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曽野 偉錬 院長の独自取材記事

その歯科クリニック

(神戸市灘区/六甲道駅)

最終更新日:2024/05/07

曽野偉錬院長 その歯科クリニック main

阪神本線・新在家駅とJR神戸線・六甲道駅に程近い、国道沿いにある「その歯科クリニック」。一歩クリニックに入ると正面に受付があり、スタッフが笑顔で迎えてくれる。院内はポップな配色でコーディネートされており、採光たっぷりで空間も広く、明るい雰囲気。曽野偉錬(その・いれん)院長をはじめ、スタッフの人柄もとてもフレンドリーで、話しやすいことから、「なんでも話せる通いやすいクリニック」として子どもから高齢者まで幅広い層の患者から慕われている。歯科技工士から歯科医師に転向した曽野院長は、おおらかな人柄とともに努力家の一面も持ち、治療に対する姿勢や地域貢献の考えには誠実さと優しさが感じられる。そんな曽野院長に、クリニックづくりの想いや診療モットーなどについて話を聞いた。

(取材日2024年1月11日)

話しやすく、地域の人が通いやすいクリニックをめざす

先生は歯科技工士の経験があると伺いました。歯科医師に転向した理由は何ですか?

曽野偉錬院長 その歯科クリニック1

歯科技工士として1年くらいクリニックの院内ラボで仕事をしていたんですが、「この患者さんはどんな患者さんかな?」といつも患者さんのことを思いながら仕事をしていました。しかし、そのうちだんだんと、模型相手ではなくて、口の中を通して患者さん一人ひとりをもっと知りたい、患者さんとコミュニケーションを取りながら、その方の健康をサポートしたい、と思うようになったんです。それで勉強をして大学に入り直し、歯科医師になりました。

なぜ六甲道を開業地に選んだのですか?

神戸市中央区の出身なので、いずれ神戸で開業したいという思いがありました。大学を卒業した後、徳島大学病院を経て西宮のクリニックで5年間勤務し、縁があってこの六甲道に2015年に開業しました。このエリアは幅広い年齢層の方が住んでいらっしゃるのですが、皆さんとてもフランクですね。だからいい意味で患者さんとの距離もすごく近い。学校帰りの子どもたちが顔を見せに立ち寄ってくれたり、トイレを借りに来たり、暑い日は水を飲みに来たり(笑)。お年寄りも、出かけたついでにフラッと話をしに寄ってくれる人もいるし。スタッフがみんな患者さんとよく話をしてくれるので、話すのを楽しみにしている患者さんも多いんですよ。地域の人が気軽に足を運べるクリニックにしたいと思っていたので、患者さんとの今の関係は僕としてはとてもうれしく思っています。

通いやすいクリニックにするために、配慮したことはありますか?

曽野偉錬院長 その歯科クリニック2

ベビーカーや車いすのまま入れるようにスロープを設置しているほか、明るい雰囲気と動きやすい動線にこだわり、患者さんにとって居心地の良い空間にしたいと思っています。あとはコミュニケーションを大切に、患者さんが話しやすい雰囲気をつくることを大事にしています。診療時間においても、平日は朝9時30分から18時30分まで、土曜も17時まで診察しているので、幼稚園帰りや仕事を持っている人などそれぞれの生活に合わせて通いやすいのではないかと思います。

歯を守ることで「健康寿命を延ばす」手助けを

診療におけるモットーは何ですか?

曽野偉錬院長 その歯科クリニック3

「健康寿命」を延ばすための治療を行うことですね。できるだけ長く自分の歯で噛むことができ、健康的な生活を長く送れるように患者さんの歯を守りたいと考えています。そのためには「噛む」ことがとても重要。しっかり噛むことができ、歯を失わないためにも特に予防に注力しています。まず予防の大切さを伝えるために、現状をよく知っていただくことを大事にしており、初診の時には唾液検査や口腔内のエックス線検査などの検査を行います。その結果を見た上で、現状とこれから予想されるリスクをわかりやすくお伝えします。診察台の前に大きなモニターを置いているのですが、それにエックス線画像だけでなくスライドや動画なども映して説明をし、どうして予防が大切なのかを理解してもらえるようにしています。

歯科用マイクロスコープを導入しているそうですが、どのような時に使用するのですか?

