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清水 智幸 院長の独自取材記事

東京国際クリニック/歯科

(中央区/銀座一丁目駅)

最終更新日:2020/04/01

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銀座一丁目駅から徒歩1分の、至便な場所にある「東京国際クリニック/歯科」。院内は銀座という場所にふさわしい、高級感のある落ち着いた雰囲気だ。院長の清水智幸先生は、ヨーロッパで確立された世界基準の歯周病治療の実践と予防歯科の普及に努め、科学的根拠とデータに基づいた歯周病治療を提供している。また、歯周病が全身疾患に及ぼす影響について注目し、医科歯科連携の治療を実践している。「実は歯学部を卒業後、医学を学ぼうとも考えていたことも、現在の診療方針に影響しているかもしれません」という清水院長。豊富な経験と知識を生かした歯周病治療への取り組みから将来の展望を聞いた。
(取材日2018年3月7日)

健康な歯茎を維持するため、歯周病治療からスタート

どういった患者さんが多いのでしょうか。

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当クリニックでは歯科治療の前に歯周病検査をし、歯周病になっている場合は、必ず歯周病を治してから各種の治療に進んでいます。私の専門が歯周病だということもありますが、来院されるのは当クリニックがこのように歯周病治療に力を入れていることを知った方が多いですね。そういう方は、「詰め物もかぶせ物もできない。入れ歯やインプラントにするしかない」などと言われるような、本当に重症な歯周病の方です。「歯周病は治らない」と言われる方も多いようですが、そんなことはありません。また歯周病を治さないまま治療をしても、土台となる歯茎の健康が維持できなければ、必ず同じことが起こり得ます。ですからどのような治療でも、歯周病治療は欠かせないのです。

先生は、なぜ歯周病を専門にされたのでしょうか。

日本に近代歯周病学を広めた歯周病学のパイオニア的存在である岡本浩先生と大学在学中に出会ったことが大きなきっかけです。岡本先生は歯周病学の総本山ともいえる、スウェーデンのイエテボリ大学で学んだ方です。今でこそ、歯周病は歯垢が原因となって起こる感染症であるということが一般の方にも認知されてきましたが、当時の日本では歯周病は加齢とともに歯がなくなっていく、いわゆる老化の一つと思われており、治らないとされていました。しかし実際はそうではなく、欧米ではデータに基づいた治療方法も確立されていました。海外では治る病気が、日本では治らないと考えられている。その事実を岡本先生から聞き、大きな衝撃を受けたのです。

歯周病治療で重要なことは何ですか。

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歯周病は歯垢内に増殖した細菌による感染症ですから、歯垢のコントロールが重要です。プラークコントロールというのは、別の言い方をするとブラッシングの質を上げ、確立することです。磨いている回数や時間ではなく、きちんと磨けているかが重要なのです。治療というのは原因の除去ですから、きちんとブラッシングをすることでご自身で治療をしているのと同じことになります。ですから、まずブラッシングの重要性をご理解いただくことから治療が始まるといっても、過言ではありません。

正しいブラッシングのための、入念な指導を実践

歯周病治療の流れをお教えください。

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本格的な治療に入る前に、必ずブラッシングの指導をさせていただきます。普段どおりにブラッシングしていただいた後、染め出し液でチェックするのですが、この方法だと歯垢のある部分が赤く染め出され、磨き残しが一目瞭然になります。お口の中を「見える化」することでご自身の磨き方の癖もわかりますし、最適な歯ブラシの角度や磨き方を患者さんごとに指導することができます。このチェックは1回だけだとたまたま磨けていただけ、という可能性もあるため、次回ご来院いただいた際にもさせていただきます。複数回にわたって調べ、正しいブラッシングを身につけていただいてから、症状に合わせた治療に進みます。もちろん治療後のメンテナンスも行いますが、再発を防ぐためにも、正しいブラッシングへの指導は治療の最重要ポイントなのです。

どのような人が歯周病になりやすいのでしょうか。

歯周病の直接的な原因は細菌ですが、その他の原因として、環境因子と宿主因子が挙げられます。環境因子というのは、ブラッシングの状態、喫煙、ストレスなどの、いわゆる生活習慣です。宿主因子というのは、その方の体の状態のことで、糖尿病や白血球の機能異常などが挙げられます。また遺伝も関与しています。歯周病が重症な方のお子さんは歯周病になるリスクが高く、実際に発症率は明らかに高いのです。ですから歯周病の方は、ご自身の歯周病を治療するだけではなく、お子さんの歯周病へのリスクを減らすよう、予防ケアをしていただきたい。当クリニックではそのご指導もしていますし、本来の歯科医療はそれこそをすべきだと考えています。

