゃり、「これから先どうするか?」といったことを一緒に考えるケースも増えてきました。開院当初からの将来を見据えた治療を提供し、通い続けられるクリニックであることという理念はそのままに、患者さんのライフステージに合わせて、治療方針にも柔軟な変化を加えるようにしています。地域で一番「まっとうな歯科医院」でありたいとの思いのもと、誠実で適切な治療を心がけています。
特に増えている相談はありますか。
新型コロナウイルスの流行以降、久しぶりの受診で症状が一気に進んでしまったという方は増えました。高齢の方では歯を失ってしまった後の入れ歯やインプラントの相談が非常に多く、働き盛りの世代は虫歯や歯周病の治療、メンテナンスの希望が中心です。子どもの場合は虫歯だけでなく、顎の発育や歯並びに関わる相談が増えており、小児矯正の必要性が高まっている印象です。どの年代でも共通するのは「忙しくて通えない」「症状が進むまで気づかない」という方が少なくない点で、だからこそ治療後の定期チェックがますます重要だと感じています。
予防にも力を入れていらっしゃいますね。

治療が終わったら、ホッとして歯科医院に来なくなる方は多いものです。しかし、本当に大事なのはそこからなんです。年3〜4回のチェックとメンテナンスを続けることで、歯の寿命を大きく伸ばすことが期待できます。生活環境の変化やストレスで口腔状態はすぐ悪くなりますし、早い段階なら軽い処置で済むことも少なくありません。患者さんの将来の健康を考えると、「治療する」より「悪くしない」ための歯科通院こそ重要なのだということをお伝えし、治療から予防への移行を促しています。
入れ歯やインプラントから矯正まで、選択肢は多様
入れ歯を専門に学ばれたと伺いました。

神奈川歯科大学卒業後は、東京医科歯科大学摂食機能構築学講座の専攻生として入れ歯を学びました。この経験は、今の診療の軸ともなっています。入れ歯を選んだのは、口腔全体を診る、すべての歯科治療の基礎的なものが学べる領域でもあると考えたからです。ひと口に入れ歯治療といってもさまざまな選択肢があり、「5年後、10年後をどう過ごしたいか」によって選ぶべきものが変わってきます。当院では、保険診療・自由診療を問わず多くの選択肢をご用意し、患者さんの希望や予算、生活背景なども踏まえてご提案しています。入れ歯は作って終わりではなく、必ず調整が必要なんです。だからこそ、完成後は数日以内に来院していただき、フィット感や痛みを細かくチェックします。また、保険診療の枠内でも特殊トレーを使った精密な型採りをなるべく行い、精度を高めるよう努めています。
インプラント治療も手がけていらっしゃいますね。
インプラントは選択肢の一つとして非常に有用ですが、すべての方に適しているわけではありません。患者さんの骨の状態、清掃状況、全身疾患、将来の生活環境までを考慮しながら検討しなければならないのです。治療後にメンテナンスに通えるかという点も重要です。特に高齢の方は「これから先10~20年をどう過ごすか」を一緒に考え、入れ歯など他の選択肢と比較しながら現実的な治療計画をつくるようにしています。入れ歯・ブリッジ・インプラントといった治療の選択肢を横並びで提示し、選択を押しつけるのではなく、納得して選んでいただくことを大切にしています。
小児の診療で気をつけていることはありますか。

お子さんの場合、恐怖心が強いことも多いので、無理をさせず、歯科に慣れてもらう時間を大切にしています。当院では週に3回、姉が診療に加わってくれています。女性が対応することで安心して診療を受けられるという小さなお子さんもいます。私自身も子育てを経験して、親御さんの不安や大変さがよりわかるようになりました。虫歯予防と並行して、顎の成長や歯並びの異常を早めに見つけることが未来の口腔環境に大きく影響します。月に1度、昭和医科大学から矯正治療を専門とする歯科医師も招き、予防、治療から経過観察、必要なタイミングでの矯正の提案など、長期的な視点で診るよう心がけています。
「10年後のお口の健康」まで責任を持つ歯科診療を
診療に際して大切にしていることは何ですか。

どんな希望を持っていらっしゃったのかを把握することでしょうか。患者さんはさまざまな背景を抱えて当院に来ています。過去に治療を受けたが治らなかった、予約が取りづらかったなど、歯科受診から離れていた理由もさまざまです。望まれない治療を提供しても満足にはつながりませんから、痛みを取るための治療が必要なのか、患部のみスピーディーに対応してほしいのか、じっくり全体を診てほしいのかなど、患者さんの求めていらっしゃることを意識して治療に入るようにしています。また、「患者さんが自分の状態を正しく理解できること」が、治療の質を上げると考え、写真による治療の視覚化にも取り組んでいます。治療やクリーニングの前後で口腔内の写真を撮ってお見せすると、一目で違いがわかるんです。治療の質の証明になると思いますし、患者さんご自身の治療への前向きさを引き出すことにもつながると考えています。
今後の展望を教えてください。
予防を軸に、トラブルが発生した際の対応を含めた総合的な診療を充実させていきたいと考えています。特に、入れ歯やインプラントといった歯を失った際の治療はますます重要になると考えますので、スキルを磨いていきたいです。また、通い続けられるクリニックであり続けるために、働きやすい環境づくりにも取り組んでいます。日曜の診療を不定休としたのも、子育て中のスタッフが多く無理のない運営とするため。ご理解いただき、長くお付き合いいただければと思っています。
ひと言メッセージをお願いします。

長く通ってくださる方が増えているからこそ、その方の「10年後のお口の健康」まで責任を持って診ていきたいと考えています。通院が難しくなった場合には、杉田に拠点を置く「川平デンタルクリニック訪問治療部」との連携により、訪問診療も可能です。訪問診療専用のポータブルユニットを携えてご自宅を伺い、入れ歯の調整や誤嚥性肺炎予防につながる口腔ケアなどを提供しています。どのようなことでも話しやすい、相談しやすい雰囲気づくりを心がけていますので、痛みや不具合があれば我慢せず、早めにご相談ください。
自由診療費用の目安
自由診療とはインプラント治療/38万5000円~、セラミックを用いた補綴治療/5万5000円~、一般矯正/71万5000円~、小児矯正/33万円~、入れ歯の作製(自由診療の場合)/13万2000円~