歯を削る時や、歯の根の治療の時に使います。基本的に歯科の治療は見えない部分を治療するので、歯科医師の経験値によって左右されるところがあるのですが、歯科用マイクロスコープを使うことで、肉眼では見えない所までしっかりと見ることができます。精密に治療できるというメリットがあるので、とても役立っています。

日々の治療の中で、歯科技工士の経験が生かされることはありますか?

曽野偉錬院長 その歯科クリニック4

入れ歯のちょっとした修理なら、その場で済ませることができますし、簡単な入れ歯だったら急場しのぎで作ったりもするので、今すぐ代用が必要だと困られている方には喜んでもらえていると思います。歯の継ぎ足しなども、その場でやってしまいますね。あとは矯正装置も院内で作製しています。通常よりも早く仕上がるので、患者さんのストレス軽減のお役に立てているのかなと思います。

震災で学んだ経験が、いつしか地域貢献の気持ちへ

高齢者の訪問診療をしていると伺いました。地域貢献にかける思いをお聞かせください。

曽野偉錬院長 その歯科クリニック5

休憩時間や休診日に、地域の個人宅や介護施設などに行って口腔ケアを行っています。自転車に「往診車」と書いたステッカーを貼っているんですが、それに乗って走っている僕を見かけて「往診してもらいたいんだけど」と連絡がくることがあります(笑)。高齢者の診療では、外来・訪問診療ともに70歳以上の患者さんを対象に身長・体重・握力を毎回測定し、口の中だけではなく「体力の衰えはないか、食事はうまくとれているのか」を知り、高齢者の問題にいち早く察知できるようにしています。また高齢者の診療では、かかりつけ医や介護士、理学療法士など多職種と連携し、包括的なサポートを強化しています。地域貢献については、高校生の時に阪神・淡路大震災があり、その時ボランティアに参加した経験から多くを学びました。「困っている人がいたら、できることを手助けする」という大切さを知り、それが今の礎になっていると思います。

子どもを診察するときに心がけていることを教えてください。

今、問診に力を入れていて、子どもの場合は飲食回数やフッ素を使っているかどうか、仕上げ磨きができているか、日常生活についても細かく問診を行っています。口の中を見ると、虫歯だけでなく、いろいろな問題点が見えてくるんですね。顎がちゃんと成長しているか、舌がうまく使えているか、しっかり眠れているか、歯ぎしりやいびきはないかなど。そういうところから見える成長発育に関する問題点を、スタッフ全員で注視しています。子どもの診療においては、子どもに対しても信頼関係が大切なので、コミュニケーションをしっかり取るようにしています。無理に治療を進めるのではなく、少しずつ練習するなど、その子に合わせたスピードで治療を進めていきます。子どもがリラックスして「ここは怖くない」と思って安心してもらえるまで気長に待ちます。

歯科医院に行くことに不安を感じる人のために、どのような工夫をしていますか?

曽野偉錬院長 その歯科クリニック6

痛みなど治療の介入に不安を感じる人は少なくありません。子どもたちに対してもトラウマをつくりたくないので、治療を行うときは極力笑気麻酔を使い、痛みに対する不安を取り除くようにしています。また各ユニットの天井にプロジェクターで動画を映し、子どもはアニメなど、大人も好みの動画が見られるようにしています。体を倒したまま見られるので、気も紛れリラックスして治療を受けてもらえていると思います。自閉スペクトラム症など障害のある人も対応しているのですが、外来では個室への案内や時間帯に配慮をして、事前に十分にカウンセリングをして患者さん一人ひとりの障害に合わせて、無理のないよう診療を行うようにしています。

今後の展望についてお聞かせください。

現在のスタッフ体制は、僕のほかに歯科医師1人、歯科衛生士10人、受付1人なんですが、近々管理栄養士も加わる予定です。管理栄養士が加わることで、今後は地域の子どもたちを集めて食育の教室など、栄養指導や食育についていろいろかたちにできるかなと考えています。院外で託児室などスペースを設けて、子どもだけでなく高齢者のための食育や、実際に食事を作る教室、フレイル予防として地域の高齢者が体操や太極拳などで体が動かせる場もつくるつもりです。僕たちを通じて人が集まってつながれるコミュニティーがつくれたらいいなと。これからも歯科を通して地域の健康を包括的にサポートする取り組みをしていきたいと考えています。

自由診療費用の目安

自由診療とは

矯正治療/10万円~、唾液検査/1100円

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供をしております。
マウスピース型装置を用いた矯正については、効果・効能に関して個人差があるため、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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