インプラント治療と歯周病治療の関連について教えてください。

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インプラント治療を希望される方の中には、歯周病が原因で歯を失った方が多くいらっしゃいます。そのため、歯周病にならないようにブラッシングの大切さを理解していただくことが重要になります。また、口腔内が歯周病に侵されている状態でインプラント手術を行ってしまうと、歯周病と同じ状況がインプラントの周囲で起きてしまいます。進行すると歯周病同様、周囲の骨を溶かす事態になりかねないので、当院では歯周病治療をしっかり行ってからでないとインプラント治療に移りません。どうしても歯を残すことができなかった際の第一選択はインプラント治療が最適だと考えていますが、一方で歯周病が重度にまで進行している方は、口腔内にインプラントが4本以上あるとインプラント周囲炎になる確率がそうでない人と比べ15倍高くなるというデータがあります。そのため、インプラント治療は最小限にし、ご自身の歯を残すための歯周病治療に注力しています。

医科との連携による、安心・安全な歯科医療を追求

クリニックの強みや将来の展望をお聞かせいただけますか。

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当クリニックでは医科診療も行っているので医科歯科連携治療に取り組んでいます。近年では、歯周病が糖尿病や心疾患など、全身疾患にも悪影響を及ぼすことがわかっていますが、逆に全身疾患により歯周病が悪化する症例も報告されています。また低体重児出産や早産も、歯周病が関与していると考えられるケースがあります。そのため、術前の血液検査をはじめ、全身の健康までを視野に入れた医科・歯科の両面からのアプローチを大切にしています。さらに、歯の土台の治療という意味で歯周病治療に密接に関連している根管治療についても強化する考えです。新しく歯科用マイクロスコープを用いた根管治療の専門家が治療に加わりますので、例えば従来では神経を取り除いてしまっていたような虫歯も炎症を起こしている神経のみを取り除き、健康な神経を残すことをめざせるようにもなります。患者さんご自身の歯を残すための専門的な治療により注力していきたいですね。

ご自身の健康維持については、いかがでしょうか。

きちんと運動をし、しっかり栄養を取る、この2点です。基礎代謝を維持するために、週に3回程度ジムに通って筋肉量を落とさないようにしています。また、食事は栄養のバランスを考えて取るようにしています。栄養バランスがきちんと取れていないと、いくら運動をしようが、体に良いというものを食べようが、あまり意味がないのです。日本人はどうしても炭水化物が多く、ビタミン、ミネラルが少ないという食生活になりがちです。ですから、5大栄養素をきちんと取るようにしています。また食べる順序も考え、基本的には低GI系のものから始めて、血糖値を急激に上げないようにしています。

最後に、読者へのメッセージをお願いします。

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まずお伝えしたいのは、歯周病は治る病気だということです。そのことは忘れないでください。ですから、もし、「歯周病は治らない」、「重症な歯周病なので、抜歯してインプラントにしましょう」と言われても、諦めないでいただきたいです。何より、歯周病を治さないままインプラントにしても、インプラント周囲炎という病気で、インプラントが抜けてしまうこともあるのです。それから、ブラッシングの重要性を知っていただきたいと思います。「歯医者に行けば治る」と思っているかもしれませんが、歯科医師に丸投げにされても歯周病は完治できません。もちろん歯科医療のプロフェッショナルとして、適切な治療をご提供します。しかし毎日の生活の中で、虫歯や歯周病の原因となる歯垢をご自身でコントロールしていただく必要があるということも、ご理解いただきたいと思います。歯周病でお悩みの方はお気軽にご相談ください。

自由診療費用の目安

自由診療とは

インプラント治療/30万円~

※歯科分野の記事に関しては、歯科技工士法に基づき記事の作成・情報提供を行っております。
カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)については、効果・効能に関して個人差があるため、 カスタムメイド矯正装置(マウスピース矯正)を用いた治療を行う場合は、必ず歯科医師の十分な説明を受け同意のもと行うようにお願いいたします。

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