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荻野 秀光 病院長の独自取材記事

成田富里徳洲会病院

(富里市/京成成田駅)

最終更新日:2019/08/28

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2015年9月に開院した「医療法人徳洲会 成田富里徳洲会病院」は、血管外科や消化器外科、循環器内科など専門性の高い医療を中心に365日24時間体制で救急に対応するだけでなく、健診部門、回復期リハビリ病床、院内介護老人保健施設を併設し、予防医療から介護まで地域が求める医療介護に幅広く貢献することを目標としている。「生命だけは平等だ」という同院の基本理念の下、既存の医療・福祉制度で支えきれない地域医療の受け皿となるべく診療体制の充実に日々まい進している。2017年12月からは、2代目病院長として荻野秀光先生が就任。「これからも患者さんに寄り添った医療、患者さん中心の医療をさらに実践していこうと思います。ハイブリッド手術室も設置し、重篤な血管疾患などに高度で低侵襲な治療の提供もめざしたいですね」と話す荻野病院長。同病院の特徴や今後の方向性などについて聞いた。
(取材日2017年12月27日)

二次医療機関としてさらに医療内容を充実

この病院の理念、診療方針などについて教えてください。

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当院は全国に医療機関や福祉施設を持つ徳洲会グループの72番目の最新病院です。グループの理念である「生命だけは平等だ」の下、年中無休・24時間オープンの診療体制、救急医療の充実などで地域医療のセーフティーネットの役割を担うべく努力しています。また、断らない医療を実践するための救急診療体制構築と安全安心な医療を提供するための高度で低侵襲な医療の提供をめざしています。私は、大学卒業後すぐに鎌倉市にある徳洲会グループの湘南鎌倉総合病院で研修を受け、同グループの多くを関連病院とする湘南外科グループで外科専門研修のみならず救急総合診療医師として修行してきました。私の医師としての礎は徳洲会の理念そのものであり、生命を安心して預けられる病院、患者さんに優しい、患者さん中心の医療こそがとても大切だと考えています。この病院でもその理念を実践することで地域に暮らす皆さま方のお役に立ちたいと思っています。

こちらの病院の一番の特徴はどんなことですか?

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まず救急医療体制が充実している点です。徳洲会では早くからあらゆる救急疾患に対する初期治療を専門の医師が行うという北米型救急医療を提供しています。当病院も24時間365日、どんな救急患者さんも断らない、質の高い救急医療の実現をめざしています。当病院の救急室内には高性能の血管撮影装置が設置されており、心血管疾患の救急患者さんを迅速に検査・治療できる点も特徴です。これからもさらに体制を充実させて成田富里地区や印旛医療圏のみならず必要とあらば医療圏外からの救急医療、急性期医療の受け入れも積極的に行っていきます。また、一般の診療面では、患者さんの体に負担が少ない低侵襲の検査・治療を提供している点です。例えば胃や大腸の早期がんに対する腹腔鏡手術、泌尿器科では手術支援ロボットの導入、心血管疾患や脳血管疾患に対するカテーテル治療はいずれも手術実績も多く高いレベルで行っていると自負しています。

ご専門の血管外科にも力を入れていくと伺いましたが。

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そうですね。外科の中でも私の得意分野である血管外科という領域に力を入れていきたいと考えています。血管外科というのは、脳内と心臓以外のすべての血管疾患を扱う分野で、国内では多くの施設で心臓血管外科の中に含まれていますが、欧米では一つの診療分野として独立しています。近年は、高齢化や生活習慣の欧米化で大動脈瘤や解離、閉塞性動脈硬化症などの血管疾患が増加していますが、この分野の治療はどの地域も十分な診療体制とは言えません。今後当病院では、高度な血管外科治療と血管内治療を融合して柔軟に行うため手術室内に高性能血管撮影装置を備えるハイブリッド手術室の設置を予定しています。これにより、ハイリスクな患者さんの重症な血管疾患に対しても安全性に配慮し低侵襲な体制で高度治療を提供できるようになるでしょう。また、下肢静脈瘤に対するレーザー治療装置も導入しましたので静脈瘤でお困りの患者さんを日帰りで治療できます。

地域での役割についてはどのようにお考えでしょうか。

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もともとこの地域には大学付属病院や赤十字病院もありますが、それらは重症患者さんが対象の三次救急病院で、すべての救急患者さんが集中すると真に三次医療を必要とする方の受け入れができないため、比較的軽症と判断された患者さんは遠方の病院まで搬送されることも多かったようです。当院はそうした地域に不足していた二次救急の基幹病院としての役割を担っています。印旛二次医療圏だけでなく、茨城県南部からも救急患者さんが搬送されることも多く、かなり広い範囲まで医療圏になっていると考えています。また、地域にお住まいの方々が、できる限り健康で長生きできるよう地域全体の健康意識を高めていくことも私たちの重要な役割です。当院は健診部門も充実していますので、多くの方に健診を受けていただいて早期発見早期治療につなげていきたいです。場所柄成田空港も近いので、外国人の患者さんやメディカルツーリズムの受け入れも考えていきたいです。

では最後に今後の展望をお願いいたします。

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2018年3月には、当院の10・11階に200床の大規模な介護老人保健施設を開設し、在宅での介護だけでは難しい方々やそのご家族もサポートしていきます。徳洲会グループは「生命だけは平等だ」の理念の下、いつでもどこでも誰もが最善の医療が受けられる社会をめざして、まずは救急医療の充実に努力してきました。その後、全国に300以上の医療福祉施設を建設してそれぞれの地域医療や社会福祉に貢献しています。当院は徳洲会グループのスケールメリットを生かして、この地域の救急医療の担い手としての役割を果たし、さらなる救急診療体制の充実をめざすと同時に予防医療、回復期リハビリテーション、介護支援など医療福祉全般を拡充することで地域の皆さまが安心して暮らせる社会に貢献できるように、また、皆さまに愛される病院となれるよう職員一同日々精進していく所存です。

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